まるランニングマガジン

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Takemaru Yamasaki マラソンランナー&プロランニングコーチ

【Track is Back!】高知中長距離記録会1500m&3000m(14年振りPB!!!)

高知中長距離記録会振り返り。

 

言うまでもなく、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)により、ありとあらゆる活動が完全にストップ。

ひとまず高知は約2ヶ月間新規感染者は発生せず、無事中長距離記録会の開催が決定。ぼくにとっては東京マラソン以来、4ヶ月ぶりのレース復帰戦となった。

 

 

 

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久々のレースの雰囲気。


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今回はゼッケンを自分で作成。2種目出場するので前と腰の合計4枚作る必要があった。その他感染予防策として走る時以外のマスク着用、大きな声での声援禁止等。

 

 

1500m

 

1500mの出場は多分2016年の市選手権以来4年ぶり。

1500mの大きな目標といえば夢の3分台(1000m2:40/km切りペース)。普段はマラソン練習中心だけど、短いスピード練習を入れる時はこのペースは常に意識していた。

しかし短期間の刺激程度ではまだ200mのインターバルでもこのペースはかなりいっぱいなのが現状。ここはまず目先のクリアできてない自己記録の更新(高校2年3月の4分08秒)、うまく乗って4分05秒を切れれば満点という目標を立てた。


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もう何年もマラソンに集中してきたぼくにとって短い距離は緊張するもの。久々のレースというのもあり、特に出だしのスピードには神経質になっていた。

 

レーススタート。おっ、意外とつけるぞ。そんなに速くない?

400m64秒(1500m4分ぴったりのペース)よりは速くならない、ぼくの限界ピッタリくらいのペース。

最初の300m地点でポジションを前に上げるためにスピードを出した以外は、長距離の延長戦上のリズムでレースが進んだ。


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あっという間に集団は3人に。

900mくらいできつさを感じてきただろうか。しかしこのまま自然と集団に乗って自己ベストくらいでは走れそう、という安心感は出てきた。


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1000mを過ぎた付近で先頭を引っ張っていたみたに君がクッとペースを上げたように感じた。既に4分前半の自己記録を持っているし、自分の目標に向けてひた走っている感じだ。

無難に行きたかった所もあり、スパートを見送ってしまったが、まだ余力があったので2位のたなはし君をかわして前を追う。

やっぱり早めに行けばよかったかも。

 

ラスト1周で2分55秒付近のタイムが見えた。必死なのでどれくらいのタイムになるかすぐ計算はできない。

残り300m付近で再びたなはし君に抜き返される。完全に息を吹き返したような走りで前に迫っていく。

やはりイーブンでは行けても、最後のギアの一段階切り替えというのはぼくの脚には残ってないようだ。とにかく後は集中力を切らさないように粘るのみ。


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ラストの直線、場内アナウンスで3分50秒と聞こえてきた。おお、かなり良いタイムで走れるのでは。

前の2人はほぼ4分フラットあたりでゴール。そしてぼくもすぐゴールだ!

 

ガッツポーズといかないまでも、軽く手応えの握り拳を作りゴール。ヨシッ、4分05秒は切れたはず!

 

正式タイムは4分04秒35。

14年前の自己ベストを、期待以上の4秒更新。

 

中距離レースでありがちなポジション取りで消耗するような展開にはならず、ぼくにとって丁度良いペースで引っ張ってもらえたのはラッキーだったと思う。


あとは、自分自身の短い距離のスピードを過小評価していたのもあったが、やはりどんなに力がついたと思っても実際の公認レースでベストを出すと出さないでは大違い。

過去の自分を越えた、このシンプルな喜びこそ陸上競技の原点であり、久々のレースでやっぱり走る事はやめられないという気持ちを思い出させてくれた。

 

これでまた一つ壁を破り、5000m以下のトラックももっとタイムを伸ばせる自信も湧いてくる。

マラソンでさらに上を目指すためにも、スピードを恐れず挑戦していきたい。

 

 

3000m

 

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そして、約1時間半後に3000mレースにも出場。

あっという間に次のレースの時間になり、もう1時間くらい欲しかったなぁという所。

 

こちらも単にトレーニングではなく、自己記録更新(8:44.32)を狙うつもりで。

力はついているはずなので、一本目の1500mで消耗していても、2:55/km切りを保ってギリギリ更新は狙えるのではないか。


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まずは様子見、前のペースが400m70秒ほどと上がらない感じだったので、早々と前に飛び出す事に決定。これは想定通りの展開だ。

最初の1000mが2:55ほぼ丁度。単独走でもリズムは崩ないよう、出し切らないように走ればチャンスはあるはず、と思って走ったが、思っていた以上に身体を疲労感が襲うのが早く、2000m付近でペースが落ち、後ろに追い抜かれて集中力も切れてしまった。

 

順位を落としていく中、ラスト1周で同じく2種目出場で先ほど1500mトップのみたにくんに抜かれ、「いかん、このままでは1日で2回も負けてしまう!」と奮起。再度スパートをかけて頑張ったものの、最後の直線で再逆転を許す。

 

でも、おかげで良いセット練習になりました。タイムは8分48秒96。失速したまま終わるのは食い止め、ベストに近いタイムでは走る事ができた。

 

この日は中長距離のトップレースであるホクレンディスタンスを初め、各地でも競技再開となる県の選手権や記録会が開催された。

まずはトラックから、レースが帰ってきた。

自分だけでなく、周りの仲間達も純粋に競技に取り組んでいる姿を見れて、やっぱり”かけっこ“は楽しい。


大変な状況で選手のために開催に動いてくださった大会関係者の皆さん、ありがとうございました。

 

 

高知中長距離記録会結果

 

1500m 4分04秒35(PB・3位)

400mLAP…64"8/64"1/65"5/49"8

 

3000m 8分48秒96(4位)

 

 LD JAPAN

 

☆1500m14年ぶり自己記録更新!

☆合計4500mで12分53秒

 

 

↓前回のトラック自己新レース振り返り 

www.takemarun.com