まるランニングマガジン

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Takemaru Yamasaki マラソンランナー&プロランニングコーチ

焼津みなとハーフマラソンレース振り返り【関東の学生とガチバトル】

焼津みなとマラソン(ハーフ)振り返り。

初静岡レースを楽しみつつも、良いレースをして上位入賞をしておきたい。

 

 

アクセス簡単、雰囲気の良い漁港が会場

 

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ホテルは静岡駅近くで、電車での移動は10分ちょっとで焼津駅に到着。

思った以上にお手軽な移動。


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スタート会場の焼津漁港までは徒歩10〜15分程度。


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会場に着くと、ドドンと船が。港のレース感満載で雰囲気が良い。

広いエリアでアップもしやすいので、準備も快適。ややトイレは混雑気味だったが、少し離れた公園でも使えた。コインロッカーも沢山あった。

 

整列は20分前くらいに行って、ちょうど移動時間に。ここも特に神経質になる事は無いだろう。

関東の大学生が途中で大量に割って前に入ってきた。まぁ実質招待扱いなのだろうし、よいよい。

それにしても思ったより多いな。20人くらい、箱根駅伝を目指す強豪チームの選手と一緒に走る。順位どうなるんだろう。

 

少しややこしいが、他にも大学生はいて、エース級の選手はこれより5分ほど早く「大学対抗ペア」の部でスタートする。

 

高速コースで関東の大学生とガチバトル

 

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レーススタート。

まずは1km3:05/km程度のペースになり、大集団でレースが進む。これはぼくにとっては速すぎず遅すぎないちょうど良いペースだ。

 

関東の大学生は集団でイーブンペースで走るのが得意で、比較的ぼくの走りのリズムが合う感覚がある。

しかも今回はかなり風が強く、力のある選手達に引っ張ってもらえるのは有利な条件だ。

 

ひょっとしたら、今日は思わぬ自己ベストが狙えるかも!?

今回はあまり調子は良く感じなかったが、ひとまずこのリズムに乗っていける所まで行ってみようと思った。

 

しかし良い集団も思ったより長続きせず、5km手前で先頭がペースチェンジ。

集団の後ろの方にいたので反応できずバラけてしまい、ここは無理なく今いる位置でついていこうかと思ったが、思ったよりペースが上がらず、抜け出して前を追いかける事にした。

 

あちゃ〜、前についていけば良かったかな。つい大学生との競り合いで自分の力を低めに見てしまったかもしれない。

5km通過は15分42秒とまずまず。徐々に前を追っていき、4〜9位集団程度で落ち着いた。

 

牽制ばかりしてはペースダウンしてしまうので、10km前後は積極的に引っ張ったが、若干”このまま行くとマズい“ような脚の重さを感じてきたので、10km過ぎからおとなしめのレース展開になった。

 

5-10kmは16分13秒、中間点は33分30秒ほどと、ベストは難しいが、67分台は可能性はあるかな?


www.youtube.com

動画7:30頃、12km付近で結構疲れが出てきている。

強風で牽制も始まるが、序盤からの上げ下げのしんどさが出てきており、集団について我慢の時間帯。

暑さと乾燥で喉もカラカラ。ポカリ給水をとっていたが、今日はお腹の調子もあまり良くない。

 

なんとか15kmまで耐えた。10-15kmは16:32、だいぶ落ちたが、ここまで来たらなんとかなるだろう。

 

終盤にきて駿河台大のランナーがグッとペースアップし、前を行く2人との差が一気に縮まってきた。

おっ、3位が見える位置までポジションアップしてきたぞ!

 

だがぼくもかなりきつくなって離れてしまい、ここからは微妙な順位での粘り合い。

落ちてきた2人、前を追う2人、ちょっと離れてぼく、後ろにもう2人ほど。

 

かなりきつく、左腕が硬くなっても思うように振れないが、もうひと頑張り。

18-19km付近で落ちてきた2人を抜いて5番に上がるも、ラスト1kmはバテバテで後ろで粘っていた選手に抜かれてしまった。

 

(【焼津みなとマラソン2023】ハーフ ダイジェスト - YouTubeより)

 

結果は68分46秒全体6番目でフィニッシュ。タイム的には、やはり向かい風になる所で大幅ペースダウンが響いたか。

 

一般ランナーのみでは3番目、終盤まで一緒に走っていて数秒前だった成田選手は20代で、この大会での入賞は別部門扱いになるという。(先頭は大学生ではなく20代トップの宮下選手で65分台のぶっちぎりだった)

 

成田選手はなんとジョガーから最近本格的に陸上選手としてのマラソンを始めて、”競技未経験からマラソンサブ2:20“を目指しているという。ひょっとしたら凄い怪物と一緒に走ったのかもしれない。次どこかで会うのが楽しみだ。

 

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今回は、運良く30代の部優勝をGET!

やはり優勝カップは特別感があって嬉しい。優勝賞品は冷凍カツオ2本(これを持って帰るのに困った話はまた次回)。

 

とくしま後はあまり強い練習は入れず、調子はもうひとつだったが、走力の近い選手と良い競り合いができて、ちゃっかり部門優勝も獲得と今の状態としては理想的なレースになった。

 

コースは折り返しやカーブは何度かあるものの、道幅が広く、思った以上に平坦で非常に走りやすいコースだと思った。

時期的に風や気温の影響は大きそうなので、もう少し早い時間帯に行えば全国屈指の”高速レース“になるかもしれない。

 

大学ペアのレースで有名な大会ではあったが、公認大会で競技性が高く、運営や会場の雰囲気も良いので、さすが静岡を代表する素晴らしいハーフマラソン大会だと思った。タイミングが合えばぜひまた出場したい。


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大学ペアの部の表彰も。こちらはさすがにレベルが高く、先頭は64分台。高知龍馬マラソンを走った青学の志貴選手も入賞していました。


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ご褒美の袋井メロンジュース。7月向けて、後半シーズンスタートのレースとしては上々の結果となった。

 

(レース前後・移動&観光編に続きます。今回は非常に充実した旅ランになりました)

 

レース結果

 

68分46秒(全体6位・30代の部優勝)

15:42/16:13/16:32/(6.0975km)20:18

 

👟▷METASPEED EDGE

⌚️▷Polar Pacer

 

☆高低差殆ど無いフラットで走りやすいコース

☆アクセス良し、漁港の会場の雰囲気も良い

☆運営もシンプル、ストレスフリーで手軽に楽しめる

△時期的に高温、強風レースになりやすい

 


www.youtube.com

ぼく達より5分前にスタートした大学ペアの部はかなりのハイクオリティな中継動画がYouTubeに残っています。

 

↓前回の初めて走った都道府県レースはNAHAマラソンでした

www.takemarun.com