まるランニングマガジン

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Takemaru Yamasaki マラソンランナー&プロランニングコーチ

都道府県駅伝ラストチャンスレース、高松UD記録会5000m振り返り【2度目の14分30秒台!】

高松UD記録会(2022屋外④)振り返り。

 

 

都道府県駅伝選考ラストチャンス

 

PB続出の大会としてすっかりお馴染みとなった10月のナイタートライアルin屋島だが、普段も高松UD記録会として定期的にレースを開催している。

 

ナイタートライアルは高知県勢にとっても実質、都道府県対抗駅伝の選考レースと言っても過言ではない重要な大会になっており、今年も好記録が続出していたが、ぼくはいわて盛岡マラソンに出場していた。

 

まぁ本業はマラソンではあるのだが、なんとなく勝負から逃げたようなスッキリしない気持ちが残っていた。普段はいいかげんだが、変に真面目な所があると自分でも思う。

 

高松UD記録会の日は、丁度高知県の都道府県駅伝選考の締切日だったので、ラストチャンスレースとしてチャレンジする事に決めた。

 

今回のレーススタートは15時30分とナイターではなくトラックの記録会としては早い時間帯なので、午前中のマラソン教室が終わってから急いで移動。

 

会場の屋島レグザムフィールドには2時間前くらいに到着したので、準備の時間は十分。

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いつの間にかサブトラックも土グラウンドから全天候型に変わっていた。

全国規模の大会が開催できる競技場として着々と準備を進めているのだろうか。

今回のような定期開催の記録会でも立派な競技場が使えるのは嬉しいことだ。

 

ウォームアップすると少し腹痛が。移動中に食べたおにぎり3個は少し多かったかな。

普段あまり走らない時間帯なので、身体の感覚が若干異なる。

 

日差しもまだ強めだったので、もう少し陰ってくれれば嬉しかった。

幸い、風はほとんど無いようだった。

 

 

速い入りで始まったものの…

 

レース開始。

 

お馴染み広島の強豪校世羅高校の選手が中心。

屋島ナイタートライアルと比べると、メンバーが揃っているわけではないが、人数が多過ぎないのは走りやすい部分でもある。

特に高校生が多いと接触が増えることが多いが、初めからそこそこ前方の良いポジションをとれた。

 

少し速く感じるが、いけそう。入りの400mは66〜67秒(2:50/km付近)。先頭は14分10秒台を狙っているか。

 

ダメな時は何をどうやってもダメなものだが、調子が良い時はどんな展開でもある程度なんとかなる。

 

今日は明らかに身体が軽く、よく動く。自信を持っていこう。

1000m通過は2分51秒。入りとしては丁度良いくらいだと感じた。

 

積極的な5名ほどがさらに飛び出し、集団は分かれて、ぼくは大きい第二集団でレースを進める。

無理にインコースはとらず、少し外側をキープ。集団が多い時はこれくらいの位置取りが丁度良い。

案の定、下手なポジショニングで周りに接触してイラついている選手がいたが、こういう選手にはあまり近づかないことだ。

 

2000m通過は5分47秒くらい。非常に調子が良く、集団の流れも良いので、好記録が狙える予感がしてきた。

 

ただ徐々に集団のペースが中だるみに。まだ頑張る所では無いから我慢しようと思ったが、予想より落ちていたようで、3000m通過が8分47秒。

うーん、いつもこれくらいの通過では大幅ベスト更新は難しい。

 

前は速過ぎたし、かと言って後ろでは14分40秒前後のペースになってしまうと集団選びの難しい所だった。

 

おそらく同じように14分20秒台を狙っている選手もいて、上げてくるはずだ。一緒に行くしかない。

 

ぼくはグッとポジションを前に上げ、やはり先頭もペースを上げてくる。すぐに集団はバラけ、4〜5人程度に絞られた。

 

しかしぼくも一気にきつくなる。リスク承知とは言え、焦って急に上げてしまったか。

ラストで切り替える脚は残ってないが、ラスト1000mまでいけばなんとかなるのではないか。

 

必死に耐え、4000m通過は11分38秒ほど。おお、少なくともベストは間違い無く出るんじゃないか?

だが油断は禁物。つける所までつくという気持ちでいったので、ラスト2周で前の3人に離されると、もう後は身体が言うことを聞かないが必死で耐えるしかない。

ラスト1周、13分25秒ほどに見えた。際どい。

 

ラスト200mでほぼ丁度14分00秒、いける!ここの大会は時計が200m毎に設置されてるのも有難い。めちゃくちゃきついが、必死で動かす。

 

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結果は14分35秒97。5月に出した自己ベストをさらに2秒弱更新することができた。

 

マークしていた武村さん等最後まで競り合っていた3人にラスト1000mで9〜10秒離されてしまったのは、いつも通りの課題だ。余力が無くとも、最後の一押しができる状態は作っていきたい。

 

30秒台は以前のぼくにとっては高い壁だったが、一年で2度出せばもう出して当然の記録とは言えるだろう。

 

調子は良かったが、まだ5000mの練習はそんなにできてないし、集団ももう少しイーブンで3000m8分40秒前半で進むレースに出れば14分30秒切りはそれほど難しくはないと思った。

 

都道府県駅伝選考に関しては三谷くんが14:23、久松くんが14:30、さらに関東の大学生も入ると少々厳しいポジションにはなったが、今の自分の全力を出し切ったので悔いはない。

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SAで食べたとり天うどん。

あー、スッキリした。さぁ、次はマラソン・ロードレースだ!

 

 

レース結果

 

14分35秒79(PB・6位)

👟METASPEED LD0

アップシューズ▷ゲルキュムラス23

1000m(だいたい)…2:51/5:47(2:56)/8:47(3:01)/11:38(2:51)/2:57

 

 

NEXT RACE…12/4 NAHAマラソン

 

↓3年連続出場したナイタートライアル。集団が混みすぎるのと、気温が高くなり、あまり高速レースにならない事もありました。

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