ぼくの愛用しているアシックスのシューズを紹介していきます。
ぼくはランニングを本格的に始めた学生時代頃からアシックス派。
他のメーカーシューズも履いた事がありますが、ぼくはかなり偏平足で足裏付近の故障も多いのでアシックスのクセの無い履き心地が一番安心感があります。
ですが目的に応じた様々な種類のシューズがあるため、使い分けもとても大切です。今回は使用頻度の多いジョグ用シューズからレースシューズまでぼくの使い方を順番に説明します。
- GEL-1000シリーズ(普段のジョグ、ウォームアップ&ダウン。4:30~5:00/km)
- DSトレーナー(短いジョグ、ジョグより少し速めのロング走。4:30/km前後)
- ゲルヌーサ雨の日用。またはテンポの良いジョギングで。
- ターサージール(マラソンのための速いロング走用、またはスピード練習。3:20〜4:00/km)
- ソーティマジック LT(レース、ポイント練習用。2:50~3:20/km)
- LDジャパン(クロカンレース、1500〜5000mレース用)
- (おまけ)オニツカタイガー・セラーノ
GEL-1000シリーズ(普段のジョグ、ウォームアップ&ダウン。4:30~5:00/km)
ぼくの走行距離の大半はこのGEL-1000シリーズになります。
有名なGEL-2000シリーズの廉価版(れんかばん)なのですが、しっかり作られており、クッションも靴底の内側についている捻り防止のシャンクも特に不足は感じません。
いわゆる“コスパが良い”シューズと言えるのではないでしょうか。
アテネオリンピックマラソン優勝のステファノ・バルディーニ選手もこのシューズを愛用していたとか。
同じジョギングシューズ(or初心者のマラソンシューズ)のカテゴリーになるGEL-2000シリーズはゲルのクッション性や耐久性がもう少しアップする感じでしょうか。さらに高価で様々な脚を保護する機能をつけたのがゲルカヤノです。
ぼくにとってはややクッションが必要以上にあるように感じましたが、もちろんこの2つのシューズもとても良いシューズです。イージーな”落とす日“の練習でよりダメージを軽減したい場合はこちらの方が良いかもしれません。また改めて試してみたいです。
実業団のトップマラソン選手はジョギングでも薄いシューズを履いて足を鍛えていると聞き、試した事がありますが日頃の脚の疲れが抜けにくくなりあまり良い成果は得られませんでした。むしろジョグは重めのシューズの方がスピード練習とは違う筋肉を使いつつ良いトレーニングにもなるように感じています。
DSトレーナー(短いジョグ、ジョグより少し速めのロング走。4:30/km前後)
安定した履き心地、クッションとスピードの上げやすさを両立したシューズで、日本ではサブ4ランナーをターゲットとして販売されています。
このシリーズは海外では定番のマラソンシューズとしても大変人気があり、マラソン2時間10〜20分台エリートの選手でもレースで履いているのを何度も見かけました。
DSトレーナーの注意点は、シリーズによってガラっとバージョンチェンジを繰り返している事で、新しい物の楽しみもありますが、たまに全然合わないという事もあります。
どのバージョンでも共通しているのは適度に足幅が狭くてフィット感が良いことですね。
ゲルヌーサ雨の日用。またはテンポの良いジョギングで。
6/6(水)‥‥20kmjog6月第1週水曜はグローバルランニングデー。今年も雨でした☔️梅雨対策に勝ったゲルヌーサ、かなり気に入ってます。#gelnoosa #globalrunningday
試しに買ってみて”当たり“だったのがこのシューズ。主に海外のトライアスロン選手をターゲットとしていているのですが、周りでも履いているランナーが結構増えていて、万人に使いやすく良く出来たシューズだというのがわかります。
最大の特徴がスイム後走りやすいように、シューズ内の水はけが良くなっている事です。これが雨の多い梅雨に大活躍。ソールは前足部分が厚めのフラットな作り、カテゴリー的にはDSトレーナーと同じくらいになっているので、ジョグにもちょっとしたスピード練習にも使えるというなかなかの万能シューズです。アッパーの履き心地や耐久性もグッド。
欠点は、やはり海外を中心に展開しているシリーズなためか、アシックスシューズの中ではかなりつま先が狭めに感じる事です。かなり気に入ったのでまた買いたいのですが、ワンサイズ上を試してみようかと思います。
またあまり雨の日用としても、連日のようにズブ濡れにすると汚れもかなりつくので、衛生面も保っておきたいですね。
ターサージール(マラソンのための速いロング走用、またはスピード練習。3:20〜4:00/km)
ご存知アシックスのエース、ターサーシリーズ。
元々ターサーといえばコンセプトはDSトレーナーに近く、”ジョグでもスピード練習でもなんでも使える“といった感じのシューズだったのですが、ジールシリーズになってから軽量化、さらにシリーズが進む事に爪先部の反発も増し、よりレースに適したシューズになっていきました。
ぼくは週に1度行うマラソン用の速いロング走(32kmを3:50/km切り)での使用がメインで、たまにスピード練習でも使います(1km刺激走、ヒルインターバルやファルトレク等)
履き心地、走りやすさ、クッションのバランスと申し分無いアシックスの技術が詰まった名シューズです。ぼくはより薄めのソーティシリーズをレースで使っていますが、上級ランナーがレースで使っても全く問題無いでしょう。英国のデウィ・グリフィス選手はジール6で10kmを28分台で走っています。
短いレースにもかなり対応して作られており、ジールでフルマラソンの後半はかなり脚にくるというランナーはもう少し反発を抑えたシューズを試した方が良いかもしれません。
ソーティマジック LT(レース、ポイント練習用。2:50~3:20/km)
そして現在ぼくの愛用するマラソンシューズはソーティマジックLTです。
ぼくはこのシューズで今まで3度、2時間20分台の記録を出しました。
アシックスのロード・駅伝用最高峰のシューズがソーティマジックシリーズで、学生時代からレースでずっと履いてきたとても信頼のできる作りのシューズになっています。
最近のは少し名前がややこしいのですが、僅かにクッション性と耐久性を高めたものがマジックLTです。
しかしそれでもかなり薄いシューズで衝撃がダイレクトにきやすいシューズである事に間違いはありません。フルマラソン用としては万人にオススメできるシューズではありませんが、競技者の要求は繊細なもの。ぼくはターサーでレース中盤に集団から離れてペースが落ちた時に、踵のクッションの感じが走りにくいような感覚になってからマジックLTに変更しました。
もう一つ、より薄いソーティRPという最上級のシューズがあります。アッパーのフィット感・履き心地は最高で何回かフルでも使いましたが、こちらはバージョンアップするたびに駅伝用に反発アップの方向に向かったため、現在はトラックの10000m他たまに短い距離のレースでのみ使用しています。川内優輝選手はもう少しクッションのある初代RPのカスタム版を履いているようです。
LDジャパン(クロカンレース、1500〜5000mレース用)
最後に挙げるのがスパイクシューズ。
つま先にピンがつきロードでは使えないので、多くのマラソン選手にとっては縁が無いようにも思えます。実際ぼくにとっても年数回しか使う機会がないのですが、定期的にスパイクを履く事で普段は使えない筋肉に刺激を与えることができます。
芝生のクロカンレース(たまに使用してはいけないコースもあるようです)、1500〜5000mのトラックレースで主に使っています。
LDジャパンも何度かマイナーチェンジをしたのですが、踵に程よくクッションのある今のバージョンが一番気に入っています。
スピードが増し、効果的なトレーニングにもなりますが、つま先でより地面を強く蹴る・押す力が強くなるスパイクはアキレス腱に負担がかかりやすいのが一番の注意点です。
アキレス腱の故障は重症になりやすく、心配ならロード選手はトラックでも無理に履く必要は無いと思います。
(おまけ)オニツカタイガー・セラーノ
アシックスの前身である「オニツカタイガー」がファッションシューズブランドとして復刻、海外で爆発的にヒットしたそうです。この日本のレトロな雰囲気って、結構ウケるんですよね。
セラーノはスパイクシューズを元にしていているため、かなり薄底でクッションはあまり無く、歩き過ぎると疲れるかもしれませんが、足裏を使うトレーニングにもなります。
少し古いですが、ぼくが初めて読んだシューズの本。
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