まるランニングマガジン

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Takemaru Yamasaki マラソンランナー&プロランニングコーチ

実験のスピード強化期間終了。これからどうする?【1500mの失望と、5000mPB】

ナイタートライアル屋島で、スピード集中期間もひと段落。

 

4年ぶりに7月にマラソンを走らず、休養期間中はスプリントトレーニングにも取りいれ、8月中旬以降はずっとショートインターバルを中心に取り組んできました。

 

今までも真夏は量を抑えた練習が中心だったのですが、秋(11月)にマラソンが無いのも5年ぶりで、常にマラソンは頭に入れながら、涼しい場所に遠征してハーフを走ったり、ゴールドコースト合宿をしたり持久力を落とさない工夫をしていました。

その方が結果的に短い距離の調子も上がっている事が多かったです。

 

しかし、“年間を通して持久力重視の練習だけでは、ここから大幅な改善は難しいのではないか?”という疑問は常にあり、今年はマラソンも意識せず、合宿やハーフマラソンも走らず、スピード練習だけでどこまでトラックのパフォーマンスを引き上げられるかというテーマに挑戦してみました。

 

 

https://www.instagram.com/p/CEwTdD9HoR1/

特に重視していたのが、得意とは言えない1500mで”夢の3分台“にどこまで近づけるか、だったのですが、結果マラソン練習が中心だった7月の高知記録会よりだいぶ遅いタイムで、結局4分10秒も切る事ができませんでした。

 

その原因については

 

・長いオフ期間後の準備不足

・ロング系の練習の欠如により、自分の強みである持久力を(一時的に)失ってしまった

・ロードでのショートインターバルが中心で、スパイクを履くと力みが出てしまった

・ショートだけでは1500mレース特有要素には欠けており、ミドル(600〜1000m)をかなり高強度でする練習が必要だった

・右くるぶしの痛みによる練習ストップ

 

といくつか浮かびましたが、何が正しいかはわかりません。

 

一方、5000mは2回走って、日中の気温の高いレースで15分01秒、記録を狙った屋島では自己記録5秒更新し14分43秒と上々の結果を残す事ができました。

慣れている長い距離なら、200〜400mインターバルのスピード余裕度がうまく活かされたのかもしれません。70秒前後のペースがあまり速く感じなくなりました。1500mレースの挑戦も無駄ではなかったのだと思います。

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シューズ選択も、ここ数年は5000mでは色んな筋肉を鍛えるためスパイクを履いていましたが、最近買ったソーティマジックRP5 に変更。足が回しやすく、タータンの感触にも合うような感じがしたので、しばらくこれで試してみたいと思います。

 


2020ナイタートライアルin屋島 男子5000m/11組

 

 

これからどうする?

一旦レースがひと段落し、まだこれからどこへ向かっていけばいいのか定まっていない状況です。

現在、福岡国際マラソンに申し込みをしていますが、定員が80名という東京マラソン以上に狭き門で、未だに出場確定通知もきていないため、いまひとつマラソンで記録を狙うというモチベーションにはなっていません。

 

これまでなかなか出れなかった関東の10000mで記録を狙っていきたいという気持ちもありますが、こちらもまだきちんと出場できるのかわかりません。

 

幸い、8〜9月はスピード練習に集中できたおかげで、しばらくはマラソン練習のような走り込みに集中してもどちらにも対応できるという自信はできました。

 

今は練習を淡々とこなし、出れるレースで結果がついてくればいい、という感じであまり力まずやっていきたいです。 

https://www.instagram.com/p/CFRrjIPnUZO/

 8月には初めてのトラックイベントを「まるトラックカップ」を開催。今月第二回大会も行いました。今自分に何ができるのか、行動しながら探しています…

 

www.takemarun.com

ラソンレースが無い場合もロングランは重要なトレーニング。