まるランニングマガジン

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Takemaru Yamasaki マラソンランナー&プロランニングコーチ

ロックンロールサンノゼハーフマラソン振り返り【USA初上陸】

初アメリカ大陸上陸、ロックンロールサンノゼハーフマラソンレース振り返り。

 

 

初アメリカ、時差、熱波とスタート時間変更

 

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日本との時差は-16時間とまるで昨日にタイムスリップしたかのよう。前日は夕方頃に急速眠くなって、夜は5時間程度寝たらパッチリ目が覚める2段階睡眠でレース当日を迎えた。早朝レースでも眠たくなくて、意外と悪くないかも。

 

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熱波の影響で、スタートが30分前倒し(AM7:30)となる事がレース2日前にメールで連絡がきた。

初めての事態に驚いたが、このようなケースもニュースでは聞いた事あるし、早朝レースは豪州やアジアで経験有り、既に日中の気温は30℃を超えていたので有り難い決定と言える。

 

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サンノゼは泊めてもらっている友人の家から車で20分程度。近場のレースのような気楽な感覚で準備することができた。

サマータイムで1時間進んでいるのもあって、朝6時頃はまだ真っ暗。

 


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会場付近でウォーミングアップ開始。

朝は20℃付近で乾燥しているので空気が気持ち良いと思ったが、走るとすぐ暑くなり、またノドが異様に乾く。日本の気候との違いを感じた。

会場はそれほど広くないが、適度な規模なのか、殆ど混雑はなくトイレにもすぐ入れた。


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準備完了し、スタート地点へ。

7時過ぎにはすっかり明るくなっていた。気がつくとランナーも沢山集まってきていた。

仮装している人もボチボチ見かける。

 

この大会も競技ランナーには前でウォーミングアップするスペースも確保されているので、ここは海外レースの非常に良い所。


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しっかり戦闘モードに入れたが、なぜかいつまで経ってもレースが始まらない

何かアクシデントがあったのか、その間に日差しがしっかり出てきてしまう。

何のためにスタート時間を早くしたのやら。結局10分以上遅れてレーススタート。

 

早速アメリカレースの洗礼を受けたような感じがした。

 

エリートレースは64〜65分の猛者揃い


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サンノゼは街全体が非常にフラットで、まさに”スピードシティ”の名にふさわしい高速コース。

 

まずは先頭集団についていってみる。3:00/km付近のペースで今の状態としてはややオーバーペースかと思ったが、なんとか許容範囲内と感じたし、せっかくなのでいける所まで勝負してみたいと思った。

この大会にはエリート枠が用意されており、昨年の結果を見ても、国際的なトップランナーはいないものの、レベルの高いレースになるのは予想できていた。

 

9人の先頭集団が形成され、ハイペースでもなかなか脱落しそうな気配がない。

まず1人落ちたが、次に前の選手がプッシュしてきた5km手前あたりでぼくも耐えれなくなり集団から離れた。

5km通過は15分30秒とかなり良いペース。(初のマイル表記レースだったが5km毎のポイントはきちんとあった)

だが、離れて1人になるタイミングが早く、発汗も一気に増えてきたのでここから苦しくなりそう。f:id:takemaru-yamasaki:20241011200504j:image

序盤いきなり路面に穴が空いている所があって、海外レースはこういう所は気をつけなければと思ったが、そこからは少し路面が傾いている箇所もあったが、概ね綺麗で走りやすい道だと思った。アメリカらしい広くて見晴らしの良い道路は走っても気持ち良い。さすが車大国(?)

 

それより気になったのはコースがカクカクと曲がるようになっていてカーブが多く、全体的に観客やスタッフも多くないので、前が見えなくなると本当にこっちに行ってよいのかと、最短距離を走るのが難しかった。

 

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我慢の中盤、少しづつ順位を落としていく。

5-10kmは16分27秒と結構なペースダウン。なんとかこれ以上は落としたくない。

 

途中でロックンロールの演奏、バッと開ける広い道、チアガールの応援と要所要所でテンションが上がるポイントがあるという感じだった。元気を復活させて、なんとか粘る。

 

15km付近でさらに3人の集団に抜かれ、大幅順位ダウン。心が折れかけたが18km付近まで2〜3秒差をキープし、前のペースが落ち着いてきたので逆襲開始。

 

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20km過ぎで3人を突き放し、順位を回復させる事ができた。これならタイムも悪くないのでは。チラッと時計を見て、そのままスパートを継続。

 

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結果は68分16秒(12位)。

今回は67分台は出したいと考えていたが、暑さも考慮すると、まずまずの走りができたと思う。昨年の山形まるごとマラソンハーフのタイムを6秒縮めて一応10月のハーフベスト。

 

好条件で走れる事もわかったし、レベル的にも挑戦しがいがあるので、次はもう少ししっかり練習して前についていってみたいなと思った。

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レース後は引換券でビールもらって乾杯。

ロックンロールが響き渡る会場、走り終えて仲間とリラックスするランナー達。

 

”ランニングをより楽しいものにする”というシンプルなコンセプトでアメリカから世界に広がったロックロールランニングシリーズ。

シティレースの賑やかな雰囲気はしっかり満喫しつつ、規模やアクセスの良さ、競技性、コースの走りやすさと全てが丁度良く、快適に走れる大会だった。

 

アメリカでこの大会が長く愛されている理由がわかったように思う。必ずまた戻ってきたい。

 

レース結果

 

68分16秒(12位)

5km...15:30/16:27/??/10mile~16:09

▷METASPEED EDGE PARIS

 

☆初USAレース

・ロックンロールの楽しい応援、みんなが楽しめる雰囲気

・超フラットコース

・一部荒れてる路面もあったが、広く走りやすい道路

・カーブが多い

次回はJAL系LCCのZIPAIRでの移動、シリコンバレー観光編

 

↓昨年の10月第1週は山形でハーフマラソンでした。

www.takemarun.com