まるランニングマガジン

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Takemaru Yamasaki マラソンランナー&プロランニングコーチ

8分40秒通過の壁…。ナイタートライアルin屋島2023振り返り

ナイタートライアルin屋島5000m振り返り。

 

タイムを狙う大会として定着したこの大会。中四国から強豪ランナーが集まる。

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レース開始は19時05分。教室を終えて移動し、2時間前に会場のレグザムフィールドに到着。

小雨の状態だが、ウォームアップのサブトラックも全天候型になり安心。


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さらになんと今回は初のウェーブライト導入という力の入れっぷり。

国際レースでもお馴染みとなった設定通りに光のペーサーが導いてくれるテクノロジー。

 

初めて生で見ると、かなり見栄えがよく、確かにこれは観戦する方には楽しい要素なのではと思った。しかし実際自分が体験して有効に働くかは未知数。

 

ライトは1レースで複数のペースが設定でき、今回ぼくが走る最終10組は1番遅い設定でも14分20秒(2:52/km)と高速ペースだった。

 

14分20秒(2:52/km)ペースにチャレンジ


www.youtube.com

(レース動画)

 

心配された天気も小雨で好条件と言えそう。

レーススタートしてやはりライトのペースを目安に集団のペースについていく。

少し近くの高校生ともつれたが、そこまで悪くない最初の位置取りだと思った。

 

だが、序盤からこの速いペースがズシンと腹にダメージがくる。

ポジションが落ち着き、走りに集中できていたら楽にならないかと期待したが、ウェーブライトのペースは当然の事ながら機械的な一定ペースを刻んでいくので、身体が全く休む暇がなく無慈悲に体力は消耗させられていく。

同じ集団を走る久松君や武村さんにはついていきたいので、易々と撤退はできない。

 

2600mから徐々に後退していき、集団から数秒離れて3000mを8分41秒で通過。

3000m通過で臆してペースダウンした5月の絆記録会と同じ轍は踏みたくない。

 

どうやら前の集団もきつそうで、少しづつウェーブライトから離れている。まだ3秒程度の差で追いつけるかも。

ここが我慢のしどころ、落ちてきた選手を1人拾って終盤の復活に望みを懸ける。

 

しかしやはりペースは確実に落ちており、単独走の時間が続いた事で余裕も無くなってしまった。タイムを見ると14分40秒台ペースに落ちてきているのがわかり、気持ちもダウン。

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結果は目標からは程遠い14分47秒69。順位も後ろから数えた方が早く悔しい結果となってしまった。

一応シーズンベストではあったが、内容的には絆記録会とほとんど同じ内容だった。

特に今は”3000m8分40秒通過“の壁にぶち当たったと感じている。

 

今回はそこそこ調子も上がっていたが、ここから先はしっかり練習で裏づけのあるスピードが無ければこれ以上記録を伸ばしていくのは難しい。

 

それでもこのレベルに挑める事や、追いかけるライバルがいることにもワクワクしている。

 

強くなって、この先の世界を見にいくぞ。

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次の日は四万十川ウルトラマラソンの応援へ。

大会関係者の皆さん、本当に長時間おつかれさまでした!

 

 

レース結果

 

5000m・14:47.69(20位)

 

(1000m)2:53/2:52(5:45)/2:56(8:41)/3:01(11:42)/3:05

 

👟METASPEED LD

 

↓前回のナイター屋島。振り返ると調子が今ひとつの割には悪くなかった。

www.takemarun.com