7回目の丸亀国際ハーフマラソン振り返り。
万全の状態で、狙うはSUB-67:00
戻ってきた、3年振り。そして十分に準備ができた状態でスタートラインに立てるのは、初めて67分台を出した2011年以来だ。
近場の大舞台なのに、故障や他の大会との兼ね合いでここ数年は力を発揮できなかった。
自己ベストを大幅更新できるチャンス、ここを逃したら次はいつあるかわからないぞ。
ぼくは強い決意を持ってこのレースに臨んだ。
当日の天気は曇り気味で10℃前後、移動の疲れの心配は何も無い、アップジョグの感触も良い、登録Aの部なので準備、整列もバッチリ。後は自分の力をぶつけるだけだ。
丸亀ハーフは国際陸連シルバーラベル。今年も国内外から錚々たるメンバーが集まった。
レーススタート!
まず目の前で選手が1人転倒。スタートラインまで4秒ほどかかったが、ここで無理をして前に出てはいけない。自然に自分が好むペースの集団が見つかるはずである。
周りの選手はガンガン前に出るが、ぼくでも1kmの通過は3分を切っている。ほぼ最近の10kmレースの入り。これでいい、予想通り8人前後くらいの程よい人数の集団ができた。
しかし、この後若干計算に狂いが。前の選手が何度か細かい揺さぶりをしてきたのが嫌だったので、見送ったらそのまま何人かがガンガン追って集団が分かれ、ぼくが後方集団を引っ張ることになってしまった。マークしていたわださんにも離されてしまう。
5km Point of 2019 Kagawa Marugame International Half Marathon 2019 香川丸亀国際ハーフマラソン 5km地点
※1分30秒過ぎあたりでぼくが映っています。
赤羽のように大きな集団の流れで行けると思っていたので、序盤から意外な展開に戸惑ったが、とりあえず自分のリズムを保ち5km通過、15分23秒。OK、序盤は下り基調、これはぼくが想定していたくらいのタイムだ。
ここからは集団の数があまり多くないためか、ややペースが安定せず、細かいアップダウンで結構きつく感じる所もありながら10kmを通過、31分10秒(この5kmは15分47秒)。
今回は10km通過のタイムを強く意識しており、30分台で行ければと思っていたが、赤羽ハーフとほぼ同じ。しかし下りだったので赤羽の時より若干余裕があるのも想定通り。ここも、これで間違ってないはずだ。
前を引っ張っていた白いユニフォームの筑波大の選手がグッとスピードアップしてきた。
ここは大事な所だと思ったのでピッタリと後ろにつける。他の選手はいなくなり2人になった。
15km通過、47分11秒(この5km15分59秒)。うーん、ここまで前回の赤羽とほとんど同じようなペース、後半の上りを考えるときついが、赤羽は最後で大失速したからまだ行けるはずだ。
とにかく、この選手に連れていってもらおう。まだもう少し力はあるが、ここまで随分疲れた。
終わったら専属ペーサーに使ってしまってお礼をいわなきゃな。ペースアップされたらきついけどこの選手も少し呼吸が苦しそうに感じるけど。
こんな呑気な事を考えていたのも束の間、後ろから大きな集団で走っていたオーストラリアの選手が猛烈なビルドアップで追い上げてきた。そして筑波大の選手もそれについていく。
ああ、待って〜…。ぼくは一緒に走っていたパートナーを華麗に連れ去られてしまった。
このままゴールまで無難にこなそうなんて考えは和三盆のように甘かった。
前半型の日本やアフリカの選手と比べると、欧米や豪州にはこのようなレース展開を好む選手も多い。
ここで無理してもよかったかもしれないが、赤羽のラスト2kmの失速が頭を過ぎり、ここは自分のリズムをキープして、ラスト1kmでペースアップする作戦に切り替えた。
その後も後ろから来る選手に何人か抜かれてしまう。タイムは見ない。
20km地点がどこかよくわからなかったが、ラスト1kmくらいから走りを切り替えた。
2019 丸亀ハーフマラソン (みんな撮り) 1km地点&フィニッシュ前 Marugame half marathon Marugame半程马拉松 마루 가메 하프 마라톤
※ぼくが映っているのは23分30秒過ぎくらい。
競技場に入ると時計が見える、66分台は、ダメだ、せめてベスト…
結果は67分21秒。66分台どころか、セカンドベストに終わってしまった。
ラスト1kmは悪くなかったが、自分のリズムを信じた結果、15-20kmは16分39秒もかかってしまったようだ。
振り返ってみると、2週前の赤羽ハーフのラップと比べ過ぎて思い切って行けなかった所があり、あの時前を追えば…と考えると悔しくて仕方がない。
過密気味の連戦やインフルエンザの影響もあったかもしれないし、細かい言い訳も出てくる。
でも一番は、絶好のチャンスを逃した自分の実力不足である事を結果で突きつけられてしまった。
全力をぶつけて、思うような結果を出せなかった、これは本当に悔しいことだ。
ライバルとの比較や、もっと高みにいる選手と比べて、絶好のチャンスを掴めない自分はなんて弱いんだ、という無力感に襲われてくる。
冷静に考えて、2週間隔でハーフ67分台前半のタイムを出せたのは自分の中では最高のパフォーマンスの一つ。特に15kmまで3:08/km平均で通過できるようになったのは大きな収穫で、最近の後半の崩れは修正可能な範囲のはず。
自分の持ち味は、安定感と亀のように少しづつ前に進み続けること。
しかし日本の陸上界には飛び跳ねるように先を行くウサギのようなランナーが星の数ほどいる。
その中で自分を見失わず、亀の歩みを続けてゴールを目指すのは思ったより困難なことだ。
本当にこの先に自分の望むゴールがあるかもわからない。
それでも…他人との比較ではなく、自分の中にある課題と向き合い、改善し続けていければ、必ず前より強くなれるはず。
また練習がんばります。
第73回香川丸亀国際ハーフマラソン結果
1時間7分21秒(105位)
(5kmLAP)15:23/15:47/15:59/16:39/3:31
SORTIE MAGIC LT / ターサーソックス / POLAR M430
☆2ndベスト
☆コースベスト&最高順位
今年は会場でうどんを満喫
レース後は一緒に走った選手達と話しながらたっぷりクールダウン、いつのまにか7km走ってました。
お腹が空いたので、出店スペースへ。
もちろん、うどん!
毎年どこかお店に食べに行ってたのですが、今年は会場のうどんを食べることにしました。
鳥天うどん、初めて食べましたがこれも合いますね。
違うお店でオススメの梅わかめうどんも購入。酸っぱいものを食べると疲れがとれる感じがしますね。
丸亀名物、もう一つ忘れてはいけないのが骨付き地鶏です。
ぼく的には柔らかいひな鳥が好み。
地鶏で自撮り、をやってみたかっただけです。
おいしそうだった肉巻きおにぎりも購入。もうお腹いっぱい…。
でもデザートは必須ということでサービスエリアで珈琲羊羹食べました。ちゃんちゃん。
前回出場した時の記事↓