4度目のぎふ清流ハーフマラソン振り返り。
高知→セントレアからアクセス良し&今回からビブスの事前郵送が選択可能に。
3月のバルセロナ遠征で頭がいっぱいで春の大会の事を考える余裕がなく、記録が狙えそうな仙台もエントリー期限切れ。
そこで、エントリー期間に余裕のあったぎふ清流ハーフマラソンをチョイス。
今までの経験から記録を狙うのは難しいと思ったが、やはり国際級のレースは定期的に経験しておきたい。アクセスが良く、追加料金でアスリートビブスの事前郵送を行うことになったのもプラスに働いた。これでランニング教室後に午後からの移動でも安心。
高知からは地方空港中心のFDA(フジドリームエアライン)で中部国際(セントレア)空港まで約1時間、そこから全席指定席のミュースカイを使い約70分で名鉄岐阜駅に到着。
超スムーズで、遠征が大変な高知勢としてはかなりありがたい。
空港でサブウェイをテイクアウトで購入し時間を有効活用。
宿泊は「Tabist ビジネスホテル金園 岐阜」。GW時期でどこも高めだった所、駅から近く2泊で9500円と格安のホテルを発見。
コンセントが壊れていたり、キーを失くしたら罰金1万円、チェックアウト時の荷物預け有料と変わった所もありましたが住めば都?
窓の電気をつけるとカーテンが燃えるので注意してくださいと書いてあったので、どう注意すればいいんやとツッコミつつ、怖くて下手にスイッチを触れれず冷蔵庫は使えませんでした。
晴天過ぎるレース当日
レース当日はカラッと晴天で、最低気温9℃〜最高23℃まで上がる相当な気温差がある予報になっていた。湿度は30%台で、身体を動かすと風が当たって涼しくなる。
そこまで悪い条件ではないだろうか。コンタクトをしているので、初めてロードレースでサングラスを試してみた。
早めにウォーミングアップと荷物預けを済ませ、スタート40分前くらいには整列。
やはりここから動くことはできず、止まっていると暑いのもあり、なんだかテンションが落ちて身体がダルくなってきた...。
すぐ近くのサブトラックで直前まで準備できる招待選手を眺めながら、スタートの時間を待つ。
今回は3日前に少し体調を崩していたのもあって、トップランナーについていくという冒険はやめ、後ろからイーブンペースで走り切るのを目標としていた。
するとある程度人数が固まっている所に何度も同じレースを走ったタイの双子ランナーを発見(提携大会のバンセンハーフマラソンの派遣らしい)。走力やリズム感もわかっているので、ここに決定。どちらかが「タケマルゥー」と気づいてくれて嬉しかった。
5km通過が15分59秒、まずまず。なんとか目標マラソンペースの1km3分15秒は維持していきたい。東京世界選手権女子マラソン代表の小林香菜選手も集団についてきていて驚いた。
時折前に出て引っ張ったりしながら、そこそこのペースでいけてると思ったが、5-10kmは16分37秒。あれぇ?
これでガックリしてしまい、テンション低めのまま、レース進行。大体いつもこの辺からペース落ちてる気がするが、風やコース的に仕方ないのだろうか??
給水ポイントが多く、招待選手用のスペシャルドリンクの後にあるペットボトルで水をしっかりかけることができたので、それほど暑さを感じる事はなかった。
10-15kmは16分34秒とやはり低調。抑えめで走っていたのである程度余力はあり、他の選手の細かいペース変化に合わせていたら、自然と自分のペースが上がってスパートのようになっていた。集団の選手がどんどん離れていく。
https://youtu.be/2glj53783gE?si=VVz1Xo7rF0bQaAVs
後半2~3kmでは乾燥で喉がカラカラになり、気分も悪くなってきた。中盤はそれほど水は飲んでなかったので後半は小まめに摂取してアクシデント的な失速だけは避けたい。
近くに数人選手がいたがあまり無理をしてついていこうとはしなかった。
15-20kmは16分19秒と上がったのでまぁヨシ。
ギリギリ68分台(68:59)の44位でフィニッシュ。
なんとか小林選手には勝利したが、このタフな条件で大幅自己ベスト更新と強かった。周りには自己ベスト65分台クラスの知り合いも数人いたし、東京の世界選手権も相当期待できるのではないだろうか。
しかしぼく的には女子トップの海外選手にもついていけなかったし、せっかくの大きなレースで目標マラソンペースよりだいぶ遅いタイムに終わったのは不満が残るものだった。
今の状態を考えると、内容的にはそこそこまとめれたかなと思う。
ぎふ清流ハーフの方向性は?
今回で4度目の出場となったぎふ清流ハーフ、運営のスムーズさや、走るたびに応援ポイントの充実であったり、回を重ねるごとに大会の内容は洗練されてきていると思う。
ただ、それだけにまだ全てのランナーが自己ベストを追求できる環境が整ってないのが非常にもったいないと思った。
コース的には大きなアップダウンは少なく走りやすいものの、やはりこの時期ではあと1時間はスタート時間を早めないと良い記録を狙うのは難しい。
海外レースのような早朝スタートは日本では難しいのかもしれないが、もし朝の10℃前後の気温で走れていれば選手のコンディションは全く違うものになり、大規模レースとしても給水やコップの大きな節約になるはず。
また、ウォーミングアップエリアには招待選手しか入れず、整列を長時間しないといけないのも一般参加のアスリートランナーはあまり歓迎されてないのではと感じる。
これらの状況が重なってか、ハーフで国内唯一の国際陸連ゴールドラベルながら、丸亀国際ハーフ等のレースと比べると選手層が薄く競技者に選ばれる大会になってないように見える。
"一部の陸連登録している速いランナーが、公認記録を諦めて一般の部に入賞狙いで申し込んでいる"というのも聞いたが(川内優輝選手がSNSで問題提起をしていた)、それの是非はともかく、主催者が陸連登録者にもっとポシティブなメッセージを送るような取り組みができれば、国内最高峰のハーフマラソンとしてより大会の価値も高まっていくと思う。
記録を狙う大会こそ至上だとは決して思ってないが、個人的にはこの高橋尚子杯ぎふ清流ハーフマラソンは、全国のアスリートランナーにとっても憧れの大会になってほしい。
ゴールデンウィーク感満載の岐阜を満喫。
レースが終わりお昼時、屋台が集まるスペースに走り終えた沢山のランナーが集まってくる。
きつすぎるくらいの日差しだけど、これだけ天気が良いとより気分も明るく変わってきますよね。
たこ焼きとけずりマンゴーを購入。暑い日は冷たいものが最高の贅沢。この楽しみは冬マラソンではなかなか味わえません。ビールもよく売れていたようです。
街中にはクスっと笑えるマラソン川柳が。街全体でマラソンを盛り上げている雰囲気も素晴らしいですね。
夕食は有名な本格ピッツァ店の「DA ACHIU」へ。
まるRCメンバーと打ち上げで、初めてぎふハーフに出た時にここに来たのを思い出してチョイスしました。
レース後の窯焼きマルゲリータは最高ですね。
せっかくなのでドルチェアラカルトをみんなでシェア。ティラミスやシャーベット、タルト等。イタリアンな夜を堪能しました。
月曜は岐阜城へ。ここも初めて行った時以来9年振り。
まだ県外遠征に慣れてなかった頃を思い出し、原点に帰るような気持ちで楽しかったです。
「岐阜城」は、かつては「稲葉山城」と呼ばれていた。 1201年に鎌倉幕府の役人が、金華山へ砦を置いたことが始まり。 15世紀に入り、斎藤道三(さいとうどうざん)によって整備され、1567年に織田信長が城主となり、岐阜城へと改名。 織田信長が天下統一の拠点とした城となった
ランチはセントレア空港に移動してからそば屋の紗羅餐(さらざん)。
プライオリティパスは改悪で全然使えなくなりましたが、それでもお店が充実していて楽しめる空港です。
レース結果
68分59秒(44位)
(5km)15:59/16:37/16:34/16:17/3:29
↓前回出たのは2022年。またとない曇りの好条件でした