お伊勢さんマラソン振り返り。
飛行機、船、電車と乗り継いで夜到着。
高知から伊勢市への道のりは遠い。夜遅くに松坂市のホテルに到着して就寝。コンビニに行くのが面倒だったので、朝食はカップ麺の自動販売機にあった「どん兵衛」にした。
電車で五十鈴川駅に移動。さらにバスに乗って「三重県営サンアリーナへ」。前日から割と移動がややこしかったが特にアクシデント無く会場に辿り着いた。
とりあえず記念撮影。
準備は広いアリーナの観客席でできるので楽ちん。今回のレースは6000人規模という事で、イメージよりランナーが多く感じられ、トイレや整列の移動は慌てたが無事整列も完了。
脚に優しく気持ち良い芝生のウォーミングアップエリア。
3週連続の強風のレース
スタートして普通に飛び出すと、5人程度のランナーがついてくる。
まずは様子を見ながら走っていたが、すぐにぼくを合わせて3人のランナーに先頭集団は絞られた。
事前に優勝候補と聞いていた宮本選手と山田選手。
広い自動車専用道路に出ると、かなり強い向かい風になったので、つかれるのは嫌だなぁと思ったが、ペースアップしても離れず、極端に落としても前に出る様子は無い。
ただ、相手もそれほど自信は無いのかなとも思った。
先週はは風で消極的なレースになってしまったし、今日は最後まで引っ張って勝ち切る日と腹を括ろう。
5km通過は16分36秒。向かい風だけでなく、ペースを落としたのもあってマラソンペースより遅い入りに。
ここからはそこそこのイーブンペースで押していく。
野口みずき杯 中日三重お伊勢さんマラソン | イベント | 伊勢志摩観光ナビ - 伊勢志摩観光コンベンション機構公式サイト
7-8km付近でコースの1番の見所、タイムスリップしたような景色の「おはらい町」に。
この部分は800mほど続き、やや石畳が走りにくいものの、途切れない応援スポットにテンションが上がった。そして伊勢神宮前を通る。
5-10kmは16分24秒。自分がまだ余力を残して走れるペース。
ここからも上りでは少しペースアップを仕掛けたりしてみたが、離れる様子は無し、沿道に手を振ったり余裕もありそう。さてどうしようかな…。
10-15kmは16分20秒。野口みずき金メダルロードを越えて、再び自動車専用道に入って終盤戦へ。
ペースが速くないので芯にまでダメージはきてないが、連戦が続いたためかかなり疲労感なあってしんどくなってきた。
今度は強い追い風になり、アップダウンでじわじわペースアップを仕掛けて遂に1人が脱落。
いよいよ宮本選手と一騎打ちになり、さらにペースアップを試みたが、18kmで一気に苦しく脚が重たくなってきた。
ペースダウンを余儀なくされ、ラストでの敗北が頭をよぎる。
ラスト1km付近で最後のターン。ここで再び強い向かい風に。
どうせ負けるなら試してみるか…。
ぼくはジョギング並みにペースを落として死んだフリで、先頭を譲る。
あちらも引き離そうとはせず、相当にペースダウンしたままラスト勝負へ。ここで体力も一気に回復。
再び追い風になる最後の直線200mを全力で走って勝つ事を決意した。
ぼくはラストの短距離走には全く自信が無い。しかしこの時だけは、勝てると確信するイメージを膨らますことができた。
気持ちで、勢いで競り勝つ…!
目論見はあたり、見事4秒差で優勝をもぎ取ることができた。
自分にとっては苦手と思っていた展開で勝てるのは凄く嬉しい。
考えてみると、ラストの苦手意識から早めに引き離さないといけないと、常に力んだ状態で走っていたのかもしれない。時には一旦休んで力を溜める意識も必要だ。
もちろん今後も同じような内容でそう簡単に勝てるとは思わないが、レース展開の幅が広がったような気がする。
立派な楯をいただきました。
レース結果
68分58秒(1位)
5km…16:36/16:24/16:20/19:38(5k16:05)
☆初三重レース、初優勝!
☆中部地区全走覇
◯ややアップダウンや風の影響は受けるが全体的に走りやすいコース
◯シンプルながら見所もしっかりある
◯陸連公認大会
次回は三重移動・観光編。セントラル空港からの高速船、松坂牛や桑名市等
↓中部地区走覇はやはり愛知から始まりました。