まるランニングマガジン

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Takemaru Yamasaki マラソンランナー&プロランニングコーチ

忍者と一騎打ち!今年も刺激的過ぎた久喜マラソン振り返り【Yahoo!ニュースデビュー】

今年もやってきました久喜マラソン

 

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大会の主役はもちろん地元のスーパースターで公務員ランナーラストレースとなる川内優輝選手…

 

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いいや、このオレだ!

前回王者でポスターの表紙となったぼく。もちろん狙うは二連覇。

 

順位に含まれないゲストランナーも混ざっているが、強豪が集まりなかなかハイレベルなレースになりそう。

 今年も川内選手はコスプレ衣装で挑むという。ハンデマッチではあるがボストンチャンプに2度目の勝利をおさめるチャンスでもある。

 

 

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大会前日、今回は行きのみLCCジェットスターを利用(春休みなのであまり安くなかった…)。

夕方着で暗くなってくると道を間違えたりしながらもなんとかホテルに到着。まぁそんなにクタクタになったという事はなくコンディションも良好。

 

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大会当日。

パンフレットの表紙ももちろんぼくである。

 

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久喜マラソンは定員等規模が大き過ぎず小さ過ぎずで丁度良く、運営の仕方も無駄がなくて”ランナーファースト”なのがとても好印象。今年も広いグラウンドでしっかりアップし準備ができた。

 

 朝は穏やかな天気で絶好の条件に思われたが、スタート時間が近くなるにつれて応援の旗が大きくなびくほど風がかなり強くなっていた。

 

レース開始直前にいよいよ姿を表した川内選手の格好はなんと忍者!

 

おお、かっこいい。なかなかクオリティの高い衣装。実はぼくも名前が忍者っぽいだけに以前からちょっとやってみたいと思っていたが先にやられてしまった。

 

しかし直感的に、「昨年のパンダよりは速いんじゃないか?」とも思った。これはやばいかも…。

 

 

レーススタート!

 

 

国内主要マラソンでも先頭集団についていくお馴染みのトップ市民ランナーまきのさんと神戸マラソンで日本人トップだった塚田選手が飛び出す。

 

なんとなく今回は前の飛び出しに対応して自分のリズムを崩すよりも、冷静なレース運びをした方が良いと感じたため、無理せず第2集団で走る事にした。


久喜マラソン大会2019速報! ハーフの部2km地点 先頭から最後尾まで

初めはゲストの平成国際大の選手、忍者、さらにプリキュアさんまで混ざりなんだかカオスな集団になっていたが、3km付近でペースが落ちた所でぼくが前に出ると、思ったより早く忍者を含む3人の集団に絞られる。

ペースが合っていると感じたのか、忍者は徹底的にぼくをマーク。ぼくも前に2人選手がいるのもあり、必要以上には気にせず自分の走りを貫く事に決めた。

 

大体のタイム・調子の目安に5km通過は15分57秒。良くも悪くも無い感じだ。

比較的折り返しやカーブはあるコースなので、引っ張っていると風の向きがコロコロ変わるのがかなり走りに影響した。

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ぼくは時折風に苦しめられながらも淡々と距離を消化。5-10kmは16分13秒

後ろのプレッシャーも感じていた。

 

忍者はゲスト扱いで順位がつかないという事もあり、実はそれ以上に気になっていたのがもう一人ついていた関東でも名の知れた強豪のつちや選手。

これは最後にやられてしまうかなぁ、と思っていたけど、いつもはペースが落ちがちな15km過ぎから少しだけ走りを切り替える事ができ、つちや選手は引き離すことができた(連戦であまり調子は良くなかったようだ)

 

時折きつくなって表情も歪んでくるが、最近取り組んでいる肩周りをほぐすエクササイズの効果があってか、上体はリラックスして走れていた。

 

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前はちょっとは見えてるけど、追いつくのは難しそう。いよいよ忍者との一騎打ちに。

18km付近、ついに忍者が初めてぼくの前に出てきた。

これは明らかにスパートの合図。やすやすと離されていくぼく。

あぁ…やっぱり忍者では勝てなかったか。まだ余裕があったのかな。こんな格好をしていても正体は世界のボストンチャンプ。後半勝負で勝てるとはとても思えない。

 

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そしていよいよ最後の山場である橋のアップダウン、昨年と同じくここが向かい風も一番きつく大幅なペースダウンを余儀なくされる(後でGPSのオートラップを確認するとここだけ3:30/km近くに落ちていた)。

 

あれ、あまり離れてないぞ?ラスト1km、忍者の足運びも鈍くなっていた。

やはりきついんだ。ここに来て後半上げたい所で汗を含んだ衣装が全身に絡みついてきているはず。

まだ諦めては…いけない!珍しくラストで不思議な力が湧いてきた。

 

あと少し、グラウンドに入り忍者は目の前。ひょっとしたら少し油断しているかもしれない。

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うおおおおおおお…

 

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最後はトラックレースのように胸を突き出してゴール!決してポーズをキメているわけではない。

 

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いつも以上に勢いよく倒れこむぼく。一体どっちが勝ったんだ…?

 

忍者「最後のスパート凄かったですね!危なかったです!」

どうやらぼくが負けたようだ。同タイムだったが胸の差で忍者が先にテープを切った。

コスプレハンデマッチ、2連勝はならず。

 

レースの優勝者はやはりスタートダッシュの勢いで逃げ切ったまきのさん。ぼくはゲストを除くと2位という結果になり、二連覇も逃してしまったが、まきのさんとはさすがに力の差があり(なんと前の週ソウルマラソンで2時間14分台を出したと聞いてビックリ)、この順位には納得している。

 

レース内容も強風の中で第2集団で大半の距離を引っ張り、タイムを昨年より約40秒縮める事ができ目標の長野マラソンに向けて良い手応えを掴むことができた。

 

親しみやすい雰囲気がウリの久喜マラソンではあるが、ぼくにとってはいつも刺激的過ぎる経験を与えてくれる。


川内優輝『忍者』で公務員ラストラン! 第4回久喜マラソン 2019.3.24

 

 

久喜マラソン(ハーフ)結果

 

68:52(2位※ゲスト含む全体4位)

5km15:57/16:13/16:21/(6.0975k)20:19

 

SORTIE MAGIC LT / ターサーソックス / POLAR M430

 

〇昨年以上の強風レース。特に18km過ぎのアップダウンは強い向かい風になりやすく最後の山場。

(応援してくださった方や大会関係者の皆さん、沢山レース中の写真を撮っていただきありがとうございました。)

 

☆ヤフートップニュースデビュー!さらに週刊ランナーズにも取り上げていただきました。

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まぁヤフーニュースに関してはぼくのことで掲載されたわけではないのですが… (^^;)

 

【週刊ランナーズ】公務員ラストラン・忍者姿の川内選手と競り合ったランナーは…… - RUNNET - 日本最大級!走る仲間のランニングポータル

 

 

 

レース後、打ち上げ、観光編

 

 

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レース後は今年も川内選手のトークショー開催。忍者衣装のまま。

プロランナー転向に向けて、やっぱり世界中を旅できるという話を一番楽しそうに語ってくれました。


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大会の進行はコンパクトで無駄が少ない印象。出店もあまり多くなく、大会が終了するとササっと撤収している感じでした。


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レース後は今年もらき☆すたの人気キャラかがみんと記念撮影。

 

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順位は落としましたが、今年も普段から愛用している大塚製薬の製品を中心に実用的な賞品を沢山いただきました。

 

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川内選手が走った世界のマラソンのゼッケンが展示されているスペースで記念撮影。これはスペインの大晦日ロードレースの!これはイギリスのハーフマラソン!マニア心をくすぐりますね。


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レース後は昨年も参加した久喜マラソン打ち上げ。お馴染み渡部兄弟さんの芸もより磨きがかかっていました。

 

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打ち上げ後は川内鮮輝選手(以下よしきくん、今回は故障のため3kmの部にファンラン出場していました)に色々とマニアックな観光地に案内してもらいました。

走った後はやっぱり温泉。おお、これは…

 

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(HUNTERxHUNTER27巻 冨樫義博集英社

少年ジャンプ好きにはたまらないネーミングの温泉です。

 

 

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敷地内の観音様のおかげで温泉が湧いてきたと言われているようで、お参りできる所もあり、独特の雰囲気が魅力です。また泉質も非常に高いそうです。

 

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 ▷百観音温泉 埼玉県東鷲宮 源泉かけ流し 美人の湯

 

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レース翌日。朝に再び忍者…ではなく素の姿のボストンチャンプと一緒にジョグさせていただく幸運に恵まれました。

その後はまたよしき君に連れて行ってもらい、川内三兄弟が幼少期にお母様からスパルタ指導を受けたという公園に行ってきました。

 

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現在はあまり人もおらず、少し寂しい雰囲気になっていました。過ごしやすそうな公園でしたが。

全てを見渡せる周回コースになっているのが特徴で、ひと時たりとも手を抜けなかったとか。

 

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その次は川内優輝選手監修のクロスカントリーコースへ。

 

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ぼく的には川内選手の給水ボトルについているのでお馴染みのキャラ、コバトンも。

 

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やはり高知にも距離表示をつけたり親しみやすいランニングコースがあればもっと文化として定着していくように思います。

 

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昼食は「アジアンレストランナマステJapan」という、なんとなくテーマが絞り切れてないけど響きの良い名前のお店へ。チーズナンが食べ応えバツグンで楽しかったです。

食べながらよしきくんからなかなかインパクトのあるポーランド遠征の話を聞かせていただき、また海外マラソンへのワクワク感を膨らませていた事でした。

 

今年も楽しかった久喜遠征もいよいよお別れ。よしき君には本当に色々とお世話になりました。

故障はランナーにとっては一番辛いことだけど、しっかり治してまた同じレースで走れるのを楽しみにしています。

 

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帰りはJALの最終便で、少し遅延もあったものの無事高知に到着。

忍者との激闘もあり疲れたけど、今年も充実した久喜遠征になりました。

 

濃密な思い出が詰まった場所、久喜にまた戻ってくれる日を楽しみにしています。

 

この後胃腸炎で人生初の入院。レースレポの更新が遅れてしまい、ご心配おかけしました。

www.takemarun.com