まるRCチームでリレーマラソンを走ってきました。
リレーマラソンとは?その効能。
リレーマラソンとは最大10人までのチームを組み、2kmの周回コースをタスキを繋ぎながらフルマラソンの距離(42.195km)をみんなで完走する種目です。今年からハーフ(21.0975km)を完走する部門もできました。
順位はつくものの、種目と言っても公式な競技ではないので、”誰が何回走ってもいいし、1人が続けて走ってもOK“という、かなりゆるゆるなルールです。
競技者向けの駅伝の難しさや厳しさを無くしてしまったような感じで、あっという間に各地で人気になり、市民ランナーにとってはお馴染みの大会になりました。
しかし、がんばって走ってみると、実は他の距離のレースには無いきつさを味わうことができます…。
まるランニングクラブからは4チームが出場し、ぼくのいる「まるRC シューラスク」チームは男性のスピードランナーで固めた割とガチチーム。
とは言えぼくは神戸マラソンで力を出し尽くしてから2週間、軽いジョグしかしていなかったので、さすがに今回は力を抑えて走るつもりでした。
しかしリレーマラソンも年々レベルが上がっており、まず第1走者で走ったのですが、実力者が揃っておりいきなり激しい競り合いの末、数秒差の3番目でタスキリレー。もう一本目で燃え尽きてしまいました。
本当にきついのはここから。続く5人は大体40分ほどで走り終え、再びぼくの出番に。
この間に呼吸は落ち着き、ある程度疲れはとれるので、次も頑張れてしまうのです。
本数を重ねる毎に待ち時間に身体が冷えて、脚はズシーンと重くなり、眠たくなるような感覚に襲われます。
それでも仲間と走っていることもあったり、順位がよくわからないのもあったりで、とにかくタスキを受け取ったらガムシャラに走りました。
身体が冷えきらぬよう間は5分ほどのジョグで繋ぎ、あとは上着を着て休憩、この繰り返しで計4本、アップダウンのある2km周回コースを全て3:10-15/kmのペースで走りました。
このように完全休息をとりながら、2km程度の距離を全力に近い努力で走る練習は、学生時代ごくたまに行った「レペテイショントレーニング」と呼ばれるものに非常によく似ています。
やり方次第では短い休息でつなぐインターバルより”追い込めてしまう“ため非常にハードなトレーニングになり、マラソン選手となってからはほとんど行った事はありませんでした。
練習で行うには心身共にきつい練習ですので、このリレーマラソンを利用する事で、新たなトレーニング刺激を得られるかもしれません。
思わぬ良いスピード練習になりました。
終わった後は栄養補給もしっかり。シューズは休憩時間もジョグでほぐしたりするので、ある程度クッションもターサーエッジを使いました。
以前より出店も充実しているように感じました。手作りシフォンケーキとコーヒーでリラックス。ちゃんちゃん。
初めてリレーマラソンに出場したのは3年前、この時はいきなり第1走で続けて走ったため、休みながら2kmを速く走るきつさがわかりませんでした。