1月の連戦その③、市町村対抗駅伝振り返り。
今回で再スタートの5区9.2kmの出場は4回連続。区間2〜3位をキープしており、すっかり5区のスペシャリストになってしまったが、それまでも学生時代や故障が治ったばかりの時期にも出場していてかなり失速していた。中盤〜後半にかけてアップダウンあり、岬付近の強風もありなかなか難しいコースなのだ。
近年はふるさと出場の大学生や実業団ランナーも出場しており、実は区間賞を獲ったことは一度も無い。前日高知新聞では“安定感のある山﨑”と紹介された。う〜ん、なんだか微妙なキャッチフレーズ(?)。そろそろ爆発力も見せたい所である。
さて、前半戦を終えて、高知市Aは3位。想定より少し遅れたようだ。例年どおり香南市、南国市、高知市が熾烈な争い。南国市は後半に強力なメンバーが控えている。
5区は11時50分から全チーム一斉スタート。
初めはふるさと出場のシバくんが引っ張り、キロ3分切る程度のなかなか良いペースで進む。
ちょっときつい。ウォームアップした所やや上体に硬さがあったので疲れがあったのかもしれない。
でも我慢できる範囲だ。このまま落ち着けばなんとかなるだろう。
予想どおり少しペースが落ち着いてきた。序盤から遅れてしまった昨年に比べると、集団の力も貰いながら走れているので、結構良いタイムも出るかも。
と、思った矢先…
南国市Aチームがスパート!都道府県のメンバーにも入っていた創価大のたなはしくん、かなり急激な切り替え。何人もいた集団は当然一気に崩壊した。
この時、動物的にぼくはこのスパートに反応してしまった。
前を行く背中を追いながら、若干躊躇もあったが「大学生相手に臆して、何もアクションを起こさないまま負けたくない。強風を考えると中途半端はやめて、無理にでも後ろにつくべき!」
と数秒?の間にこのような考えが頭を駆け巡った。昨年先頭についていけなかった悔しさもそれなりにぼくの判断に影響したかもしれない。
そして、この判断は間違えだった事に気づくのにそれほど時間はかからなかった。
明らかにこのスパートは急激に上げ過ぎ、そしてタイミングが早過ぎた。トラックの10000mレースで5000mがゴールと思ってスパートしたようなもの。力を使い切ったような脱力感に見舞われ、残り5kmほどを走らなければいけないハメになってしまった。
失速したぼくは後ろから追ってきた高知農業の選手にも捕らえられ、少し耐えてものの程なくして離されてしまった。高校生はこのくらいの距離だと後半バテたりするものだが、後ろからみてなかなか冷静で崩れにくい走りができていた。先頭もペースはそれほど上がらずきつそう。様子を見て彼と一緒に前を追っていればまた違った展開になっていたはずだ。
ふるさと出場の選手を変に意識し過ぎ、無駄な力を使ってしまったぼくの方こそビビっていたと言えるかもしれない。
まるRCメンバーも応援に駆けつけてくれたが、強烈な強風にもやられ、後半はかなり辛い走りになってしまった。ヨロヨロ走りでなんとかタスキリレー。
29分10秒で区間3位。28分台で走ったこの2年と比べると少しタイムを落としてしまったが、この走りなら仕方ない。課題の残るレースになってしまった。
ただ振り返ってみると、無難にまとめるレースだけでなく、こういうチャレンジもしてみて良かったと思う。今回のようなレースはフルやハーフではなかなか試せないだろう。やはりぼく的には10kmくらいが競争心を高めれるちょうどいい距離だと感じている。
やはり南国市が後半強さを見せ、そのまま総合優勝。高知市は1分ほどの差で今年も2位、ぼくとしてもチームを勝利に導けなかったのは悔しかった。
次はいよいよ丸亀ハーフ。4週連続レースの締めは、きっちり結果を残す走りをしたいと思っている。
第67回市町村対抗駅伝結果
5区9.2km・29分10秒(区間3位)
高知市Aチーム総合2位
SORTIE MAGIC LT / ターサーソックス / POLAR M430
NEXT RACE…丸亀国際ハーフマラソン
↓昨年の記事