今回はNimbus Lite 3(ニンバスライト3)を紹介します。
定番のメガクッションシリーズの軽量版。確かなクオリティ。
ニンバスライトはアシックスストア限定(直営店やオンライン)のちょっとレアな、言わばアシックスマニア向けのシューズ。ちなみにカヤノライトもあります。
値段も高めだったのですが、最近は頻繁にセールを行なっていたり、いつの間にかAmazon等でも購入できるようになったりとより身近な存在になりました。
アスリートやコアなファンからの評価も密かに高く、ずっと気になっていました。
箱がスペシャルな感じ。元々のコンセプトのひとつに、「環境に配慮したシューズ」ということで、リサイクル素材を使用したメッシュアッパーを使用しています。
横から見ると、凄くシンプルな作りに見えます。
外から見えるゲルや、内側への倒れ込みを抑える固いシャンクもありません。
最近主流のバウンス感のある反発素材のFFブラストではなく、以前からある軽量なフライトフォームが使われています。
裏のソールを見ると、やはり同じ”ニュートラルタイプ“(クッション重視)のニンバスやキュムラスと同じ系統の作りであることがわかります。
ただ、柔らか過ぎたり不安定という事はありません。その辺のバランスの良さはアシックス。
ニンバス24と外見の比較。
ニンバスの方が複雑な層に分かれており、アシックス最新の保護機能が搭載されていま
むしろキュムラスの方に近いのかと思ったのですが、ニンバスライトの方が明らかにソールの厚みがあり、クッションのフワフワ感は上です。
名前の通り、ニンバスより20〜30g程度軽くなっています。
実際使用してみて。アップテンポにも対応した使いやすいデイリートレーナー
足を通すと、ニンバスシリーズの売りである足全体が雲に包まれるような優しさは健在。なおかつアップテンポにも対応しているためか程よくキュッとフィットする感じも良いです。ヒールの部分も分厚くブレにくい。
そしてランニングを開始すると、なかなか軽く、シンプルな作りなのでクセがなく軽快に足が前に進みます。
モチモチと気持ち良い感触のニンバスと比べると、わかりやすい主張は無く、確かにアスリートに好まれそうな無駄の無い接地感です。
ただ脚を保護するしっかりした厚みのクッションは感じるので、ぼく的にはスピード練習というよりは、ゆっくり〜モデラート(ジョグより少し速めのペース)ランに適しているかなと思いました。
同じくクッションタイプでシンプルな作りのキュムラスと比較すると、ニンバスライトの方がクッションの厚みのためか、程よく浮くような反発があり、自然とストライドを伸ばしやすく感じます。
・近いタイプのシューズ履き分け
キュムラス…やや薄めであまり反発もないので、足の感覚を確認したい時、主にWarm-up
ニンバス…クッションや保護機能満載なのでしっかり脚を温存したい時。
ニンバスライト…適度にペースを上げやすいので、リズム良く長い距離を走りたい時
どのシューズもよく履くので明確ではありませんが、気分に合わせて大体こんな感じで使い分けています。
まとめ
◯クッション
-反発、接地感、安定性、重量、価格
総合評価…B+
適正ペース…ジョギング〜モデラート走(ぼくの場合は4:00〜5:00/km)
個人的にはフワフワ感を演出する従来のニンバスの“面白味”を加味して、それを削ぎ取った分マイナスとさせていただきました。
クセが無く、幅広いレベルの人に使いやすい良シューズです。
・しっかりしたジョギングシューズより、少し軽いものを履いてみたい初心者
・脚はしっかり守りたいけど、保護機能が多過ぎるのは好きでない競技者
・ニンバスやフワフワクッション系シューズのファン
・ちょっとレアで他人と被りにくいシューズを履いてみたい
という人はぜひ一度試してほしいです。
↓通常版ニンバスレビューはこちら。