初の鹿児島遠征、ランニング桜島(ハーフマラソン)振り返り。
いよいよ全国の大会走覇も残り二県。
大会選びに悩みましたが「ランニング桜島」は鹿児島の中心地からフェリーですぐ会場まで移動できてアクセスが良く、陸連公認大会でコースが走りやすそうなのも良いなと思いました。
移動は愛媛の松山空港→鹿児島空港(JAL便)というかなりマイナーな路線を利用して行ってみました。
1日目:松山→鹿児島の夜便で移動
クラブの練習会を終えた後に午後からバスで松山駅→バス乗り換えて空港に移動。
松山空港に行くのも初めてで、駅からバスで20分程度と近く利便性が良いので一度利用して見たかったのです。
鹿児島便は1日1便で20:15発とだいぶ遅め。
噂の蛇口でポンジュース...では無く、3階のスカイラウンジでいただきました。地酒も飲めるようです。
時間があるので夕食も空港で。せっかくなので名物の鯛めしをチョイス。
初体験でしたがとても美味しかったです。ちょっと量は少なめだったかな。
保安検査を抜けると、JALサクララウンジもあったので立ち寄ってみました。
なんと、普通国内線はおつまみくらいしかないのですが、生乳ヨーグルトと山田屋饅頭とおやつが置かれてました。ラッキー。
50分程度。しかし鹿児島空港は市内まで結構遠く、鹿児島中央駅に着いた頃にはほぼ22時になっていました。観覧車が特徴的。
宿は駅から徒歩2分のホテルノイル。
2泊12000円、結構部屋も広くて快適でした。
ビブス&計測チップ事前郵送で既に装着したので、あとは寝るのみ。
2日目:レース日、温泉、黒豚しゃぶ
レース当日はフェリーでレース会場の桜島へ。
乗り場が思ったより遠くて、慌ててタクシーで移動。車だと15分程度で到着し、1000円ちょっとで済みました。
これで安心して到着、と思いきや本当の問題はここから。
なんと物凄い行列で全然進まない。もうウォーミングアップとか全然できなさそう...。
とはいえ、ここにランナーが沢山いるという事は最低でもレースに出れないという事はないだろう。もうファンランでもいいや、と半ば諦めというか開き直りというか。
フェリーも15分程度で到着。レースまであと30分、適当に小走りしつつスタート地点へ。
待機場所の体育館もありましたが、それどころではなくユニフォームとレース用シューズに変えて、あっという間にスタート。
多少ジョグと流しはできたので、前半は抑えめで様子を見つつ、じわじわ追いつく作戦。
ポカポカ陽気で身体が動かしやすく、前のペースもそんなに速くなかったので助かりました。
すぐに先頭集団は3人になり、その中の1人のケニアの選手も離れて3km程度で一騎打ちに。
4kmあたりから先頭に立って引っ張り続け、相手の呼吸や足音が苦しそうに感じましたが、なかなか引き離せず苦戦。
1km毎に距離表示があり10kmまで3:15/km、道はフラットで走りやすく、折り返してからは追い風と下り中心になり徐々にリズムに乗ってきてペースアップ。
14kmからが勝負と考えていた所で、丁度離れてくれたので、一気に仕掛けて10-15kmは15分50秒で通過。
しかしそこからは、狭い道と上り坂が増えて、20分後にスタートした10kmランナーの追い抜きもあり、ぼくもだいぶバテてペースダウンしてしまいました。
長渕剛記念モニュメントのあたりで音楽が聞こえてきましたが、このあたりがかなりしんどかった。
なんとか逃げ切って無事優勝、タイムは68分54秒。
15kmでは67分台行けるかなと思ったので、後半の走りはやや不満が残りましたが、会場に到着までのバタバタから良い結果にまとまって良かったです。2位の下玉利選手は京セラ鹿児島の中村高洋選手のチームメートだそうで驚きました。
走り終わってすぐもらえるフェリー名物のうどん。船のうどんって独特のダシの良い香りがしてクセになる美味しさですよね。
レース後はしっかりクールダウンジョグして、ランチタイム。参加賞でお弁当もらえるのが昔ながらの大会っぽいですね。
この日は最高気温が20℃まで上がり、日差しが痛かったです。
参加賞に温泉無料券もついてあり、せっかくなので会場すぐ近くのマグマ温泉へ。
やはり30分くらい待ちましたが、名物温泉をしっかり体験できました。なんか血みたいな匂いがするかなり個性の強いお湯で、なんだか効きそうな気がします。
フェリーの待ち時間に火山灰をイメージしたソフトクリームでオヤツ購入。
しばらくホテルでゆっくり休んで(パソコンでバレンシアマラソンLIVE見てました)、夕食の時間。
遂にお楽しみの「黒豚しゃぶしゃぶ」のお店へ。大規模マラソンの日は駅近のお店は予約いっぱいだったりしますが、今回はそんな事はなく余裕でいけました。
念願の黒豚しゃぶしゃぶ、火は軽く通すだけで良く、大根おろしのタレをそのまま巻いてパクリ。口でとろけて実にうまい!
振り返ると、2022年に鹿児島マラソンにエントリーしていたのですがコロナ禍で中止に。
念願の鹿児島走覇、黒豚しゃぶしゃぶにありついて各地に遠征できる幸せを今再び思い出しました。
黒豚しそ餃子と焼酎も注文。満喫しました。
3日目:観光(世界遺産仙巌園、天文館)
月曜は帰りの飛行機の時間まで市内観光日。
アプリでシティバスの周遊パスを購入し、世界文化遺産・仙巌園へ。海外からの観光客の人達も沢山来ていました。
薩摩藩島津家別邸「名勝 仙巌園」は約350年前に築かれた、鹿児島にある日本を代表する大名庭園・世界文化遺産です。
美しい庭園をのんびりお散歩。天気も非常に良く、爽やかな気分で良い心身のリカバリーになりました。
御殿前では綺麗に桜島の景色も見えました。雄大な自然を前にして、鹿児島を走った達成感、喜びを実感できました。
伝統文化体験施設で弓矢もやってみました。結構的に当たった。才能あるかも。
続いてバスで鹿児島1の繁華街である天文館に移動。思ったより規模が大きく賑やかに感じました。
鹿児島らしい、イモの自動販売機を発見。かじりながら街を散策。
ランチも黒豚の名店「あぢもり」へ。お手頃価格のトンカツ定食にしてみました。
ジューシーでとてもおいしかったです。
行列が気になって、オヤツに純粋蜂蜜使用の蜂楽饅頭を購入。1個110円。
とっても大きな鳥居が目印の照国神社。近くには鹿児島の偉人を讃える像が沢山あります。
せっかくなので、西郷隆盛像を鹿児島観光の締めに。明治維新では欠かせない土佐と薩摩の繋がり。
初めて鹿児島を訪れて、温暖な空気と自然、桜島に象徴されるような豪快さ、スケールの大きさを街全体から感じ取れました。良い刺激を受けて、ランニング界でもでっかい事をやりたいです。
バスで鹿児島空港へ。今回も18:50発と遅めで時間があったので、空港の周りで1時間程ジョギングをする事にしました。
地方では珍しくJGCチェックインカウンターがあり、すぐ大きい荷物を預けれて助かりました。(ここも保安検査後にサクララウンジがありましたがさすがに狭めでした)
鹿児島最後の夕食は空港内にある「大空食堂」の名物という鳥飯ビュッフェ。
スープをかけるものとは知らず、ご飯を多めにしたら丼が山盛りに。ローカル飯らしくガツガツ食べれてよかったです。
松山空港に到着後は愛媛の友人に会いに来ていた父が迎えにきてくれたのでそのまま車で2時間かけて高知へ。バス移動で夜到着だと色々不便なので助かりました。
翌日の西日本新聞の記事。ありがたい事に結構大きく載せていただきました。
移動、レース、観光と良い感じに終われた鹿児島遠征。さて、残るは長崎県のみに...
レース結果
68分54秒(1位)
(5km)16:17/16:16/15:50/16:49/3:40
HR168(MAX181)
⭐︎アクセス良しの気軽に走れる中規模大会
⭐︎雄大な自然を駆け抜ける、走りやすいコース(終盤の坂と混雑は注意)
⭐︎弁当、うどん、温泉無料券つき
↓福岡と沖縄の大会を除けば、前回九州を走ったのは4年以上前の佐賀県でした。