四国選手権10000m(香川丸亀)振り返り。
帰ってきた猛暑レース
四国選手権は2017年に初表彰の3位になってから、遠征で参加できなかったり大会中止が重なり、30代になってから初参加となった。
また高知を代表して選手権大会に出れるのは嬉しいものだ。
シューズは信頼と安心のメタスピードLDで、10000mで使うのは2回目。
しかし今回は連戦や夏バテ疲れの休養と、スピード練習再開時に軽く右ハムを痛めてしまったので、まともな練習期間は2週間ほど。
10km以上のレースのための練習は2ヶ月以上しておらず、しかも殺人的な高温レースで悪名高い四国選手権の10000m。まだ5000mの方がマシではないかと思ったがこちらは選出されず。
正直な所、上位に絡むのは難しいが、なんとか8位以内に入って高知県の団体ポイントを獲得できればというのがぼくのレース前に立てた目標だった。
丸亀ハーフでもお馴染みのpikaraスタジアム。
立派な競技場で、日陰は風が吹いて気持ち良い。
レース開始は15:40。朝軽く走り、ウォーミングアップジョグは体力温存するために10分程度。
気温は30℃超えでやはり焼けるような暑さだったが、湿度は下がり、競技場の日陰が150m程度あったので割と快適さも感じられた。
レーススタート。
序盤は3:00/kmくらいのペースで進み、少し速く感じたものの、その後1周75秒前後(3:07/km)に落ち着く。
暑さを警戒したためか、早い段階で集団が絞られ6人程度に。
スタミナに不安はあったが、もうレースに乗っかって早い所後続を引き離しておけば手堅く入賞を確保できるだろう。
そう考えて先頭で走っていくと、このペースがバッチリハマり快調に5000m通過、15分40秒。
いつガクっと失速するかわからないが、ここまで来たら稼げる所までタイムを稼いでしまえ。
同じ高知チームのひさまつくんとグレくんが交代で引っ張る。
細かい揺さぶりはあったが、やはりそこは厳しい条件もあって長続きはせず、ぼくはなるべく反応しないで体力を温存した。しかし少しずつ脚は削られていく。
集団は5人に絞られ、10000mの鬼門と言われる7000mを通過。
ここまで来ると、”もしかして?“という欲も出てきたが、他の選手はまだ後半の勝負を考える余力がありそう。
ぼくは余裕は無く、微妙についたり離れたりしながらレースを進めたが、8000m過ぎで遂に万事休す。
思いのほか楽しくなってきたのでギリギリまで頑張ってみたが、暑い中なので限界状態でペースダウンするとかなりきつい。
とは言え、もう距離もそんなに無いので逃げ切りは確実だろう。自分の今できる仕事はした。
結果は31分44秒で5位。タイム・順位共に想定を上回る走りができた。
練習不足の中でも3:10/km付近のペースがぼくにとって走りやすかった事や、夏場の粘りが求められる展開になったので持ち味が活かされやすかったのかもしれない。
この夏は中距離のスピード開発はうまくいかなかったが、改めて自分は生粋の長距離ランナーだと実感する事となった。
高知メンバー(&3位のタケムラさん)と記念撮影。
高知勢は10000mで1、2、5位となり大量ポイントを獲得。
熱い高知勢の波に乗って、自分を高めていきたい。
四国選手権二日目の日曜はぼくは出場レースはなく、まるRCの練習会のため高知に帰っていたが、やはり結果は気になる所。
県勢はこの日も長距離が5000mで大活躍。
見事「男子トラック」部門で高知県が1位を獲得することができた。こんな事は近年あったのだろうか。ぼくも頑張った甲斐があったというもの。
11月高知開催の四国駅伝も楽しみである。
レース結果
10000m・31分44秒79(5位)
15:40開始:気温30.4℃、湿度38%
👟METASPEED LD0
アップシューズ▷GEL-CUMULUS 23
☆過去3番目タイの順位、タイムは2番目
↓気がつけば5年前。前回3位&4位になった地元の四国選手権振り返り記事