まるランニングクラブ(まるRC)3度目の挑戦となった高新駅伝振り返り。
レース振り返り
ぼくが代表を務めるまるRCは競技志向のアスリートランナーも立派に育ち、今年こそ新聞に全員の名前が記載される10位以内が大きな目標。
ぼくは例年通り、最長区間の1区10km。スタートは9時。朝起きると結構強い雨。勘弁してくれ〜。
お日様がでないとどうも目覚めもスッキリしない。
しかし走る頃には、雨が止み。程よく湿度があって、風も感じない。
とても条件は良さそうだ。
レーススタート。
皆さんもご存知かと思うが、高知県にも厚底ブームがやってきた。
しかしぼくの新しい相棒、ソーティマジックLT2も遅れをとるつもりはない。
旧バージョンと比べてクッション性が高まり、代わりに反発は少し減り、より長距離向けのシューズになった印象。
この特性を活かすため、今回は一気に切り替えるスパートは禁止し、中盤からじわじわペースを上げて相手のスタミナを削る作戦を考えていた。
最初は1km3分程度のペースで進み、良い感じのリズムで進んでいく。
しかし少し牽制気味になってしまい、5km通過がだいたい15分40秒ほどに。これではここからかなり頑張らないと31分を切れない。
昨年仕掛けが早く失速してしまった反省はあり躊躇していたが、もう覚悟を決めて勝負を開始。
ここから1km3分程度のペースを維持。あっという間に選手が絞られてきて、昨年区間賞のみたにくんと高知農業の3人の集団に。
緩やかなスパートはペースメーカーにされるリスクがあるので一気に突き放すのが定石だが、徐々に痛めつけて振り落とす方がぼくは好き。ムフフフ。
前に出てきたみたにくんを抑えつけ、集団から脱落させる事に成功。
レース前から想定していた通りの展開になった事に、ぼくはある程度満足感を得ていた。
しかしもう1人、あまりマークしていなかった高知農業の選手が落ちない。
しばらく並走する。
ライバルはラストが切れる選手ばかりだと思っていたので、彼は切り替えはあまり強くなかったらいいな。
しかしなかなか落ちる気配がない。うっ、余裕ぶっていたけどぼくの動きも若干横ブレしてきたのを感じてきた。
表情をチラ見。余裕そう。
「あ、これ負けたな…」
ラスト1km手前、一気にスパートをかけられる。あじゃあ。
5kmから引っ張り続けたのもあり、全くこれには対応できなかった。
ラスト1kmちょっとだけで16秒も差をつけられてしまい、2位でたすきリレー。
タイムは31分03秒。一昨年が30:54、昨年が31:01と考えると大きな差ではないが一番遅いタイム。
前半のスローペースが影響したので、後半15分20秒程度で走れたのはまずまず良かったのではないかと思う。感触としても、大体事前のプラン通りに進み昨年よりは安定した走りができた。
ラストは力みが出てスピードが落ちてしまったのは反省点。最近スピード面も改善されてきたはずだが、まだパンチが足りない。
丸亀ハーフで自己ベストを大幅更新するにはもう一段階上のスピードがいる。次の市町村駅伝では違う作戦で挑みたい。
あとはゴールでまるRCチームの帰りを待つのみ。
祈るような気持ちで、次々と帰ってくるチームの順番を数えていた。
まるRCチームはまたしても10位以内にはあと一歩届かず、総合12位という結果だった。
10位との差は1分弱。故障やアクシデントで万全でないメンバーもいたが、みんな本当に頑張ってくれて昨年より6分近くもタイムを短縮する事ができた。
力を出せば10位以内は確実に行けると思ったが、甘かった。高知の駅伝も高速化している。
それぞれ反省点はあるだろうけど、ぼく個人としては見積もりが甘かったゆえに、1区は安全策で行ってしまった事、もう少し1区をハイペースに持ち込んでいればまた流れが変わっていたかもしれない。結果論だが。
色んなレベル・目的のランナーが集まる「まるランニングクラブ」、その中から真摯に陸上競技に取り組むメンバーが何人も出てきてくれた事も凄く嬉しい。しかし上を目指して練習に取り組んでいるのは他のチームも同じだ。
ぼくもメンバーの気持ちに応えれるような取り組みをしていきたい。来年こそは!
次の日はまるRCビッグイベントの30km走。駅伝メンバーもサポートに駆けつけてくれ、絶好の天気にも恵まれて無事大成功に終わりました。本格的なマラソンシーズンももう目の前ですね。
高新駅伝結果
1区10km 31分03秒(区間2位)
まるRCチーム2:22:32(総合12位)
ソーティマジックLT2 / ターサーソックス / POLAR M430
↓昨年の振り返り