まるランニングマガジン

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Kochi Marathon Runner Takemaru Yamasaki Official Blog まるランニングクラブ代表 Marathon 2:18:59(2019)/Half 67:17(2019)/5000m 14:48.22(2019)

厚底スーパーシューズ問題についてぼくの考えること

スーパーシューズ問題が世界中で凄い話題になっていますね。

 

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ぼくとしては、数年前までの大好きな陸上競技の世界に戻ってほしいです。
好みのシューズを履いて、後は限りなくピュアに近い肉体の勝負だった時代に。

 

いち競技者としてだけでなく、いちファンとしても、トップランナーのパフォーマンスを純粋な気持ちで楽しめなくなってしまったのが正直な所です。

 

また、特にここ最近のナイキ社のコンセプトには首を傾げる事がしばしばあります。

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▷メアリー・ケイン(2014年世界ジュニア金メダリスト) がオレゴンプロジェクト在籍時の酷い扱いについてナイキとアルベルト・サラザールを批判 – LetsRun.com Japan 

サラザール氏は「選手をモルモットとして使った」 USADA会長が非難 写真2枚 国際ニュース:AFPBB News 

▷【ドーピング問題】女子1500メートル覇者ディババのコーチ逮捕 ホテルの部屋に禁止薬物の痕跡 - 産経ニュース ※アデン氏はナイキと公式に契約しているコーチ

 

ナイキの陸上競技にかける情熱と技術力の高さは驚嘆に値しますが、どうしても今のシューズの進化と、ドーピングスキャンダル、スポーツを逸脱した勝利至上主義を完全に切り離して考える事ができず、素直に応援する事ができません。

 

このままの科学の進歩を推し進めて、人間の限界を引き上げる事、シューズメーカーの開発合戦が過熱していく事が陸上競技にとって正しい道とは思えないのです。



道具の規制は技術革新にとっても必ずしもマイナスな事ではありません。今回の議論は特定のシューズだけの問題ではなく、今までの陸上競技、そしてスポーツの歴史に則り、何らかの明確な「線引き」をする時期になったのだと思っています。

 

 

 

道具の規制について語る時、読んでおきたい記事

どうしてもこの件に関しては、色んな感情が入り混じりうまくまとめる事ができず、ただ少しでも今の気持ちを書き留めておきたいと思いました。最後にオススメの記事をいくつか紹介させていいただきます。


今回の事が道具のルール作りがどうして大切なのか、スポーツ、そして走ることの価値についてより多くの人が考えるキッカケになれば幸いです。

 

▷果たして厚底シューズは規制されるのか?|Sushiman|note

▷果たして厚底シューズは規制されるのか?②|Sushiman|note

 

▷道具が記録を更新しても、人はさらに超えてゆくだろう|八田益之|note

 

高速水着や厚底シューズのような新技術を禁じる際のラインは、「人間ってスゴイなぁ!」と思えるか否かのお気持ち問題である件。 : スポーツ見るもの語る者〜フモフモコラム

 

ヴェイパーフライ規制の流れについての私見 | 元ネトゲ廃人が福岡国際マラソンを目指すブログ

 

▷陸上競技におけるシューズ規制について私の考え | Muchi no chi - 楽天ブログ

 

今月末には世界陸連が結論を出す予定です。現在最も有力とされるのがソールの厚み制限(ぼくもそれが妥当だと思います)ですが、全く規制がかからない可能性もあります。

 

運命の日は近づいてきました。

 

 

追記…

大方の予想通り、新たなレギュレーションが発表され、その内容は既に市販されたシューズは保護されたものの、未来のさらなるパフォーマンス向上シューズが競技をかき回す事態は避けられた…と思いきや。

信じられない事に、ナイキ社から販売された問題のシューズは新ルールに全て則った形で発売が僅か数日後に発表されました。


改めて、ぼくの大好きだったマラソンは、陸上競技は、もうとっくに壊れていた事がわかりました。

諦め、それを受け入れるのと同時に、もう自分自身が記録を伸ばす事への情熱が少しづつ冷めていくのを感じています。

それでも走る事は大好きなので、これからはもっと自分自身と向き合って走り続けたいです。