まるランニングマガジン

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Takemaru Yamasaki マラソンランナー&プロランニングコーチ

続メルボルンマラソン遠征・帰国編【帰れない?】

前回の続き。まさかのトラブル発生となったメルボルンマラソン帰国編。

www.takemarun.com

 

 

 

メルボルン空港でトラブル発生。帰国用アプリに落とし穴

 

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メルボルン国際空港に到着。市内から近く便利なタラマリンとジェットスターのハブ空港であるアバロンと分かれるようなので注意です。

日本で言う羽田と成田空港の違いのようなものですかね。

時間に余裕を持って到着し、チェックインという所でトラブル発生

 

帰りも高知行きまで全て手続きを終えるように準備してくれていたのですが、帰国をスムーズにするためのアプリ(実質必須)「My SOS」の登録が完了せず、それが終わらないとチェックインが進まなくなってしまったのです。

 

持っていた”3回目のワクチン接種記録証“も英文で無いとその場では認められず。

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出発前からアプリ自体は入れていたのですが、説明が現地にいる人向けだったので、出発直前にやるものだと勘違いしてしまい、「現地に到着する6時間前には登録を完了」してないといけないらしく、全て入力しても登録完了まであと10時間という知らせがきて「赤」画面のまま。

いつまで経っても完了の「青」画面に変わらず、日本に向けて出発できない恐れが出てきてしまいました。

 

冷や汗がでて、顔真っ青。

一日待って、チケットを買い直す?スカイスキャナーで調べてみると日本に帰る直行便のチケットは直前で買うと数十万。ジェットスターでゴールドコースト経由で帰るか、もしくはしばらく滞在することになるかもなどと本気で考え始めます。

 

色々アタフタしてスタッフの方とやり取りした後、なんとかシドニー空港までは行ってまたスタッフに聞いてくれという話になりました。


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シドニー行きの国内線搭乗。一瞬ホッとした気持ちと、一体どうなってしまうんだろうという不安が入り混じっていました。

今回も野菜スティックのおやつ付き。呆然としていて味はあまりしませんでしたが。

 

シドニー空港について航空券をよく見てみると、もう日本に帰るチケットも全て発行されており、とりあえず帰れる事がわかりました。

保安検査場を抜けても何も言われず。

 

まだワクチン証明が認められてない状況で、代わりのPCR検査で陰性証明をする時間も無く、何も条件を満たしていないとなると帰国した際どうなるのか。

①違法入国で犯罪者になる

②オーストラリア行きの飛行機に再び乗せられる

③感染者あるいは危険な国からの入国扱いで1〜2週間の隔離施設行き

 

といった最悪のケースまで想定。

 

このままでいいのか、しかし余計な事を聞いてもかえって面倒な事になるのではないかと悩んだ結果、とにかく日本にさえ着けばなんとかなるだろうという結論に達しました。


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トルコ料理(ギョズレメ)を購入。焼きたてでうまい。14ドルで思ったよりお腹いっぱいになりました。満足満足。


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大好きなオーストラリアのヨーグルトを締めに。

あとはお土産を買って、出発を待つのみ。何の旅かわからないけど、日本の学生さんの団体もいました。


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すると、出発約1時間前。なんと、「my SOS」が完了の青画面に!やったー、助かったー!!!

ワクチン記録証も病院でもらったもので本当によかったのか不安になりましたが、無事認めてくれたようです。

突然の登録完了で、出発直前ということでおまけしてくれたのかも。

 

空港で何が起ころうと覚悟はしていましたが、これで何も心配することはなくなりました。


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帰りの機内色はビーフをチョイス。行きと同じポテトペーストみたいなのはあまり好みでないけど、概ね美味しかったです。


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デザートは豪州らしくティムタム。せっかくなので眠れなくならないように一口コーヒーといただきました。


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朝食はエッグタルトがメインで、ぼくはゆでたまごが苦手なので少しきつかったですが、完食しました。

ちなみに帰りは足元スリッパに快適なジャージに着替えて気合いを入れて寝る準備をしましたが、やはり全く寝れず…。

行きはかなり席が埋まっていましたが、帰りの飛行機は結構空きがあったので、横で2席とって寝ている人もいました。

 

 

ふたたび「世にも奇妙な物語」の世界へ。

 

羽田に着いて、数分でマスクを渡され、日本に帰ってきたという感じがしました。

「My SOS」は勿論問題無くクリア。

行きを一緒に行ったランニングクラブの人も後日帰ってきた時に結局my SOSを完了できなかったそうなのですが、話を聞くと登録してない人用の道に遠回りさせられて時間を取られますが、問題無く通過できたようです。ただやはりアプリはほぼ必須のようなので、早めの完了をお薦めします。

しかし、何のためにやっているのかよくわからないこの水際対策アプリも近いうちに廃止されるのでしょうね。

 

空港の至る所でアニメや漫画のキャラクターを使って「マスク・ソーシャルディスタンス・消毒」のお願いがあり、改めてとても不気味に感じました

国全体がカルト宗教になったのか、「世にも奇妙な物語」の世界に迷い込んでしまったかのようです。

 

個人的には、国内や世界の状況を見ても、感染症対策をしようがしまいが、変異共に自然に増えて自然に減るようにしか見えないので、2019年以前の生活に戻る事に特に抵抗はありません。

多少効果があったとしても、そのために社会全体が期限も無く四六時中対策を続けるというのはマッドサイエンスです。

 

というか、もうエビデンスバトルもどうでもよく、それぞれが自分の健康や行動について“任意”で決められる社会に早く戻ってほしいと思います。

 

 

サクララウンジ昇格。JALとカンタスのマイル加算について


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出発まで時間があり、せっかくなのでJALのサクララウンジへ。先日クリスタル会員に昇格したので5回までクーポンで入れます。


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入りのエレベーターが高級感を演出しています。

20代限定の「Club EST」カードを使っている時にも入ったことがあるのですが、当時はまだ有り難みがわかっていませんでした(笑)


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無事帰国とサクララウンジ昇格を祝って、なんとなく乾杯。(ビールはカードラウンジには無いので貧乏性発動)


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さらにかなり高性能なマッサージ機スペースまで。長距離遠征のあとは大変有難い。

 

予定通り朝9時半発の飛行機で高知に帰り、これにて、ぼくの海外マラソン復帰戦は全行程終了。

後日マイルを確認。


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更なる上級会員を目指すため搭乗回数やマイルを稼いでおり、今回はフライトの計4回までがJALカードにカウント

カンタス航空はワンワールドグループなのでJALのマイレージシステムに適応させる事ができるのですが、少し複雑。

どうやらカンタス便の行きがVでマイル積算率50%に適応、帰りがOで適応外となり搭乗回数にもカウントされなかったようです。

 

同じエコノミーなのにどういう仕組みでこうなっているのかイマイチわかりませんが、行きがカウントされただけでも良かったと思います。豪州国内乗り継ぎした甲斐もあったというもの。

 

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おまけの写真。2時間9分台の大会記録で優勝したロノウ選手とほぼ同じくらいにフィニッシュ。これも良い記念になりました(?)

 

 

↓3年前のゴールドコーストマラソン遠征振り返り記事

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