まるランニングマガジン

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Takemaru Yamasaki マラソンランナー&プロランニングコーチ

さらば福岡国際マラソン。レース前後の振り返り【福岡からデレン】

最後の福岡国際マラソン、思わぬアクシデントもあったレース前後を振り返っていきます。

 

 

レース前日(受付、準備)

 

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今回はJALのマイルで飛行機を予約し、午前中の移動。福岡空港でお昼ご飯を食べてから、地下鉄で大濠公園駅へ。空港から市内が15分程度ととても近いのは福岡のとても便利な部分。
歩いて数分で宿泊する平和台ホテル大手門に到着し、大濠公園周辺を最後の調整30分ジョグ。


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練習後は前日受付へ。シューズチェック、ユニフォームチェック(スポンサーロゴの確認)、身分証明もクリア。いつもなんか忘れたりするんですよね…。

 

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夜はランナー仲間オススメのわっぱ食堂へ。博多肉吸い定食うまくて元気が出ました。


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コンビニで当日の朝食(ホテルはパン付きだけど、バナナとヨーグルトが必要)、スペシャルドリンク用の水を買い、後はボトルを作ってゼッケンをつければ準備完了。

 

 

日曜・レース日。終わったら温泉でリラックス。

 

レース振り返りはこちら↓

www.takemarun.com

 

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愛媛マラソン等以前から同じレースで何度も走る事があった井上選手とは、今回は35km付近まで競りあいました。

なんと恐らく参加者唯一の、クラシック薄底シューズのアディゼロ匠戦で2時間18分台の快走!渋いですよね。

 

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長野の牛山さん、北九州の塚本さんと。
牛山さんは前半から先頭に近い位置でかっ飛ばし、塚本さんとは終盤まで一緒に走る展開でした。

 

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レース後は行場さんが紹介してくれた温泉へ。初めて行きましたが、福岡国際後の憩いの場として使われていたそうです。

やはりレース後はリフレッシュできますね。

お風呂場でも以前大会のボランティアをした事ある人に声をかけてもらったりしました。

その後は軽くゲーセンで遊んだり、モツ鍋でおつかれ会したりして夜を楽しくまったり過ごしました。

 

 

月曜・最終日、のはずが…

 

定番の(?)アクシデント発生。

疲れていたのか少しお酒が入っていたからか、夕方には高知着9:55と確認していたのに、それを出発時間と勘違いしてアラームをかけ、それにそったタイムスケジュールで行動してしまいました…。

空港でJALカードを入れたら受付時間終了とでてきて気づき、時既に遅し。

 

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頭真っ白になっていた所で同じく帰る所の牛山さんにお会いしました。

地方と地方を繋ぐFDA(フジドリームエアライン)では福岡から松本空港にも飛行機が飛んでいます。

 

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とりあえず朝食を食べて心を落ち着かせる事に。

博多と言えばラーメンのイメージがありますが、実はうどんは地元の人からとても愛されています。

柔らかくてダシのお味も優しく、疲れた身体と心に染み渡るような美味しさでした。

うどんと、牛山さんに慰めてもらったおかげで少し体力。

 

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飛行機はギリギリ出発前でマイルでとっていた事もあってか、無料で次の日に振り替えてもらい、博多駅すぐ近くのカプセルホテルが2000円ほどであっさり当日予約完了。

迷惑な客この上なかったものの、幸いぼくには大きな被害は無く、もう1日福岡でゆっくりしていくことになりました。

 

 

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博多駅名物・福岡国際マラソン歴代優勝者の足跡に立ち寄りました。もう新たな足跡が増える事は無くなってしまいましたが、これからもずっと残り続けるのでしょうか。


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お昼ご飯は元祖ソーシャルディスタンスとかも言われているという区切られたスペースで食べる一蘭のラーメンを初体験してきました。


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その後は学問の神様・菅原道真で有名な太宰府天満宮に行ってみる事にしました。

バスで片道610円、40分ほどで太宰府駅に到着。待ち時間にむっちゃん万十というのを買ってみました。生地が食べ応えがあってとても美味しかったです。


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入りには食べ物屋が沢山並んでおり、今度は名物の梅ヶ枝餅を購入。焼いてすぐ食べるもので、外は香ばしく、中はモチモチでこれもとても美味しかったです。


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牛の置物「御神牛」にも触ってきました。菅原道真が生前牛を大変愛しており、頭を撫でると知恵を授かり、ケガや病気の部分を撫でるとそこが回復すると言われているとか。


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太宰府天満宮本殿。


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また帰り道の飲食エリアで、太宰府バーガーを購入。
鳥の唐揚げ中心でかなりボリューミーでジューシー、これに梅とタルタルソースのアクセントがあってとてもうまかったです。

またご当地バーガーの体験が増えました。さすがに結構お腹いっぱい。


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博多駅に戻ると、あっという間に夜に。飲食しながらのミュージカルのようなのも大勢の人出で大変盛り上がっていました。


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せっかくなので最後に、中洲に移動して福岡夜の街名物の屋台に寄ってみました。


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お肉の串を注文。

屋台のお兄さんも、福岡国際は11月に新しくできた福岡マラソンよりずっと馴染みがあったものだから寂しいと言ってくれました。


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福岡を満喫し、次の日は無事予定通り高知到着。

九州はマラソンが盛んな地、これからも何度も訪れる事になるとは思っていますが、最後の福岡国際なのでゆっくりしていけというマラソンの神様のお告げかと都合良く解釈させていただきます。

 

 

フクオカの終わりが意味するもの

 

日本独自となっていたエリートランナー向け男子マラソン、象徴となるびわ湖と福岡が終了でほぼ絶滅に近い形となってしまいました。


特に福岡はかつて「非公式の世界選手権」と呼ばれ、五輪代表1発選考の舞台にもなっており、また駅伝シーズンとも重なっているため、本当にマラソンに懸けている選手だけが出場していた誇り高き舞台だったのです。

海外からも豪華な招待選手だけでなく、自身の目標達成のため、また憧れの”フクオカ“を1度走るため、一般参加でエントリーしているランナーも沢山いました。


時代の流れと共に、このスタイルのマラソンが継続不可能と結果になったのは残念ですが、これからぼく達の戦いの舞台は全国各地のマラソンに続いていくのだと考えると今からワクワクします。

 

福岡やびわ湖の魂を継ぐ者として、競技としてのマラソンの素晴らしさを、レースを通して少しでも伝えられるよう努力していきたいと思います。

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バイバイ、フクオカ。