まるランニングマガジン

まるランニングマガジン

Takemaru Yamasaki マラソンランナー&プロランニングコーチ

2種目挑戦、高知県選手権振り返り。【記録の1500m、勝負の5000m】

高知県選手権振り返り。

今年は1500m・5000mの2種目に出場。

 

 

 

1日目・1500m予選&決勝

 

わざわざ昨年より過酷な2種目挑戦を選んだのは、トラックの自己ベストは大方更新したので、昨年いまいちだった1500mの記録を更新したいという気持ちが大きかった。

 

f:id:takemaru-yamasaki:20230506225602j:image

予選は確実に決勝に残るため、最初からハイペースで引っ張る作戦を実施。

最初は63秒で入って、あとはリラックスして66秒付近でいく予定通りの展開でいけた。

ただ思ったより1組目がハイレベルで、余裕をもってしっかり後ろに着かれ、ラスト1周はゾロゾロと3人に抜かれて5位に転落してしまった。

 

f:id:takemaru-yamasaki:20230507151539j:image

着順3着までなので、少々やばかったが、プラスのタイムで拾われる3名には余裕で入れた。一応作戦通り。

4分07秒はぼくにとっては過去3番目くらいのタイム。最後は簡単に抜かれてしまったものの、このペースなら決勝はいけるだろうと信じて全力は出し切っていなかった。


f:id:takemaru-yamasaki:20230506225609j:image

決勝までは約3時間程の休憩時間がある。長距離選手はこの1日で予選と決勝を行うシステムはあまり慣れてないし、予選も自己ベストに近い走りだったので、集中し直すのも大変だ。幸い身体の疲労感はそれほど残っていない。

 

決勝はさすがに自分の立ち位置を考えて、先頭には出なかったが、同じようにスタートしてすぐ集団の前めのポジションは確保した。

母校・高知工業勢の集団のリズムを借りて走っていく。

前の2人とは若干間が空いたものの、スムーズに64〜65秒でリズム良く周回を重ねていった。これはイケそうだ!

 

だが、ラスト600mから集団のペースアップが始まり、ぼくは切り替えに全くついていけず、順位をドンドン落としていく。

急に面白いように抜かれて、途中集中力が切れかけたが、レベルの高いレースなので決して自分の走りは悪くないと思い直し、ラスト100mは今できる全てを振り絞った。

f:id:takemaru-yamasaki:20230507151326j:image

順位は7位で、タイムは4分05秒05。3年前出した自己ベストにあと0.7秒ほど届かず。

残念ではあったが、内容的には良いレースだと思った。しかしスパートの弱さだけはどうしようもない。

 

自分の弱点はわかっていたつもりだったが、1500mレースに挑戦した事で、ここまで決定的な遅れに繋がるものなのかと思い知らされた。

これを改善せずして、今より記録を伸ばすのは難しいだろう。本腰を入れて取り組むしかない。

 

f:id:takemaru-yamasaki:20230507151810j:image

今回は実験としてピン付き&樹脂プレートのメタスピードLD LEをチョイス。

クッションがかなり柔らかく感じられダメージは少なかったが、1500mだと良くも悪くもという所だろうか?

 

1500m結果

 

予選・4:07.66(5位・プラス通過)

(400m)63"3/66"2/67"1/50"9

 

決勝・4:05.05(7位)

(400m)64"/65"3/65"5/(300m)50"2

 

▷METASPEED LD LE

 


www.youtube.com

 

二日目・5000m

 

f:id:takemaru-yamasaki:20230506225553j:image

高知県ナンバー1を決める大会で、ぼくがやはり勝負したいのはより得意な長距離である5000m。

それほど前日の疲れも感じず、朝は曇りで好条件だったが、丁度レース直前に日差しが出て、急に暑くなってしまった。

記録的にはツイてないが、これでより一層”勝負のレース“というテーマが鮮明に。


f:id:takemaru-yamasaki:20230506225556j:image

5000mは新調したピンレススパイクのメタスピードLDで挑戦。改めてこちらを履くと、脚が自然にススッと、軽く前に出るので非常に走りやすく感じる。

 

今回は自ら先頭を引っ張るプランを考えていた。集団に乗って、最後は離されるというパターンばかりではなく、何か違う戦術も試してみたかった。

どこかでペースを落として休みをとり、やはり昨日の感じだとラスト1000mでは勝てそうに無いので早めの仕掛けで決めたい。

 

ただ暑さもあってか、リラックスして引っ張ってはいたが、もう一つ乗り切れず1周72〜73秒(3:00/km少し越えるペース)。

2000m過ぎ一旦譲って、3000m通過は9分10秒とスローになったが、ここで一旦力を溜めてスパート開始。

 

やはり久松くんと一騎討ちに。順調に70秒ペースを刻んでいき、次の1000mは2分54秒と一気に13秒のペースアップ。

ピッタリひっつかれて離れそうな素振りはないが、それでも攻め続ければ振り落とせるのを信じて行くしかない。

 

なかなか前に出ないな〜、という感じだったが、ラスト600mであっさりかわされてゲームセット。

 

今回もラストの切り替えに対応できない課題を克服することはできなかった。

 

f:id:takemaru-yamasaki:20230506225605j:image

今回も敗れてしまったが、実力通りの完敗と言える結果だったので仕方ない。

四国選手権代表権獲得となる2位以内に入れたので、“ノルマ”はクリアできたという感じ。

 

県のレベルが上がり、今はトラックで若い選手と競り合うのがとても楽しい。

本業はマラソンだけど、課題のスピード改善はもう少し本腰を入れて取り組んでいきたい。

f:id:takemaru-yamasaki:20230507154423j:image

県選手権翌日は、お待ちかねの7周年記念BBQ &河川敷ラン。三谷ミートのお肉をお腹いっぱい食べました。

沢山の笑顔が戻ってきて嬉しいですね。

 

 

5000m結果

15:02.29(2位)

(1000m)2:59/3:04/3:07/2:54/2:58

3000m9:10

 

NEXT RACE…5/10絆記録会挑戦会

 


www.youtube.com

 

去年の県選手権振りかえり記事↓

www.takemarun.com