長い旅となったバルセロナマラソン遠征振り返り。
バルセロナマラソンにエントリーまで
学生時代からずっと憧れていた陸上の本場・ヨーロッパでのレース。しかしコロナ禍やロシア上空迂回等の事情もありなかなか実現できていなかった。
人間、やり残したことがあるまま日々を過ごすのはモヤモヤするもの。今年こそやるぞ!ということで、春のマラソン大会を調べて検討や交渉を重ねた結果、サブエリート枠(2:20:00以内)でのエントリーが可能だったバルセロナマラソンに決定。
メールのやりとりがなかなか進まなかったり苦労したものの、どうやら参加が認められた模様。心配無いから金曜か土曜にエキスポにビブスとりに来てくれって。
これだけで本当に大丈夫なのか?と不安は残ったが、出発日の水曜に公式アプリで無事ぼくの名前が登録されていた。
近年欧州のマラソンはどこも大人気満員御礼で、エリート枠でのエントリーの可能性があったロンドンは地元クラブに登録が必要なのが面倒、ロッテルダムは既に枠が埋まっていた。
飛行機のチョイスは、最近気に入ってるtrip.comで、韓国からの欧州便はかなり安いことがわかり(特に3月中旬が激安)、日本にはないバルセロナ直行便もある事も判明。しかも福岡からとるチケットでもほぼ同じ値段!
カタール航空での中東経由は8万代とそちらも捨てがたかったのですが、よりトラブルを避けるために便利な約12万円の直行便をチョイス。
欧州便は豪州や米国行きと比べても選択肢が多い分、かえって悩むのも難しい所。
1日目(水):高知→福岡→仁川
高知-福岡はJALマイルで購入。夜便だと仁川行きに微妙に間に合わないため、仕方なく午前中着いて空港の周りを走ったりしながら時間を潰す(適当に走ってたら競技場に辿り着きなんだかんだ20kmジョグ)。
国際線ターミナルは増設グランドオープン目前で、思ったより飲食店は少なかった。
昼食に食べたカレー、おいしかった。
保安検査場を抜けるとすぐの所にある、プライオリティパスで利用できる「ラウンジ福岡」へ。広くて高級感あり使いやすい空間。
食事がかなりしっかり充実していて驚き。福岡名物の明太フランスや焼き鳥、スイーツも。
炊き込みご飯、そば等しっかり補給。とても満足おすすめのラウンジ。
福岡〜仁川〜バルセロナは全て韓国系キャリアの「アシアナ航空」。
今回予約するまであまり詳しくは知らなかったものの、韓国No.2の大手航空会社でとても評判が良かったので安心して利用できた。
1時間程度の移動でも機内食付き。
乗り継ぎのみとはいえ、初の韓国上陸。少し緊張したけど、案内にしたがってスムーズに移動。
予約していたトランジットホテルを発見!
空港の外に出なくて良いので非常に時間効率が良く、面倒な手続きも必要なし。
18000円とやや高額だったものの、シャワー付きの綺麗な個室で実に快適。ここにして良かった。
2日目(木):いよいよバルセロナへ
一晩明けて、次のフライトは11時15分。
朝食を食べにまたプライオリティパスの使える「SKy Hub Lounge」へ。韓国料理が大変充実。
初めて見た韓国風おでん。
ラウンジといえばお酒コーナー。今回はやめておいた。
この韓国料理が、めちゃくちゃ美味い!朝食は軽く済まそうと思ったけど、つい沢山食べてしまった。
仁川空港にこのまま住みたくなってしまったが、油断せず早めの移動。広い空港内も綺麗でわかりやすく、特に迷わず搭乗ゲートまで行けた。
搭乗して1時間程度で、すぐ食事の時間に。さっき割と沢山食べたけど、お昼の時間だからまぁいいか。
わざわざ自分で葉っぱにごはんとお肉を乗せ、味付けし巻いて食べる手の込んだ韓国料理。
これもめっちゃくちゃうまい!自分の中で機内食No.1の満足感。
結局仁川空港からスペイン到着まで、韓国料理はぼくの胃袋をとらえて離そうとせず、思わず本来の目的を忘れそうになっていた。韓国最高!
夕食は一転して洋食に。韓国料理にハマったとはいえ、ガラッと気分転換してくれるのも嬉しい所。結果的にまたアシアナ航空の評価は上がっていた。
フライト時間は驚異の14時間25分。もちろんぼくの遠征では最長。
さすがに7時間経過してのあと半分には絶望しかけたが、昨晩しっかり寝ての午前移動のためか思ったより身体の負担は少なく感じた。
今回はiPadでクリアしてなかった「大逆転裁判」をプレイして大いに時間を潰した。
さすがにお腹が減ってきてもう一食くらいでるかな?と思った所でピザの軽食がでてきた。
到着すると、入国審査はビックリするくらいすぐ終わった。豪州だと長時間並んで待つのに。
福岡からそのまま運ばれた大きい受託荷物も無事。案内に従ってAerobus(空港バス)乗り場へ。
なんとも緊張する瞬間。クレジットカードで簡単に買えた。
約30分弱で、終着地点のカタルーニャ広場に到着。スタートもこの付近で、まずは第一のホテルへ。スマホのナビを見ながら、予想外の小雨でちょっと辛い。早く辿り着きたい所。
長い日程のため、費用削減にバルセロナ初日と最終日は「TOCバルセロナ」のドミトリー(6人部屋)に泊まる事にした。カタルーニャ広場からは約1kmちょっと。
なかなかリラックスはできないが、"住めば都"とはよく言ったもの。バルセロナ到着にホッと一息つき、狭いベッドで眠りに着いた...。
〜レース前の準備に続く〜