南魚沼グルメマラソン振り返り。
突然の土砂降りの中、レーススタート
今回は新潟初レース。会場最寄り駅は「浦佐駅」。
駅から15分ほど歩いて、レース約1時間前に会場に到着。あいにくの雨。屋根付きで待機するような所があまり見当たらなく、地面も濡れているので、レース前の準備は少し面倒だった。敷物を持ってくればよかったな。
あまり時間はなく、バタバタと雨の中アップを終え、ユニフォーム、レース用シューズに変えて準備完了。
大都市マラソンではないので、荷物預けの混雑は無く、整列も直前でよかったのは幸いだった。
レース直前、突然雨が強くなってきた。さ、寒い…。
寒さ対策もしてないし、急な気温変化で低体温症とかにならないかな。とにかくもう早くスタートしてくれ。
レーススタート。
まず一名が飛び出して、ぼくはそれに1kmくらいかけて追いつく。やや下り気味もあり3分ほどで通過。このランナーはその後もついてきて、しばらくマッチレースとなる。
コースは田園風景が中心。ぼくは普段も普段の練習は田んぼの周りのコースを走ることが多いので、そこを大会で先導車に引っ張れてて走るのは不思議な感覚だった。
5km通過は16分02秒と悪くない。
一緒に走るランナーもなかなかの実力者のようで、少しペースを上げ下げしても離れない。
早く離して楽になりたい気持ちもあったが、あまり意識し過ぎると、自分が勝手に体力を消耗してしまう。
様子を見ながら、軽い坂道で微妙にペースアップを繰り返していると、7km付近で急にグッと差が広がってきた。やはり相手も我慢していたのだな。
後は単独走となった。5-10kmは16分28秒。雨も弱まり、走りやすい条件だ。これくらいのペースを維持して68分くらいで走れれば理想。
しかしここから砂利道の箇所も出てきたり、コースの変化が多くなってきて苦しめられる。
雨の影響で水溜りのような場所をジャブジャブ通らないといけない。
カーブも増え、途中コースを間違えそうになる。
コース誘導係の人の「こっちですよー」という声が聞こえてきたが、こっちでは瞬時に判断できないので、”そっちじゃない“と言ってくれるとよかった。マスクなので表情も読み取りにくい。
10-15kmは16分56秒。うーん、結構落ちてしまった。
まだ余力はあるが、15km過ぎると、長い上り坂も待っていた。
一度だけ折り返し地点があり、後続との差は大きく開いているのが確認できた。
なんとかしんどいきつい所を越えると、国際大学内の盛大な楽器の応援が。
これで元気を出して、もうひとがんばり。
18-19kmで足元で「バチッ」という音がしたので下を見ると、計測チップが外れて落っこちてしまっていた。
止まって回収するのはロスになるので、仕方なくコースにいた関係者らしき人に「チップ外れちゃいましたー!」とだけ伝えて走り続ける。失格になっちゃったらどうしよう。
20km通過、この5kmは17分20秒。あーっ、動揺が影響したのかなんなのか、リズムはそこまで悪くないと思うのがまた落ちてる。
いよいよフィニッシュ地点の八色の森公園に戻ってきたが、最後になってこれまた迷路のようなカーブに。こりゃ競り合っててスパート争いになってたら大変だったな。
よし、フィニッシュ地点が見えた!優勝!
心配だったチップが外れたのを説明すると、ぼくの時計のタイムを確認された。
結構テキトー…おっと、ここは素直に受け入れて、あまり突っ込まない方がいいな。
優勝タイムは70分29秒。もう少し速いタイムで走りたかったが、後半の砂利道等はしんどかったので、まずまずの走りができたとは思う。
やはり県外レースの優勝は格別だ。もちろん記録も大事だが、優勝というのは沢山の人により伝わりやすい結果だと言えるだろう。
副賞も沢山いただいて、気分良く高知に帰ることができる。
今回は2年のコロナ中止明け開催という事で、「グルメ要素無しのグルメマラソン」になってしまい、ぼくも“わざわざこんな時に出なくても…”とも考えてしまったが、いつまでも万全な状態になるのを待っていたら何も始まらない。
主催者の人達も、きっと同じような気持ちだったのだと思う。
1日でも早く、みんなでごはんを食べる文化が元通りに戻ることを願っている。
レース結果
70分29秒(1位)
☆新潟レース初出場・初優勝!
☆全国巡りは34都道府県制覇
・10km過ぎから砂利の箇所あり
・全体的にフラットだが、15km過ぎに長い上り
・後半はカーブが増える変則的なコース
グルメの無いグルメマラソン
今回は比較的東京からのアクセスが良いという事で、土曜の夕方に飛行機で移動して、上野駅近くの「ビジネスホテル山百合」で宿泊。
最近活用しているJALパックで2万2000円程度と嬉しい価格でしたが、ホテルは昭和な香りがするというか、レトロな雰囲気である意味新鮮でした。
そしてレース当日に上越新幹線で浦佐駅に移動、約80分で往復1万5000円ほど。
これが始発の6:14に乗り遅れると、レースに間に合わなくなるので、それだけはかなり心配してました。
5時過ぎに起きてチェックアウトし、なんとかアクシデント無く会場に到着。
話題の新しいスイスのシューズメーカー「On」が協賛になっていて、試し履きも実施されており、副賞でシューズもいただきました。
本来なら「コシヒカリ食べ放題」、参加賞の茶碗にご飯を好きなだけ入れて、グルメ村でご当地グルメを楽しむというのが最大の大会の魅力だったのですが、今年は無し。
ということで、駅前のファミリーダイニング「小玉屋」でお手軽に地元の食材を楽しんできました。
ファミリーダイニング小玉屋 - 南魚沼市浦佐駅前 ランチ・宴会・お食事にどうぞ
地元の米と肉を使った人気のカレー。よく煮込まれておいしかったです。
こちらは毘沙門揚げというもの。外はカリッと、中はトロトロで野菜や鶏肉等の具材が入っていて、凄く気に入りました。また食べたい。
「天恵茹」という希少で肉厚なキノコを使った握り寿司。確かにキノコとは思えないような旨味と食べ応え。海外のベジタリアン食でも使えそう。
副賞で荷物もパンパンだったので、後はおとなしく羽田空港へ。
14時56分発の新幹線まで、もう少し時間があったので駅内の休憩スペースで麹(こうじ)ジェラートを購入。お酒の苦い味良い感じに混じっていました。
滞在時間は短い1泊2日の弾丸ツアー、あっという間に新潟から高知に帰ってきて不思議な感覚です。
また次の遠征に向けて良い経験を積むことができました。
目録には10kgのお米も。ラッキー。参加賞のお米2kgと合わせて秋に新米が届くようです。
勝利の美酒に酔いしれて、無事新潟遠征完了。
NEXT RACE…6/19関西実業団記録会5000m
この前の初めて走る都道府県出場レースは金沢でした。