まるランニングマガジン

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高知のマラソンランナー・山﨑竹丸が走る事をもっとディープに楽しむ情報を発信していきます。まるランニングクラブ代表

情熱とロマン、日本選手権クロスカントリー振り返り

日本選手権クロカン振り返り。

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今回はレースが午後開催という事で、滅多にしない飛行機でレース当日移動。少し甘く見ており、危なく当日受付の時間に遅れそうになったが、なんとかアクシデント無くスタートラインにつけた。

 

3月の世界クロカン選考もかかるこの大会、男子シニアは2kmコースX5周の10Km。

この海の中道海浜公園クロカンコースを走るのは、高校時代、前の「福岡クロカン」という名称の大会だった時に走った時以来でおよそ12年ぶり。もうあまり覚えていないが、高校の時はレースで芝生を走る経験なんてほぼ皆無だったため、非常に苦しんだ記憶がある。一緒に走った同級生のライバルにも負けてしまったな…。

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レーススタート、クロカンレースは最初はバーッと一斉に駆け出し激しいポジショニング争いが始まる。これがいきなりしんどいが、あまり無理をしないようにした。

 

コースの難所その①、スタートしてすぐ、急な坂を一気に駆け上り、駈け下る「ビッグパワーヒル」。

まぁ、イメージどおり普通にきつい。全身にグッと負荷がくる感じ。インパクト的にもここが一番印象に残っており、昔走ってきつかった時の記憶を思い出す。余裕が無いと下りもうまく身体がコントロールできなくなる。

 

1周目はここを下るとすぐ、道が狭くなり混雑して前に出れなくなる。

と言っても実力的には後ろの方なのでそんなに無理して前に出る事も無いのだが、足が詰まりリズムが狂う感覚があったのでもう少し前のポジションを確保しておいても良かったかな。

 

1km地点を通過、やはり海の近くだからか風がとても強い。

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コースの難所その②細かいラクダのコブのようなアップダウンが続く「キャメロンヒル」に突入。

ここはそれほどきついとは思わなかったが、少し接地のタイミングを間違えると下りでドシーンと落ちて全身に強い衝撃がかかってしまう。

 

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コースの難所その③、人工的な砂が敷かれてある「サンドセクション」。

1周目はここで大きく足をとられてビックリした。そういえば大迫選手は外側から回っていたな。

2周目から外から行ってみると、土が少なく確かに楽だった。余分な大回りになるのでこの辺りは好みの問題だろうか。

 

2周目以降からは少し前を走っていた山梨学院大学の選手が良い感じに順位を上げていたのでお供させていただき、少しずつ順位を上げていった。

 

大分合宿から大量に参戦していた青学の選手を始め、力のありそうな選手が前から落ちてくる。

一度抜いた選手は大体思ったより呆気なく離れていったので、やはりクロカンレースは一度失速して脚にくると取り戻すのは至難の技なのかもしれない。

 

そういうぼくもかなり身体が痺れるような(少し中距離レースに近い感覚)疲労が出てきて、山梨大の選手から少し離されてしまったが、落ちてきた選手は拾えていたので、なんとか気持ちを切らさず走る。

ラスト1周!

 

青学の選手2人と競り合いながら、ラストスプリントで弱気にならないように、結局最後は負けたけどギリギリまで食らいつくことはできた。

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結果は80位。中盤〜後半にかけて結構抜いたように思ったので、もう少し良い順位かと思ったけど、スタートがだいぶ後ろだったのかなぁ。

32分32秒というタイムもいまひとつピンとこないが、先着した選手の多くは5000m14分前半、10000m30分前後だったので、健闘できたのではないかと思っている。(クロカンはトラックの持ちタイムの勝負ではないと思うけど、やっぱり目安としてね)。

 

きつかったが、終わってみると楽しかった。気持ち的には高校の時失速したリベンジができたような気がする。

 

序盤から1500mのようなきつさがずっと続くと思うとかなりハードだけど、やっぱりハーフとかよりはあっという間に終わったように感じた。ぼくにとって10kmという距離はスピード刺激を入れるには丁度良いくらいの距離なのだろう。

 

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レース後は余韻に浸る間もなく、会場の使用時間の関係で、あっという間に撤収しなければいけなくなった。クロカンでダウンジョグくらいしたかったのに。ぼくの会場到着が遅れてしまったのもあるが、バタバタと駆け足で終了し、大会としては全国テレビ中継があったとは思えないくらいアッサリした雰囲気だった。

 

クロカンのタイムは一応目安にはなるが、公式記録にはならない。そして日本トップレベルが集まる大会で世界クロカン選考はもちろんのこと、TOP50に入るのさえ難しい。

そこにあるのは、ぼくの中にある、ただただ純粋な情熱だけだ。

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もちろんクロカンは世界中のトップランナーが取り入れている有効なトレーニングだし、最もらしい理屈をつけることはできる。

でも、陸上を始めたばかりの頃、本で読んだ世界に広がっていた芝生を駆け回るランニングの世界。うまく言葉にできないが挑戦してみたい何かがそこにあるのだ。男のロマンと言ってもいいかもしれない。

 

できればこれからもずっと、この情熱を追い求めていきたい。

 

 

日本選手権クロスカントリー結果

シニア男子10km32分32秒(80位)

 

 LD JAPAN / ターサーソックス / POLAR M430

 

☆クロカン日本一決定戦。競技者ランナーなら一度は挑戦すべし!

 

次回はニッチな高知〜福岡飛行機移動レポを紹介。

 

 

芝生のランニングに興味を持った方は誰でも出れるひろしまクロカンのレポもどうぞ。

www.takemarun.com