まるランニングマガジン

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Takemaru Yamasaki マラソンランナー&プロランニングコーチ

レースで荒療治。第34回春野オープン5000m振り返り

春野オープン5000m振り返り。

 

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課題はスピード

 

レース前の自分の状態はあまり良いとは言えなかった。

昨年はオフシーズン後はショートインターバル中心の練習に偏り過ぎてうまくいかない部分があったので、今年は練習法を変えてみたが、今度は全くスピードが上げれなくなってしまった。厚底シューズを使ってもほぼ全力で1km3分を切るのがやっと。

何年やっても陸上は難しいものだ。

 

レースがスタートすると、昨年のこの大会あたりから連敗記録更新中のひさまつくんが飛び出して、ぼくだけがそれに着く展開。

どうも想定していたキロ3分前後のペースよりだいぶ速い。ひさまつくんはグングン力をつけているし今日も自信があるのだろうか。

1000mを2:53、2000mを5:48で通過。スピードに不安があった所ではあったが、意外とつけてるので、結構良いタイムが出せるような気もしてきた。

2800mくらいで譲ってきたので、素直に前に出る。が、やっぱりきつい。とても最後までもちそうな感じではない。

 

3000mを8分49秒あたりで通過。かなり良いペースではある。後ろにつくひさまつくんもきつそうではあるが、とてもぼくはラストに脚を残せるような余力は無い。

ラスト1000m手前で突き離される。ほぼ国体予選の再現のような展開になってきたが、ぼくの脚は完全に止まっていた。

後ろから足音が聞こえてきて、まず一人抜かれる。続いてラストの直線でまた一人。

3:10/km付近までガクッとペースダウンしてしまったようだ。

 

 

タイムは15分06秒と平凡、順位も4位に終わってしまった。

昨年の同レースより5秒ほど遅く、しかも7月に自己記録を大幅更新した新スパイク(メタスピードLD0)の効果を考えると、あまり自信になる結果とは言えない。


しかしシーズン初戦で3000mを8分48秒で通過できたのは思ったより良かったし、トータルタイムに関しては今の調子でオーバーペースだったのが影響してしまったと思う。

2週間後のナイタートライアル屋島ではこのペースで臆するわけにはいかないので、良いシミュレーションになった。



練習は淡々と積めているがなんとなく調子が出ない、こんな時はやはりレースだ。

他の人の力も借りながら、一度今の自分を無理矢理ぶっ叩く。これで眠っていた筋肉を起こす。

改めて今の課題も確認でき、足りない部分を補っていったりと、これからの練習に活かしていく。

 

さぁ、新しいシーズンの始まりだ。

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レース後は家でベルリンマラソンを観戦(CSテレ朝チャンネル)。

ワールドマラソンメジャーズの華やかな再開は感慨深いものがありました。

 

 

レース結果

 

5000m・15分06秒41(4位)

通過1000m-2:53/2000m-5:48/3000m-8:49

👟METASPEED LD 0

 

NEXT RACE…ナイタートライアルin屋島

 

 

↓昨年の5000mはイーブンペースで進みました。

www.takemarun.com