まるランニングマガジン

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Takemaru Yamasaki マラソンランナー&プロランニングコーチ

ぼくが今まで走ったハーフマラソンの中から、とてもタフだったコースTOP8を紹介

ぼくが一年を通して最も走っている大会の種目は間違いなくハーフマラソン

 

今回はタイムが出やすいコースとは正反対、ぼくが今まで走った中から、非常にきつかったタフなコースTOP5を紹介していきます。

 

基準は高低差がきつかったり、心理的にきつい箇所があったり、実際自己ベストよりだいぶ悪いタイムになっていたりと様々です。

 

 

8位…奧球磨ロードレース

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1月中旬開催、マラソンの本場熊本らしい競技志向ロードレース大会です。

記録を狙う高速コースかと思いきや、高低差は70mほどあり、序盤は長い下り坂ですが、後半はそこを上らなければいけません。

しかも中盤の強風も凄まじいものでした。1月の気温に低さも応えます。

実業団、大学生も数多く出場するレースで、引っ張ってもらって当時のベストより40秒程度遅いくらいのタイムで走ることはできましたが、なかなかタフな経験をさせていただきました。長距離選手としての”強さ”を磨くにはうってつけの大会ではないでしょうか。

 

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7位…汗見川マラソン

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 7月下旬、灼熱の汗見川ハーフマラソン

コースより何よりまず30℃を超える暑さが凄まじいのが特徴で、どう評価しようか悩みどころでしたが、上りはダラダラと長く続き、上り切れば終盤の下りになるのが精神的には楽だったのにこのあたりの順位に落ち着きました。

夏休み的な雰囲気も楽しく高知屈指の人気大会ではありますが、気温に関しては年々凄いことになっているので、もうちょっと涼しい時間帯で走れればありがたいですね。

 

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6位…神鍋高原マラソン

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兵庫の神鍋高原マラソン。蒸し暑くなりやすい6月開催で、高低差約100mとなかなかのアップダウン、周回コースを2周するコース設定で、またここを走るのかと憂鬱な気分になります。

また2周目で多くの周回遅れのランナーに追いついてしまうので危険な箇所もありました…(~_~;)ここは改善されてるといいな。

スポーツ合宿でも使われるという自然豊かなでのどかな環境と、楽しい大会の雰囲気は満喫できました。

 

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 5位…まつの桃源郷ラソン

 

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4月上旬に開催される愛媛県のまつの桃源郷ラソン。急なアップダウンの繰り返し、細かいカーブと非常に走りごたえのあるコースでした。

かなり厳しいコースではありますが松野町の満喫できるハーフは一度走ってみる価値があります。

ちなみにどの種目も副賞がかなり充実しているので、ガチアスリートはぜひ上位入賞を目指してください。

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4位…朝霧湖マラソン

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続いてまた愛媛、5月GWに開催される朝霧湖マラソン。今まで走った大会の中で、とにかく上り坂が急なのがこの大会。

序盤は延々と上り続けるのでまるで登山をしているような気分になります。

しかし、終盤は下りなので、なんとなく気持ちよく終わっている事が多く、また走りたくなってしまいます。

大会の雰囲気も素晴らしく大好きな大会です。

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3位…龍馬脱藩マラソン

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きついきつい桃源郷ラソンや朝霧湖よりもタイムは悪くなりがちな大会。

アップダウンはもう少し緩やかで波打つような感じですが、多少標高が高いのも影響しているのでしょうか。

終盤長い上り坂という難関が待っているのも、心身共にきついポイントだと言えます。

1回目出場した時は優勝したにも関わらず、タイムがいまひとつでコースに負けたような気分になりました。2回目はその時の記録を5分更新し、難コースを攻略した達成感を味わえました。

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 2位…なると島田島ハーフマラソン

 

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 新しくできたばかりの10月の島田島ハーフマラソン(徳島)。

脱藩マラソンと同じように波打つようなアップダウンが特徴です。

朝霧湖のようなジェットコースター式の長い急坂コースの方が体感的にはきつくも感じるのですが、どうもぼくの場合は、アップダウンが繰り返される方がペースが安定せずタイムが落ちやすいのかもしれません。見事に序盤の坂で撃沈してしまいました。

景色は綺麗ですけどね。コンパクトな運営も好印象だし、良い大会だと思いますが、また出たいかと言うと…ちょっと考えるかな(笑)

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1位…富士吉田火祭りロードレース

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そしてダントツにきつかったのがこの大会。

急なアップダウンに加え、ここは1000m以上の高地で上り坂のキツさは倍増します。

また真夏の大会なので、高地といえども簡単に30℃を超えてしまいます。コース、高地、気温…

さらに序盤ではまさかのトレイル道も。聞いてないよ〜

早々に撃沈し、ハーフのワースト記録を大幅に更新してしまいました。

 

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ハーフマラソンの活用法

 

ぼくはハーフマラソンを強化のためのトレーニングとして非常に重視しています。

ハーフマラソンはトレーニングとしてはなかなか絶妙な距離で、マラソンペースより速いスピード練習としても、ウォーミングアップとクールダウンも含めて25km以上の走り込みとしても活用する事ができます。これは普段は“平日夜はトラックでスピード練習、週末はロング走”というパターンの人にとっても練習の流れを崩さずできるのも利点です。

そして、フルマラソンよりは遥かに疲労や後日のダメージは少なく感じるはずです。

 

さらにぼくはハーフマラソンの回数を重ねるうちに様々なコースへの対応力が上がってきたのにも気づきました。

ハーフマラソンは記録より楽しみ重視なローカル大会も多く、場合によってはまるでクロカンレースのような変化に富んだ地形のコースを走る事も少なくありません。

 

一方フルマラソンはランニングブームと共に都市型マラソンが増え、記録を狙う人や、反対にとにかく完走が目標という初心者も増えたので”フラットなコース“を売りにしている大会が多いような印象があります。

 

自己ベストは狙えないローカルなハーフマラソンではしっかり自分なりのテーマを決めて走ると良いのではないでしょうか。

 

タイムを伸ばす高速ハーフと、タフなコースをしっかり安定したペースで走り抜く走り両方できればよりマラソンランナーとしてのスキルがアップしていくのは間違いありません。

 

これからも楽しみながら各地のハーフマラソンを活用していきたいです。

 

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ランナーズ最新の11月号・ハーフマラソン活用法特集でぼくのミニコラムが掲載されました!プロコーチも実践😏臨場感たっぷりの川内優輝選手のニューカレドニアマラソン出走手記等、他にも面白い記事が盛り沢山なのでぜひ購入してくださいね。https://runnet.jp