まるランニングマガジン

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Takemaru Yamasaki マラソンランナー&プロランニングコーチ

ゴールドコーストハーフマラソン観戦記(&マラソン前日の準備)

ゴールドコーストマラソン・土曜ハーフの部付き添い&マラソン最後の準備編。

 

 

ハーフマラソンが土曜開催に。

 

前回大会から土曜がハーフ、日曜がマラソンと開催日が別になりました。おかげでどちらも程よく走りやすい時間帯になったのと、観戦的にもどちらも楽しめる個人的にはナイスなアップデートです。

 

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朝食や間食には、出発前に「もち処黒岩」でいただいたカステラやどら焼き。

米粉が入っているのでモチモチ食感もあって最高においしいのに加えて、お腹にも優しいのでコンディション整えつつのエネルギー補給に有効活用させていただきました。

 

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4時半に送迎車に乗ってレース会場へ。豪州代表のブレット・ロビンソン(オセアニア記録保持者)、ライアン・グレッグソン選手(1500m代表)と一緒に移動。

高知から海外レース初参加の三谷選手のサポートでぼくも同行させていただきました。

1500m3分52秒、5000m14分23秒の持ちタイムを持つ有望な若手ランナーで、ハーフの経験は殆どありませんが、今回は幸運な事にほぼエリートに近い扱いでサポートしていただきました。目標は67〜68分で走れれば成功かなというイメージ。

(ちなみにぼくが2016年にハーフを走った時は67分51秒で17位)

 

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プール会場でウォーミングアップの模様。

気温は10℃ほどで寒すぎるという程ではありませんが、季節的に冬というのもあり5時台で辺りは真っ暗です。



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整列はエリートランナーの真後ろのシードスタート。直前の”流し“スペースもあって直前まで余裕で準備できました。

スタート時のBGMはサンドストーム(ヴァンダレイ・シウバの入場曲)が流れて、ぼくもテンションが上がってきました。

見てるだけでもレースの雰囲気は気分が高揚するというか、緊張感がありますね。

 

レーススタート。先頭は日本vs豪州勢、女子はアメリカ代表選手が出場


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レース前のサポートを終えたぼくはアップ場の待機室に戻り、中のテレビでライブ中継を観戦。先頭集団でレースを作るのはやはり頭抜けたPBを持つブレッド・ロビンソン選手と、旭化成の茂木選手。

 

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女子先頭は、アメリカ代表のキーラ・ダマート選手が、男子ペーサー(元五輪代表選手のベンセントローレンス選手)のスピードに乗って、非常に速いペースで5km通過(15分51秒)。

一方、三谷選手は5km通過15分39秒と好調な出だしでしたが、単独走になり近くに競る選手がいない状況。これはそのうち女子先頭グループに追いつかれるかもと思いました。


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やはり10km付近で吸収されてしまいました。この集団は非常にリズム良く走っているのでうまく利用できればラッキーと思いつつも、後半は初め脚を使った分のダメージがきて失速してしまわないか心配。


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ダマート選手が驚異的なペースで走っているのもあって中継に何度も映る事になり、15km通過もしっかり確認。1km3:10/km付近を維持できているようです。

よし、ここまでくれば67分台付近は間違いないはず!

 

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男子先頭は大方の予想通りロビンソンvs茂木選手となり、終盤までもつれ込んでロビンソン選手がラストで突き放していました。さすがです。タイムは62分台。

 

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三谷選手は、ペースアップした前のペーサー集団にはやや離されてしまったものの、まだ余裕はありそう!レースを楽しんでいるようでした。

 

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ダマート選手は後半も一気のスパートを見せて、なんと衝撃の全米記録更新!男子でも15位に相当する凄まじい走りをゴールドコーストで披露してくれました。

来月のブダペスト世界選手権マラソンに出場する予定でかなり仕上がっており、ひょっとしたら優勝候補なのでは?と感じました。

 

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三谷選手は少し遅れて、ギリギリ66分台に滑り込む66:57!(19位)

自己記録を大幅更新し、想定以上の好記録で走る事ができました。

 

ダマート選手には惜しくも遅れてしまったものの、初めからペーサー集団についたのでは少々レースとしては面白味に欠ける所もあったので、序盤からチャレンジしていった事、海外レースやハーフの経験が乏しい事を考えるととても良い内容だったのではないかと思います。


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実は三谷選手にとってずっと憧れのランナーだっというロビンソン選手と記念撮影。

国際的なトップランナーとの交流もゴールドコーストマラソンの魅力です。

 

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選手控え室にて。以前はフルマラソン以外の完走メダルは小さかったですが、立派なものになっていました。

他にも10kmやジュニア向けのより短い距離もあり、色んな種目が楽しめるのもこの大会の特徴です。ハーフも走りやすくて初心者にもオススメかつ、競技者にとっては日本のロードシーズンとは反対の時期にベスト記録を狙えるのもいいですね。


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マラソンの女子招待選手の山口遙選手と。

日曜のマラソンに出場するランナーでハーフを見に来ていたのはぼくくらいかと思いましたが何名か来ていました。

 

ここでぼくも最後の30分ジョグを終えて調整練習も全て終了。後はスペシャルドリンクの準備をするくらいです。

 

午後はスペシャルドリンク作成、ルールミーティング


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少し休んでから、この日のランチは以前よく行っていたイタリアンのお店。


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以前はなんとランチは全て半額!だったのですが、今は18ドルに統一されていました。

ですがボリュームがたっぷりで味もしっかりして美味しいので、ここもレース前後のエネルギー補給にはオススメです。


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その後はスペシャル(パーソナル)ドリンクの作成。

飾りも用意されており、普段はあんまりごちゃごちゃつけないのですが、目立ちそうな金色のストローをくっつけてみました(本番では1回失敗した以外はしっかり取れました)。

 

自分用のドリンクはエリートでなくとも、その下のカテゴリーであるシードとプライオリティランナーも置くことができます。


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その後はテクニカルルールミーティングに出席。日曜の朝の気温はやや暖かめで、行きの15kmとラスト5.5kmが少し向い風になるとの事。

ペースメーカーの設定は第一集団がコース記録の7分台狙い、次が2時間10〜11分台、次が2時間19〜20分狙いと空いてしまうのが悩み所。(4年前に出た時は2時間16分狙い集団がありました)

 

細かい条件も確認できるのはレース前に有難い部分です。

 

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準備完了!今回は本当にゆったり時間を使って準備できました。

 

日曜レース日、月曜帰国編に続く…

 

↓ハーフマラソンレース結果

Results List

 

↓レース振り返り記事はこちら

www.takemarun.com