第60回唐津10マイル(約16.1km)ロードレース振り返り。
きつい連戦なるが、佐賀にまだ一度も行ってない事、出るなら唐津10マイルでしょ、そしてJALマイルがお得に使える期間という事もあり決定。
土曜にまるRC教室を終えて18時半発の飛行機で福岡に移動し、電車でゴトゴト唐津へ。
乗り換えもなくアクセスは簡単だが、思ったより時間がかかり1時間半ほどで唐津駅へ、到着したのは22時に近くなっていた。
九州の昔ながらの競技者特化レースは正午スタートが多い。今回は12:15スタートでゆっくり寝て準備した。
電車で隣の和多田駅へ行き、歩いて会場へ。のんびりし過ぎたが受付の11時には間に合った。
パンフレットには五輪メダリスト、トヨタ九州森下監督のインタビューが掲載。大会のガチ度が伝わってきます。
招待選手も豪華。
大会記録はぼくが生まれる前の昭和59年に出た記録で新宅雅也さんの45分50秒(2:50/kmペース!)で現在も日本最高記録として残っています。
高校生10kmの部を観戦。
ちなみに上位26名くらいまで厚底シューズでした。
競技”特化“型レースとあって開始数分前に整列できる。やはりありがたい。
最終コールとかは無いようでよかった。アップしてギリギリまで控え室で準備し、スタートのトラックへ。
[start-5km]
ヒッ、冷えー!スタート直前で雨が急に強くなってしまった。
寒過ぎる。筋肉痛めたりしないかな。テンションが落ちてきたが、とりあえずしっかりこなして帰ってこよう。
レース開始して、まずは流れに乗って走る。きつ過ぎず楽すぎない所を見つけよう。
こういう時は集団から自分のリズムで淡々と走っている選手を探す。札幌学院大の選手が良いペースで走っていた。
丸亀より実力、ペースが合う選手が多く走りやすく感じた。これでイーブンペースで走れば結構良い記録で走れるかも。
福岡大学の選手もいる。北から南まで全国から選手が集まってるな、とか考えながら走っていた。
5km15分20秒程度のペースと予想。通過、15分47秒。あれ、全然スピードが出てない…。
風か?いや、虹の松原(松林)に入り、あまり感じない。どうも折り返して帰りがやや上り基調っぽい。
前回が5kmほぼ15分フラットで入った事もあり、体感より遅い時は精神的にガクっとくるもの。今日は無理かも。
[5-10km]
半分諦めモードになりつつあったその時、沿道に高校時代の後輩(九電工で活躍中)を発見。嬉しくなって思わず笑顔で手を上げてしまった。ぼくは基本レース中はガチガチに集中するタイプなのであまりこういう事はない。
テンションが上がったのかそのまま集団の先頭へ。“どうしよう?”と思ったけど、もうダメで元々だと思って行ける所まで行ってみる事にした。
前で引っ張ると、意外と悪くない。スピードは出ないがイーブンで走る分には全然行けそうだ。
落ちてくる選手もいるので、今の集団はあまり意識せず、前を追って走ってみる。
中間地点で折り返し、25分25秒という声が聞こえてきた。50分切りは難しいだろうな。
たまに入れ替わったりもしながら10km通過、この5km15分59秒。いい感じ。ドンドン行ってみよう。
[10-15km-GOAL]
楽ではないけど、先週のハーフに比べたらもう後6kmで終わるから気持ち的には短く感じる。
しかし12km付近で、太ももの付け根あたりの感覚がおかしくなってきた。冷えのせいだろうか。
このあたりから疲労感も強く出てきて、一緒に走ってきた札幌学院大や福岡大の選手も前に出てくる。
離れそうになったが、なんとか我慢。ここを凌げたのは大きかった。
14km付近で落ちてきて吸収した選手の一人がスパートをかけ、遂にぼくも離されてしまったが、これで集団がバラけて序盤から競り合ってきた選手も全て脱落。ここまで後ろからは全く抜かれていない。順位を上げてきている実感があった。
ラスト1kmで、近くの選手を突き放す。あともう一人いけるか?
トラックに入りあと200m、あぁこれは届かないな…と気を抜いたら、最後の直線で置き去りにしたと思った福岡大の選手の追い上げにやられてしまった。
くそう、やはり最後まで前を追いかける気持ちが大切だったな。
動画5分くらい。黒いシャツ着てるのでわかりにくいかも
タイムは51分13秒、73位。
ほぼ丸亀ハーフと同じ3:10/kmペースなのでベストパフォーマンスとまではいかなかったものの、ラスト6.09kmは19分30秒(5km換算で16分00秒)とほぼイーブンペース、長い距離の連戦では今までで一番良かったと思う。最高のマラソントレーニングになったはずだ。
最初からいまひとつスピードに乗れなかったのは寒さのせいか、先週のレースの疲れやスピード練習を抑えたのが影響あっただろうか。
全国最高レベルのレースで連戦という少し無茶をしてしまったが、やはり佐賀と言えばぼくの中では唐津10マイル。
九州の濃いランニング文化に触れる事ができて、本当に来てよかったと思う。
あとは本命の東京マラソンに向けて3週間、しっかり準備に専念したい。
唐津10マイルロードレース結果
51分13秒(73位)ave3:10/km
ソーティマジックLT2 / ターサーソックス / POLAR M430
☆大体ハーフのベストと同じペース
・全体的にフラット、シンプルでクセがなく走りやすいコース
・昔ながらの競技特化大会で準備も快適
・ハイレベルな大会だが、一度は参加、または観戦する価値アリ。独特の雰囲気を楽しめる
・参加費2000円!参加賞はTシャツ、ゴール後タオルとポカリが貰える
・唐津は福岡から電車やバス一本で行ける
レース後
レース後は川内さんと牧野さんとダウンジョグご一緒させていただき、色々お話。川内さんは不調の中無理矢理オーバペースで刺激を入れ続けて調子が上がってきたようで参考になった。
ぼくもこの高速化の流れに乗って自分の肉体に喝を与え続けるしかないな。
冷たい雨のレース後はホッとひと息。控え室出てすぐの所に「からつバーガーとコーヒー」のお店が。
チーズバーガーをチョイス。う、うまい。今まで食べたご当地バーガーでもトップクラスのおいしさでした。
15時から、有名選手のサイン入りグッズが当たる川内選手のジャンケン大会に出席。
60回記念という事で、川内選手の大会を今後もより盛り上げていきたいという気持ちから開催されたそうです。
ホテルは唐津駅すぐ近くの「ビジネスホテル千歳」に宿泊。
夕食は「KARAE」のチキンカレーを食べました。
次の日。寝坊して朝ランはできず。チェックアウトして、まずは駅の近くのお土産屋へ。
至る所に海外でも人気のアニメ「ユーリ!!!!on ICE」のポスターが。主人公の勇利の出身地は唐津がモデルと言われています。
街を散策すると唐津焼のお店が見つかります。古いお店の雰囲気もいいですね。
唐津城を目指していたのですが、お城の近くまで行くのはしんどそうだったので、遠くから眺めるだけにして、近くをブラブラしました。
「城内橋」を渡って元来た場所に戻りました。
静かな水面を眺めると心が落ち着きます。
歴史と自然が感じられる唐津に居心地の良さを感じていました。
バスステーションを発見したので、帰りはバスで福岡空港に戻る事にし、出発前に近くのお肉屋「カルネスタ」で昼食。
佐賀牛のハンバーグをチョイス、中はレアでお肉の味がしっかり味わる本格派、とても美味しかったです。
追加でもち豚のウインナーも注文。歯ごたえ良くで中はジューシー。良質なタンパク質をしっかり補給。
バスステーション内でジェラードが売ってました。
バスの料金は1250円と電車とほぼ同じ。
時間があったので、空港で近くの公園で周回で1時間ほどジョグして帰りました。
次の日火曜祝日もまるRCの教室があり、お土産みんなで食べました。
振り返ってみると、唐津も大会もとても好きになりました。また行きたいけど、もうちょっと先になるかな…
NEXT RACE…東京マラソン2020
九州のガチレース転戦したいですね↓