まるランニングマガジン

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Takemaru Yamasaki マラソンランナー&プロランニングコーチ

ロックンロールサンノゼハーフマラソン2025レース振り返り【TOP8!】

 

 

 

絶好の条件!

 

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着いてから時差ボケに悩まされた2日間だったが、レース前夜はグッスリ寝れて朝4時15分頃起床。体調は良い。レース開始は8時。

 

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朝食はTrader Joe's(スーパー)で買ったチョコパン、バナナ、ヨーグルト、コーヒー。

友人宅からサンノゼまで車で20分程度。前回のシドニーマラソンの反省も活かし時間に余裕をもって準備できた。

 

 

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6時半頃に会場に到着し、徐々に空が明るくなってくる。アメリカはサマータイムもあり、この時期の日の出は7時頃と遅め。

気温は13℃付近で安定して微風で絶好のマラソン日和

(昨年は熱波の影響で朝も20℃近くなり、レース前日に急遽スタート時間が30分早くなった)


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レース前に記念撮影。昨年は応援のみだった友人も今年は一緒にハーフを走る事に。

ウォームアップもしっかりできて、荷物預かりもスムーズに終了。

余裕を持ってユニフォームに着替えたので待ち時間は若干肌寒かったが、エリートランナーは直前まで身体を動かせるエリアもある。

海外レースは普段とは違う心身の負担はかかってくるものではあるが、レース当日の条件については言い訳できないくらい完璧でレースが楽しみになってきた。

 

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メールで送られてきたエリートランナーのメンバー。

昨年よりビブナンバーが前の方になっており、完全に持ちタイム順なのかは不明だが、調べても前回よりは少しレベルは落ちているように感じる。

上位に入れるチャンスかつ、より先頭集団のペースも噛み合うかもしれない。

 

 

先頭集団で確かな手応え

 

スタートしてすぐ、先頭は10数人ほどの集団になった。1人だけ集団を少し抜け出して前に行っている。

ペースは3分05秒付近と思われる。集団のリズムが心地良く、2~3kmで「今日は良いレースができるぞ」という感覚を掴む事ができた。細かいペース変化にも脚がよく反応している。

 

ただ、まだ集団の人数が多いので、上位に入るためにはもう少し絞れてくれるとありがたい。

5km通過は15分32秒。昨年と同じくらいだが、まだ集団の中で余裕もある。ベリーグッド。

 

この後、数人の選手がペースを上げ、集団が2つに分かれた。

思い切って前にいくか少々迷ったが、ここは安定したペースの後ろを選択。

人数をかぞえると、今の集団は7〜10位集団。ここから離れなければトップ10は固い

 

5-10kmは15分47秒で、10km通過は31分19秒。これはベストに近い記録も可能ではないか?まだ自分の走りの感覚、集団のリズム共に非常に良い。

 

ぼくを含む4人の後方集団を引っ張るタバコリアン選手がかなりうまく引っ張ってくれており、自分もペース維持に貢献しようと一旦前に出てみたが、お構いなしにガンガン行ってくれたので無理せず任せる事にした。

 

コース上にある米国特有の1マイル毎の表記がハーフマラソンという距離には丁度よい目安になり、ぼくはマイル毎に5分(3:07/km)をなるべく超えない事を目標に走り続けた。

 

途中で前から落ちてきたロン毛をチョンマゲのように結んでいる個性的な風貌のラド選手を追い抜き6〜9位に浮上。いいぞいいぞ。

 

時折呼吸が荒いBIB5のメディナ選手がグッと前に出て、また集団の後ろに戻るを繰り返しており、余裕があるのかないのかよくわからないが、おかげでペースも落ちずに進んでいるように思えた。

 

しかし10-15kmは16分09秒と思いの外ペースダウン。8mile(12.8km)あたりから距離合わせのためかグルっと回るようなカーブが多くなり、知らず知らずのうちにペースが落ちていたのだ。

目安となる1マイル5分も10秒程オーバーしつつある。ベストは難しいにしても、ここまで来たらなんとか66分台は出したい。

 

ペースダウンを考慮してか、集団のリーダー的存在だったタバコリアン選手がスパートをかけてきた。

ここからまた自分でペースを上げれるとは強い。

 

4人の集団は同じくらいの間隔でバラけ、ぼくはその最後方で9位の位置に下がる。

 

さすがに余裕しゃくしゃくでこのハイレベルなハーフを走り切るのは難しい。1番きつい勝負どころだ。

それは他の選手も同じ。やはりあまり余裕の無かったメディナ選手をとらえ遂に8位までランクアップ。

 

よし、ここまで来たらまだまだ最後まで前を追うぞ!次は長身のマーグティック選手が目標。

とても良い流れで、この勢いなら後半もペースを上げれるのではと思ったが、徐々に脚が重くなってきて、前との差が縮まらない、徐々に開いていくように感じられた。

 

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心肺はまだもう少し余裕があるように感じられるのに、脚のリズムが一致しない。

このあたりは、まだハーフのための後半ペースを維持する練習はあまり積めてないのが出てしまったかもしれない。

 

13マイルの看板の所で時計を見て、66分36秒くらいだっただろうか。とっさに計算できないがとにかくギリギリなので全力ダッシュするしかない!


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結果は67分07秒。順位は途中自分で確認していた通りの8位だった。

良い流れだっただけに66分台に持って来れなかったのは悔しいが、丸亀ハーフ以外のコースでは最速タイム。今の状態としては満点に近い走りができたと思う。

昨年の記録を1分以上更新、順位も4つアップ。気象条件、メンバーの違いはあるが、かなり手応えの感じられる内容だった。

 

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夏場にジムのトレッドミルで距離を稼げた事、9月中旬から練習の内容が良くなってきた事がそのままレースで発揮できている。

昨年は秋に思うような走りができず苦しんだが、この勢いで今年はトラックで結果を出したい。

まだ調子を上げていく準備段階の中、2度目のアメリカ遠征で最高の走りができたのは本当に嬉しかった。

 

 

レース結果

67分07秒(8位)

▷METASPEED EDGE PARIS

 

5km...15:32/15:47/16:09/(6.0975k)19:38

 

⭐︎アメリカレース初のトップ10入り!

⭐︎丸亀ハーフ以外での最速タイム

 

 

サンノゼ観光

 

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レース後の完走賞。

基準タイムを突破しているエリートランナーは参加費無料で、上位の賞金や年代別賞は用意されてないものの、参加者としての恩恵を全て得られるのは実にありがたいです。

一応大会のレベルを引き上げる役目は果たせたかな。

本当に走りやすくて、運営もスムーズな大会なのでまた何度でも出場したいです。

 

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コースだけではなく、大会会場ステージでも大会名物のロックライブが行われています。

なかなかの音響で、走り終えた参加者の方々もノリノリ、その場にいるだけで楽しくなりますね。

クイーンのドント・ストップ・ミー・ナウが始まって大盛り上がり。


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完走したランナーはビブスについている引き換え券でビールやシャンパンとアルコールも楽しめます。


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せっかくなのでサンノゼで昼食を食べるため、レストラン街の「サンペドロスクエア」へ。

高知県人的に言うとサンノゼのひろめ市場的な場所だそうです。

 

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高知の柚子を使ったお店を発見!


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休日を楽しむ人達で賑わっていました。


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完走のご褒美にピザを注文。窯で焼いている本格派、パリパリもちもちでうまい!


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腹ごしらえをした後は、歴史のあるセントジョセフ大聖堂を見学。


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中も立派で美しく、火照った心身が清められました。海外の教会見学はとてもオススメです。


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サンノゼ名物のストリートアートを発見。凄い描き込みに圧倒されます。

 

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その後は車で移動してこの辺りで1番大きなシューズショップへ。


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その後は広大な土道が広がる牧場&馬小屋見学。


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レース後はだいぶ内臓も疲れていましたが、散歩していると徐々に回復してきて小腹が空いてきたので、楽しみにしていたハンバーガー屋へ。

カリフォルニアで大人気の「In-N-Out Burger」は素材に拘っており、注文してからその場で作るバーガーとポテトが絶品。シンプルな味付けで飽きがこず、値段も手頃で何度でも食べたくなります。

 

 

レース内容にも満足で、気分良く観光できて大変充実した1日になりました。

アメリカ遠征もあっという間に明日が最終日。

 

〜ロックンロールサンノゼハーフマラソン編、次回がラスト〜

 

↓昨年のレース振り返り。

www.takemarun.com