高知市選手権1500m振り返り。
話題のトラックの厚さ制限。簡単に説明すると急遽ルール変更でトラックは厚さ25mmまでになり、いわゆる「厚底シューズ」は禁止になったのですが、日本の独自救済ルールとして、大会によっては測定を行えば11月いっぱいまでは注釈づきで使用OKになりました。
なんだか既に混乱の上塗りをしているような気もしますが、とにかく高知の大会ではしばらく大丈夫なようです(そしてぼくにはあまり関係ありません)。
1500m予選
午前は予選。予選から出るレースは久々なので少し緊張。決勝に進出できるのは4組の上位2着、プラスそれ以外からタイムで上位4名。結構厳しいような。
1組目から4分10秒を切るタイムで結構レベルが高く感じる。大会が少なくなっている事で、割と良いメンバーが揃っているようだ。
ぼくは3組目。予選はできれば軽く通過、しかしラストで勝負で遅れをとらないように気をつけて走ろうというテーマだった。
という事で最初から多少無理して前の方のポジションへ。
初めは引っ張ってもらい、少しきつめに感じるのでそれなりにハイペースなのだろう。
このままでいけば、自然に上位が絞られるはず。自然にラスト2周で先頭へ。
しかしラスト600mであっさり高校生に前に出れられてしまい、他に3人もそれに対応。慌ててついていったが、き、きつい…。
程なく離れてしまい、3人が固まってゴール。少し遅れてぼく4位。
タイムは4分11秒63。予選のタイムとしては悪くないが、疲労度を考えると思ったより自分の仕上がりが良くない事に少々ガッカリしてしまった。
上位2位から外れてしまった上に、4位と決勝進出がかなり微妙な状況に。
ドキドキしながら結果を待ったが…。
結果はプラスの4位で拾われ、ギリギリ決勝進出だった。
ぼくの走った3組目が1番ハイペースで、4組目がスローだった事により、なんとか助けられた。
1500m決勝
しばらく休んで決勝は16時スタート。
期待していたより自分の状態が良くなく、ギリギリ通過という事でかなり体力も消耗している。
正直自己ベストもかなり厳しそうだし、決勝に向けてどういうモチベーションで臨めばいいのか…。
そんな時にシーハンター、モラウ・マッカーナーシーさんの言葉を思い出す。
(HUNTER×HUNTER 19巻 冨樫義博 集英社)
まぁ、アントニオ猪木さんも似たような事を言っていたが、勝負事でやる前からダメな事ばかり考えるのはナンセンスという話だ。
もちろん陸上は1vs1の戦闘ではないので、現状を把握し、レースの中で自分なりの勝利を追求するというのも大切であるが、気持ちとしては戦う前から負けないようにしたい。
予選の事は忘れ、行ける所までなるべく前で勝負してみる事にした。
スタート、まずは位置取りが最初の勝負。ここは中盤より僅かに前めの位置で、バッチリ思い通りうまくいった。
時計は見てないが(今回はゴール地点に電光時計が置いてなかった…)、淡々と1周64秒くらいのペースについていく。
意外ときつくないような。このまま行けるかも。予選でもやられたたなはし君の背中を観察しながら、気がつけば上位6名程度の集団を形成していたようだ。
さすがに後半は前も勝負を意識してペースアップ。なんとかついていこうとしたがラスト500mくらいの地点で、何かが一気に切れた(尽きた)ような感じがした。
そこからは身体が全く言う事を聞かなくなり、もがくしかできず、ラスト200mで4人の集団に追いつかれてゴボウ抜かれ。
タイムは4分10秒39。一応予選のタイムを上回った。できれば一桁は出したかった後半の失速を考えるとこんなものか。
スピードランナーおかざきくんが大会記録で優勝、みたにくんも初の3分台達成しとてもハイレベルなレースになった。
最終的には10位と予選の結果通りくらいの順位になってしまったが、途中までは健闘できた。予選は悔いが残るレースだったので、決勝は思いっきりぶつかって玉砕できてよかったと思っている。
オフ明けから4週間、トラックのスピード強化期間は始まったばかり。まだまだやらなければいけない仕事が沢山残っている-----------
高知市選手権1500m結果
予選4'11"63(3組目4位)※プラス4位で決勝進出
決勝4'10'39(10位) LAP64"9/65"4/68"3/51"2
NEXT RACE…徳島記録会3000m
↓4年前の高知市選手権1500m。この時よりはだいぶ進歩したような。