遂に実現した高知発ゴールドコーストマラソンツアーの長くてあっという間だった全6日間の旅を詳しく振り返ってみました。
日程等、興味ある方は色々と参考になるのではないかと思います。コーヒーでも飲みながら、じっくりとお楽しみください。
- 6月29日木曜日・高知→高松→成田
- 6月30日金曜日・ゴールドコースト到着
- 7月1日土曜日・10kmレース日
- 7月2日日曜日・マラソン(&ハーフ)レース当日
- 7月3日月曜・帰国、成田で一泊
- 7月4日火曜・成田→高松→高知
- スケジュールまとめ
6月29日木曜日・高知→高松→成田
高知からの海外マラソンの道のりは遠い。
まず、高知発と言ってもHISのサポートのツアーは成田からスタート。
ゴールトコーストは成田~ジェットスターの直行便が飛んでいてとても便利なのだけど、高知にはLCC(格安航空会社)がないので、成田までの移動はかなり非効率に時間とお金がかかります。
ジェットスター高松空港~成田の便は最近15時からの便が増え、頻繁に行われているセールで購入すれば往復8000円程度で行けます。国際線の時間にもバッチリ。
ただ欠航や遅延等の対応は少し心配でした。
高松空港でうどんを食す。長い道中、せっかくなので楽しもうではないですか。
総勢11名、相乗り車でゴトゴト高松空港まで移動し、特にアクシデントも無く成田空港第3ターミナルに到着。
名物の陸上タータントラックが敷かれている成田第3ターミナル。ランナー的にはテンション上がりますよね。
コンパクトで効率的な構造をしている成田第3ターミナルもチーム高知で集まればあっという間にひろめ市場状態に。食べたり飲んだりして出発まで時間を潰しました。
手荷物検査を終えると、谷川真理さんに遭遇しご挨拶。実はエリート&ゲストランナーの遭遇率が国内大会と比べると圧倒的に高いのもゴールドコーストマラソン遠征の魅力。
さらにワクワク感は高まりいよいよ21:05出発。ドキドキ。
6月30日金曜日・ゴールドコースト到着
ゴールドコーストのフライト時間8時間~8時間半ほど。乗り物での座っての睡眠が苦手な体質なのでここは結構きつい。
機内食が時間を潰すには丁度良い。いつものように機内で英語の勉強は3分くらいしかしませんでしたとさ。
LCCのジェットスターでも、ツアーでの参加の場合は基本的に2回の機内食やアメニティ付きとプラスコースになっているので初心者も安心。
機内食は炭水化物多めにしようと思ったので、フライドライスを選択。ベジタリアン向けなのか、本当に米だけみたいな感じでしたが。
隣のメンバーが食べていたポークの機内食。こっちの方が美味しそうな気もしましたが、まぁ誰かの食べてるのは美味しそうですよね。
到着!どうですかこの景色!日の出!と言いたい所だったけど、手前まで珍しく直前まで雨が降っていてやや曇り気味。ガクッ。幸いこれからグングン天気は良くなってくれました。
いつものまるRCの仲間達と大好きなこの地に降り立った事には感動抑えきれなかったけど、やっぱり文化・価値観も違う異国を楽しんでもらえるかという不安も。
ツアーの送迎バスに乗って移動。ぼくの不安をよそに、ガイドさんは紫外線がウン倍とか、物価が高いとか、オージーは時間にルーズなのに待たされるのは嫌いとか、なぜか着いて早々豪州に関するネガティブ発言を連発。
空港から市内までは30分ほどと近い。ホテルに荷物を預けると、まずは受付が始まる10:00までに一番高い展望台Q1へ。
どうですこの景色!
どうですこの景色!パート2
どうです!パート3
その後はオシャレなカフェで軽い朝食。ここまでは完璧な計画。
受付会場でアクシデント発生。なんとぼくのゼッケンが…無い!
エリートアスリート扱いになっており、記者会見の会場に運ばれてしまったとか。こんなの初めて。
4年目でこの大会流れにも慣れていただけに、慌ててしまいました。 しかももう会見は始まってるらしい。
みんなも待たす事になるし、ダッシュで記者会見が行われる会場へ向かう。
といいつつゼスプリブースのキュウイを食べてからダッシュ。
幸い、会見が行われる隣のカジノには行った事があったので、ほとんど迷う事無く記者会見に辿り着く事ができました。
となりの席にいたのはリオ五輪女子マラソン7位のデシ・ダビラ・リンデン選手(ハーフに出場)とハンソンコーチ。海外マニア的には堪らない場面だ。
せっかくの機会ではあったけど時間が遅くなりそうだったので、やむをえず、日本事務局の方に今のぼくの状況や待遇がどうなっているのか確認し、途中で抜けさせていただきました。
そんなこんなで受付会場近くの有名イタリアン・ジェミリ(金曜のみランチ営業アリ)へ。
ランチ時間ギリギリになってしまい、みんなもういいやモードになってたけど「ヤダヤダみんなと一緒じゃなきゃやだ~」とぼくが駄々をこねて全員で行く事に。
パスタとピッツァとワインに舌包みを打ち、得意げな顔。でも気づいたら女性陣は超イケメン店員に釘付け。ジェミリはイケメン率も高い。
風格があるのにぼくより5つも年下らしい。クスン。
ぼくもヒゲを伸ばしてダンディーなイケメンコーチを目指そう(帰国後断念)。すぐにヤキモチを妬くのが相変わらず大人げない。
夜はオプショナルツアーで有名な土ボタルを初体験。美しい自然のプラネタリュウム、基本写真NGなのでぜひ実際に体験してみてくださいね。
7月1日土曜日・10kmレース日
10kmレースメンバーの応援に。HISツアーで応援も送迎、テントで待機できたのでラクチンでした。
種目が沢山あり、色んな人がランニングを楽しんでいるのも雰囲気もゴールドコーストの好きな理由の一つ。
美しい日の出と共にゴール。
レース後は動物園付きレジャーパークのドリームワールドへ。
急遽午後4時からのテクニカルミーティングに出席する事になったので、もうコーチはドリームワールド行くのは止めた方がいいとみんなが言うにも関わらず、また「ヤダヤダぼくも一緒に行きなきゃやだ~」と駄々をこねてついていく事に。
まずは絶叫系の「ザ・ジャイアントドロップ」という乗り物へ。119mジワジワ昇って、さらに頂上で何十秒かジラされて一気に叩き落されるというもの。
ギィヤアアアアアアアアアアァァァァァ……
落ちてる時は死んだかと思いました!
・The Giant Drop - Standing 119M High (39 Stories) | Dreamworld
4年目にしてコアラ抱っこも初体験。
実はシドニーとかメルボルンではコアラ抱っこはダメで、クイーンズランド州と西オーストラリア州(パースとか)の動物園だけなんです。
男らしいコアラの像と。なんかしょーもない事やらされてしまいました。
途中休憩中にスペシャルドリンク作り。なんとなくシュールな光景。
みんなにもつきあってもらって受付会場のあるブロードビーチにそのままタクシーで移動。
大人数だとタクシーの移動が割と便利で、運転手さんも親切に連絡をくれたり時間前に来てくれたりして、無事スペシャルドリンク預かり時間にも間に合いました。
ここで名前を書き、色のついた飾りもくれます。
15時半からテクニカルミーティングに出席。ペースメーカーの紹介とか、注意事項とか、当日のウォームアップエリアや給水の事とか。チョコチョコルールが変わってるみたいで、川内さんが隣の席で説明してくれました。
たっぷりやり尽くして帰った夜は、ビーチ側のロードで少し走った後、 レース前最後の夕食。またパスタとピッツァ。好きだから全然いいけど。
7月2日日曜日・マラソン(&ハーフ)レース当日
レースレポートについては詳しくはコチラの記事をご覧ください。
仲間達と海でアイシング in Gold Coast.ずっと続けばいいのに。#ゴールドコーストマラソン #gcam17 #まるRC
レース後はHISテントでカレーや豚汁、フルーツを貰ったりリラックス(エリートアスリートエリアでもマフィンとコーヒーを貰ってきましたが)。
応援したり、川内選手のフォトセッションに参加したり、また「みんなで海でアイシングいきたいいきた〜い」と駄々をこねたりしながらタップリ満喫して、14時頃にシャトルバスでホテルまで送迎してもらいました。
夕方は日本事務局主催の軽食付き完走パーティに参加。
お店の中は演奏も行われて結構凄い音がする。参加できなくなってしまった川内選手からはメッセージと、なぜかレモンが抽選のプレゼントに提供されてました。
最後はまるRC打ち上げで近くのQTホテルのちょっとリッチなシーフードビュッフェへ。生ガキとかピッツァ(またか)とかカレーとかスイーツとか色々堪能しましたよ。
帰ったらホテルで2次会的なお喋り。
今回泊まった「マントラサンシティ」は長期滞在にも使えるコンドミニアムタイプのホテルで、特に最大5名用の大部屋はとても広くて快適。宴会もできそう。夜景も綺麗で優雅な時間を過ごせました。
7月3日月曜・帰国、成田で一泊
帰りの飛行機は朝10時45分発。7時頃ホテルロビー集合なので、あまりやる事も無くちょっと中途半端な時間。
そこでお迎えにきてくれたHISの運転手さんにまた僕が「ヤダヤダ最後にビーチに寄らなきゃ帰りたくな~い」と駄々をこねて途中で美しいローカルビーチに寄っていただきました。
もうこれで、思い残す事は無い。
さらばゴールドコースト。
機内では、相変わらずほぼ寝なかったけど、なんというかこういう時間も名残惜しい感じがして、あっという間に日本に到着してしまったような気がしました。
しかし成田に着いてまさかのニュースが。
帰りの飛行機は月曜日中にはどうやっても間に合わないので成田のホテルで一泊、しかしなんと火曜日に台風がほぼ直撃コースで帰りが大変危ぶまれる状態に。
みんなもお疲れモードで不穏な空気が流れる中、ぼくがまた「ヤダヤダ最後はトランプして遊ぶんだ~」と駄々をこねて夜はトランプ三昧。
7月4日火曜・成田→高松→高知
メンバーの人がナイトマーケットで買ってきた不思議な感触のハッピーマッサージ。オーストラリアのアスリートの間でも流行っているそうです(大ウソ。普通に日本でも売ってるみたい)
結局朝もババ抜きで時間を潰してからホテルをチェックアウトし、結局正式にアナウンスされたのは「遅延」約2時間半遅れで、経路を変えて飛ばすとのこと。
やるじゃないか、ジェットスター。なにかあればあっさり欠航になってしまうのではないかと思っていたけど、これならこれからもそれほど心配する必要は無さそう。
家に辿り着いた頃にはすっかり真っ暗になっていました。
全6日間、ヒヤヒヤする事も色々あったけど、無事事故も無く全ての日程が終了。
終わりが名残惜しかったけど、本当に、本当に楽しかったです。
ぼくの夢に付き合ってくれたみんな、本当にありがとうございました。
See you next year…
スケジュールまとめ
[6/29木曜]
10:00~まるランステ集合し相乗り車で出発
12:00高松空港到着、昼食
15:00高松→16:25成田
第3ターミナルで食べたり飲んだり
21:05成田発
[6/30金曜]
6:55ゴールドコースト到着
ホテルに荷物を預けた後、Q1展望台(14:00ホテルチェックイン)
10:00受付スタート(受付会場まではホテルからトラムで15分程度)
記者会見に出席
遅めのイタリアンランチ🍕
18:55土ボタルツアー
22:00ホテル到着、就寝
[7/1土曜]
6:30・10kmの部スタート
終了後送迎バスでホテルへ。近くの海の見えるカフェで朝食
10:00~14:00タクシーで移動してドリームワールド(レジャーパーク&動物園併設)
14:30そのまま受付会場に行き、スペシャルドリンク預かり。
15:30テクニカルミーティングに出席
[7/2日曜]
6:00ハーフマラソン(バス迎え4:40頃)
7:20フルマラソン(バス迎え5:15頃)
レース後は軽くクールダウン後、応援。テントで昼食をとりながら休憩。
12:00川内優輝選手フォトセッション
海でアイシング
14:00頃シャトルバスでホテルへ帰る
16:00-17:00軽食付き日本事務局アフターパーティー
19:00シーフードビュッフェでまるRC打ち上げ
[7/3月曜]
7:15ホテルお迎え
ローカルビーチに寄り道
10:45ゴールドコースト発
18:55成田ホテルで一泊。トランプで遊ぶ。
[7/4火曜]
12:55成田※台風の影響で遅延して15:30発に
高松~高知、解散