3年連続ナイタートライアルin屋島振り返り。
先週コロナワクチンの副反応で寝込んでからはあまり時間が無かったが、刺激も入れてそこそこの状態には仕上げれたと思う。
前回、前々回と自己記録を更新した時も、必ずしも5000mでベストの状態を作れていたというわけではなかった。
当初よりは目標は下方修正しなければいけなくなったものの、2:55/kmペースを目安に、うまく条件の良いレースの流れに乗って好記録を狙いたい。
しかし、例年と比べて日が沈んでも暑く感じることと、前の組もスロー気味になっているという情報が気になっていた。
何かいつも“PBラッシュ”の雰囲気とは少し違う感じがした。
レーススタート、すぐに荒れた展開に
この組の出場者は30名ほどで例年通りなのだが、いきなり200mくらいでポジション取りのぶつかり合い。
手で押したり、肘や足がぶつかったりと。
うわあ、前の組もこんな感じだったんじゃないだろうか。
この時点で、直感的に、今日はあまり記録の出るレースにならないような気がした。入りの400mは72秒(3:00/km)超え。
普段からよく同じレースを走っている高知のメンバーもいるので、ベンチマークとして使わせてもらう。
初めはスローになるなら無理しても、前に行っておくべきだろうか、と少し悩んだが、おしくらまんじゅうが終わりそうに無い。
さすがに3レーンは走りたくない。
今までの経験から、ここは引いた方が後半の体力が温存できると考えた。しばらく集団の真ん中よりやや後ろで待機し、いつでも前に出れる1レーン外側付近を中心に走った。1000m通過は2:56~57、ややきつい。自分の調子の問題というより、この集団の無駄な消耗ではないかと考えた。
徐々に前に出てくる選手が出てペースが上がっていくが、次第にまた下がる、という細かい揺さぶりの繰り返し。
レースの中でのインターバル走は1番体力を消耗するパターンだ。若い衆はタイムを出すレースの走り方をわかっていない。
というか、序盤の流れが悪いと自然とその後の展開もそうなってしまうんだろうな。
過去2回の屋島も序盤から安定したハイペースで進んでいたため、無理に前に出ようとする選手が少なかった。前回までの流れが良過ぎたのであって、大人数の記録会では珍しくない展開ではある。
そんなこんなでなんとか一つの山場である3000mを突破。8:49〜50付近。ベストを狙うにはギリギリといった所の通過で、この時点でどれだけ余力があるかが大事になってくる。
それほど余裕があったわけではないが、ここまで来たら粘って上位もいきたいし、もちろん少しでも自己ベスト更新を目指したい。
やはり激しいポジション取りのツケか、集団はかなりバラけてきたし前を走っていたみたにくんも落ちてきた。
ここは頑張りどころと順位を上げる。10位付近でかなり良い位置までこれた。
しかしここらでぼくもゲームオーバー。後方から抜いていくのも余分な体力を消耗する。ラスト3周付近で明らかに身体がきつくなり、一気に動かなくなった。
ラスト2周からは全く粘れなくなって順位を落とし(みたに君にも再び抜かれる)、最終的には15位と真ん中くらいでフィニッシュ。
タイムは14分52秒72。2年前のセカンドベスト(14:48)にも届かないタイムで終わってしまった。
このレース展開で自己記録を大幅更新したひさまつ君のレベルアップはかなりのもの。
レースを振り返ってみると、「気温が高めだった」、「レースの流れが良くなかった」、「自分の調子が仕上がってなかった」、この3つの要素が悪く重なってしまった結果だと思う。
今年の屋島には”マジック“はなかった。
レース展開も終盤までは自分なりにベストを尽くせたとは思ってるし、タイムも自分にとってはまずまずの結果ではある。
しかし今回は前々から7月の3000mのように劇的な自己記録更新を狙っていたレース。
どんな条件であれ、1秒も更新の“収穫”が無かったわけだから、今回のレースの結果には本当に失望している。
このままでは終わられない。トラックではまだまだやり残している事が沢山ある。
しかしまずは3週間後の金沢マラソンである。
帰りのパーキングで食べた瀬戸内ソフト。
レース結果
5000m…14:52.72(12組・15位)
1000m-2:57/2000m-5:54/3000m-8:50/4000m-11:46
METASPEED LD0
△三年連続PB更新ならず…
レース動画
↓景気が良かった昨年の屋島振り返り。