2度目の出場となった仙台国際ハーフマラソン振り返り。
試練の三連戦・最終戦、今回はなんとしても自己記録の更新を。
レース振り返り
仙台はぎふハーフとは違い、エリートの部に申し込みでき、かつ陸連登録者なら誰でも競技場を利用できるのでかなり準備をしやすかった。天敵(?)ランナーズぎょうばさんと遭遇、土曜日大阪で伴走レースからの夜移動という強行スケジュールとのことだった。
1時間前くらいにアップジョグをスタートすると久しぶりによく身体が動く。「よし、今日は絶対イケる」
スタート地点へ移動。各地でよく見る強豪選手も集まっている。
今はトヨタで活躍中の後輩まっちゃんも発見。仙台は初めてらしいけど調子はいいそうだ。
コースの特徴をアドバイスをしたり、一丁前に人の心配をしている場合ではないが、やはり2回目で準備もしやすい大会とあって心にだいぶゆとりがあった。
[START-5km]
レーススタート。
先頭は去年と比べるとそれほど速くなく大きな塊になる。しかし今日は我慢。
良いグループを見つけ、とにかく慎重に、確実にベストを狙いに行きたい。
数キロでぼっちり(ちょうど良い)ペース、人数の集団ができた。昨年より実業団・学生選手が多いのか、タイムを狙うにはもってこいの展開だ。ぎょうばさんも同じ集団。なんか今回も来そうな気がする…。
序盤下りの超高速コース丸亀ハーフと違い、仙台は8kmくらいまで上りが中心。
ここはそんなにキツくない、と思い込んで耐える。
5km通過15分47秒。既にいっぱいいっぱいだった昨年より速い通過、余裕がある。よし、今日は絶対自己ベストが出る。
[5-10km]
淡々と前についていく。
今回はとにかく慎重に。調子に乗って前に出ない。幸い、前の選手は交代したりしながらペースを落とさずリズム良く引っ張ってくれた。
ちょっときつくなってきたような気がしないでもないが、多分まだ大丈夫。ここから下りのボーナスステージだ。この5km15分54秒、これも昨年より少し速いはず。
TBCライブ 第28回仙台国際ハーフマラソン~定禅寺折り返し(7.7km地点)
[10-15km]
12km付近くらい、「まだ結構あるな…」と少し弱気な気持ちが出てきた。
暑さにはだいぶ慣れてきたはずだったけど、久々の高温多湿な条件で思った以上に暑いと感じていた。結構喉も渇いてくる(コップ、小さくてうまくとれない…)。
13km付近、脚にズシーンと疲労感が。呼吸はそれほどキツくないが、最近のレースの疲れが残っていたのか?序盤身体が軽かった分、きつさにプレッシャーを感じる。
下りでは勢いに乗っていけるけど、平地になったらついていけないかも。しかしここで離れたらあっという間に平凡なタイムまで落ちてしまうだろう。
ここは頑張りどころだ。集団のペースが落ちたのか、昨年と同じく14〜15kmあたりで少し身体がラクになった。この5kmは15分51秒。多分ここも昨年より少し速い。だが自己ベストに向けて、油断できる貯金ではないようだ。
[15-20km&FINISH]
前から落ちてくる実業団・学生選手をかわし、順位も結構上がってきた。
集団はイーブンの走りやすいペースでレースが進んでいるため集団はなかなか崩れない。この集団もそろそろペースの変化が起きる時間帯に入ってくるはず。
16km付近、ややペースが上がったように感じて限界に近くなっていた。ここは我慢して、なんとかペースが落ちるのを待つ。
しかし17kmから前は本格的なスパート開始!これには余裕が無かったぼくは集団から離れてしまう。天敵・ぎょうばさんは素早く前に反応。
さすがにこれで集団も崩れ、少し気が抜けて安心してしまった部分もあった。「あぁ、これで自分のペースで走れる」。
周りの選手の力を借りたりしながら、気づいたら19km。離れてからは少し短く感じた。だがこのあたりで東北の強豪サブ2:20ランナー、はやさかさんにかわされてしまう。20km通過、この5km16分21秒。思った以上に落ちている。一瞬の油断がこの結果だ。
でもベストはいけるはず。いつもより時計が気になる。前を目指して頑張る。インターバルのラスト1kmと思え。
ラスト200mを切って最後に時計をチラ見。
タイムは1時間7分22秒。念願の自己ベスト、3年ぶりに10秒更新。
やっぱり自己新は陸上競技の原点にして最高の醍醐味。キャリアを積み重ねるほど難しくなるのは当然だが、それだけに喜びもひとしお。
たった10秒の更新だけど、ぼくが今までベストを出した丸亀や大阪と比べると仙台はアップダウン、また2度の折り返しも含むカーブが思ったより多いテクニカルなコース。
1月の大阪ハーフで1時間7分32秒を出した年は、その後凡走続きで思うような結果が出せなかった。この3年でより濃い経験を積み、だいぶ成長した実感はある。
今回は4週間で3回のハーフマラソンを走るという新たなチャレンジも全てのレースで目標達成した。
課題としては、後半のペースダウン。
またもライバルには敗北、今回は実業団や学生選手も後半でかわせたものの、同じくゼッケン500番代の市民ランナーに後半の競り合いで敗れてしまった。
連戦の疲れもあったかもしれないが、2月の東京マラソンから“序盤飛び出して、後半失速しつつゴールする”というレースが続いていたのでそれがまた出てしまった内容だと思った。
今回15kmまでは質の高いイーブンペースで走れたのが、次に向けて良い刺激になっているのを願いたい。
あとはやはり今の安定感に、もうひと刺激。ワンランク上のスピードを獲得しない限り、もっと高いレベルのランナーの同じ土俵で戦うのは難しい。これからハーフより短い距離の強化にも取り組んでいきたいと思う。
あ、永遠の課題、ダイエットも…。29歳、まだまだ伸び代はありそうです。
仙台国際ハーフマラソン結果
1時間7分22秒(PB・42位)
(5km)15:47/15:54/15:51/16:21/3:28
SORTIE MAGIC LT // ターサーソックス / スント SPARTAN TRAINER
🏆3年振り自己新!
まっちゃん優勝してるし!( ゚Д゚)
観光編。杜の都仙台は魅力的な街です。
今回はANA乗り継ぎで、高知→伊丹→仙台空港と移動しました。
昼発で夜着なので移動がスムーズに行くか少し心配でしたが、これが超快適。空港から仙台駅までは電車で30分弱、東京より人が少なく楽に感じました。
仙台駅に到着して夕食は五色丼と、うーめんなるものを食べました。
話は飛んでレース後の夜。有名な「利久」で念願の牛タンにありつけました。
牛タンカレーも凄くおいしかったです。トロロ付き麦飯も食べてお腹いっぱい。
ホテルは久喜マラソンの時に気に入ったスーパーホテルで。温泉付きなのが魅力ですが、休日男性は22時〜6時代まで。ほとんど寝る時間じゃん…。月曜は無料朝食をいただきました。
昨年は雨で行けなかった仙台城跡へ。念願の伊達政宗像と記念撮影。
こんなに綺麗な景色が見える所だったとは知りませんでした。遠くに白い像みたいなのも見えます。
昨日走ったコースのあたりを見る。
仙台はかなり都会な印象で、しかし自然も多くオシャレな感じがとても好印象です。来年も帰ってきたいな。
少し歩くと神社もあります。
そこから歩いて、「国際センター駅」に移動。羽生結弦さんと記念撮影。
荒川静香さんとイナバウワー…?酷すぎる(T . T)もっとストレッチ増やさなければ。
観光も終え、いよいよ高知に帰る時間になりました。
仙台空港を思った以上に立派で、お土産売り場もレストランも充実していました。
シンプルの限りを尽くしていた名古屋小牧空港とはだいぶ違いますね。
サーモンいくら丼でタンパク質補給。
デザートに蔵王ソフトを使ったパンケーキ。
蔵王と言えば、長距離選手の合宿でもよく聞く場所。
空港でのんびり食事していたらお土産を買う時間が無くなってしまいました…
急いで買ったのが、地元の方オススメの「喜久福」なんですが、めちゃくちゃおいしかったです。
ぜひご賞味あれ。
昨年の記事↓