今回は予告通りライドシリーズの続編、エボライドのレビューを書いていきます。
モデラートペースに最適
まずこの靴の魅力は、新世代シューズにも関わらずリーズナブルな事で、大体9000円前後では購入する事ができます(旧作、セールだともっと安く)。
新感覚な高機能シューズであるグライドライドと比べると、エボライドは従来の靴にかなり近く、足入れ感も良好。とても心地よくフィットします。
走ってみてすぐ感じたのが、自分にとっては遅いジョギングと、スピードを出すインターバルトレーニングの間、モデラートペース(4:00~4:30/km)で使うのに適している靴というのがわかりました。
見た目は厚めに感じますが、接地感は地面をしっかり捉えている感じがあり、柔らか過ぎず硬過ぎずといった感触です。
特徴的なつま先上がりのゆりかご構造もグライドライドと比べるとだいぶ抑えられており、いつものシューズの感覚ですんなり走れるのですが、こちらもハマってくると自然に転がるように足が前に出てピッチが上がってきます。
軽い分、スピードも上げやすいので、ゆっくりしたスピードから始めて徐々にペースを上げるビルドアップ走にも適していると思います。
このシューズには、靴の機能が干渉してくるような感じはほとんど無く、クッションも反発も丁度良いので、ぼくにとっては全てが凄く快適に感じました。
アシックスらしい新世代シューズ
スッキリした見た目通り、クセが無い使用感がアシックスらしく嬉しく感じました。
必要なサポートはしっかりあるので身体に厳しいという事はありません。それでいて安価でコストパフォーマンス抜群。
ぼくにはこういうシンプルなシューズが合っているようで、エボライドを履いて走るモデラートランの日がとても楽しみになっています。。
ただスロージョグだともう少し重くて安定感のある靴、3:30/kmに近いペースだともう少し軽くて反発のあるターサーシリーズの方が走りやすく感じるため、ぼくにとっては用途が狭くなってしまう欠点はありました。
今の所、ゆっくりしたジョグよりはリズム良く走りたい時や、ロング走のダメージを抑えたい時に使っています。
まとめ
レビュー点数…A
◯クッション、フィット感、接地感
-軽量性、耐久性
△反発、グリップ
用途…ステディ〜モデラートペース(ぼくの場合3:30~4:30/km)
ゆっくりジョグでも使える、トラックのスピード練習には軽量性、反発等少し物足りないという印象
(レビューはあくまで"自分に合っているか"を基準に決めています)