まるランニングマガジン

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Takemaru Yamasaki マラソンランナー&プロランニングコーチ

"スーパートレーナー"の利点をフル活用、SUPERBLAST(スーパーブラスト)2レビュー。

今回はSUPER BLAST2(スーパーブラスト2)のレビュー。

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欧米で人気爆発、"スーパートレーナー"の利点とは。

 

後半レースペース近くまで上げるような強度の高いロング走を行う時、最近のシューズは滑りやすい、グリップ性能がイマイチのものが多いという悩みがありました。

特に7月のゴールドコーストマラソン目指してトレーニングする時は梅雨時期の走り込みは必須。

 

ソールの厚みが増し、反発や足を保護する性能を高めていけば安定性は多少犠牲にされる上に、濡れた路面への耐性等は二の次になってしまうのは仕方ない事かもしれません。

メタスピードシリーズのようなレースシューズは3万付近の価格で競技者向けに細部まで気を遣っているので、もちろんグリップ性能も問題ありません。

 

カーボンシューズをロング走にも活用するランナーは少なくないのですが、耐久性や身体のダメージ、トレーニング効果を考えて、"スーパートレーナー"を試してみるのも良いかなと考えました。

 

"スーパートレーナー"とはスーパーブラストに代表されるような定価2万円以上のプレミアムなトレーニングシューズの事で、ただクッションや反発が凄いだけでなく、耐久性や軽量性、グリップと全てが高水準に作られているのが利点です。

近年欧米のランナーの間で急激に人気上昇しています。


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米国代表のクレイトン・ヤング選手等、アシックス契約のプロ選手にとってロング走でスーパーブラストというのは定番になりつつあります。

 

定価は24200円(税込)と、前作より2000円アップ。トレーニングシューズとしては最高級の価格でクリックにはなかなか勇気がいりますが、ここはエリートランナーの使い方を真似するのが手っ取り早い。

 

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厚みは45mm、レース用の厚底シューズを大きく上回る厚みです。

METASPEED PARISシリーズのFFブラストターボプラスを採用。カテゴリー的にはジョギングシューズの一種になっていますが、最上級レースシューズと同じ高反発かつ超軽量な素材を使っています。

重量は27.5cmで約250gとノヴァブラストと同じくらいで、前作より厚くなった分やや重さは増しています。

 

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まず足を入れての履き心地も、手頃な価格のトレーニングシューズと大きく異なります。

優しく包まれるようなクオリティが高く繊細な編み方。アッパーが軽量でペースを上げやすいのは勿論、長い距離を走るのも快適でストレスが少ない。

 

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ソールには評判の良いアシックスグリップを採用。

これが本当に、大満足!雨でも全く滑りません。

また耐久性も抜群で、この写真だと色的にわかりにくいかもですが、半年以上ロング走で使用した状態で目立った擦り減りはありません。

 

ちなみに誤解する人もいそうですが、カーボンプレートは入っていません。"スーパー"と言っても、速く走るのに特化したシューズではないので身体への負担は大きくありません。

 

ロング走を中心に使用した感想。

 

マラソン練習での30km以上の走り込みを中心に使用。

前作も試し履きした事があったのですが、重量と厚みが増した分、重いと感じる程ではないものの、やや軽快さに欠けるというか、足が回しにくく感じました。

反発の強さを活かして、気持ちゆったり弾んでリズム良く歩幅を広げるように意識すると走りやすかったです。

1番期待していたグリップ性は、まさに望んでいた通りのもので雨の日でもガンガン走り込む事ができました。

後半脚が疲れにくいのもあり、靴と走りが馴染んでくるにつれて後半はマラソンレースペース近くまで上げても問題無く感じました。

良質で分厚いクッションに守られ、30km以上走った後の脚の状態もかなりフレッシュ。

あまり追い込みたくない時、適度に心肺に負荷をかけるつなぎ的な中強度練習にも良さそうです。

 

総じて、"スーパートレーナー"に相応しい使い勝手の良いシューズだと思いました。

 

 

誰にとっても"超使える"シューズなのか?

 

一方で、トレーニングシューズには適度な硬さを求めるランナーも多く、実業団や箱根駅伝を走る学生ランナーも走り込みで使う靴「硬くて"レスポンス"が良い、淡々とリズムを刻めるものにする」、という意見を目にしました。

そのようなスムーズな接地や走り方の技術を学ぶのに"スーパートレーナー"が適しているとは言い難い所です。

ジュニアの学生やトラックや駅伝等短い距離がメインのランナーにとっては必須ではないと思いますし、どういう場面で使えばいいのか疑問に感じるかもしれません。

 

沢山の距離をこなすマラソンランナーのトレーニング、体重が重い人、とにかく良い靴で怪我を防ぎたい人、マックスクッションが好きで最先端な技術を楽しんでみたい人、といった感じに目的がハッキリしている方が良いのかなと思いました。

 

自分の場合は週1回行うロング走に特化して使用し、ロードで質の高い走り込みをした後でも脚に嫌な重さが残らない感覚が気持ち良くて好きです。

 

 

まとめ

 

評価...B+

◎クッション、反発、耐久性

◯グリップ

-重量

△価格、安定性

 

用途...走り込み向きで、ペースアップにも対応しやすい。

後半上げるロングラン、有酸素ラン+ファルトレク

 

スーパーブラスト2

 

 

↓初代のレビュー。こちらの方が好きという人も一定数いるようですね。

www.takemarun.com