まるランニングマガジン

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Takemaru Yamasaki マラソンランナー&プロランニングコーチ

移動・食事・宿泊、費用…気になる情報をまとめてみました[ゴールドコーストマラソン2016番外編]

 

 

移動について。はじめてのカンタス航空

 
過去2回はLCC(ローコストキャリア・格安航空会社のこと)のジェットスター航空を利用しての移動でしたが、今回は初めてカンタス航空を利用してみました。
 
・今回のオーストラリア行きの日程
6/30(木)
高知⇒羽田
12:00⇒13:15
成田(リムジンバスで羽田から移動)⇒ブリスベン
20:40⇒06:45
16:00⇒17:30

7/4(月)
シドニー⇒羽田
21:00⇒05:30
7/5(火)
羽田⇒高知
07:40⇒09:00

結構変則的な日程ですが、これが今回はバッチリはまりました。

朝に飛行機で帰れるのが、交通が不便な高知にとってはありがたい所です。

ちょっとしんどいかもしれませんが、羽田の国際線をうまく使えば、出発日と帰国日も仕事や打ち合わせを入れるということも可能ではないでしょうか。

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待ってました、機内食カンタス航空では昨年から機内食のボリュームがアップしたそうな。
ぼくは飛行機の中ではあまり眠れないタイプなので、最高の暇つぶしにもなります。
A寿司 B若鶏トマトソース&パスタ C豚肉生姜焼き&米の三つから選べ、パンとデザートがついてきます。

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ぼくが選んだのは洋食。やっぱり機内食といえばビーフオアチキンでしょう。

すんごいデカいのかと期待してたのですが、さすがにエコノミーでそこまではいかなかったです(笑)
でも小さい箱にギュっと小さいパスタが入っていました。
料理もまずまず楽しめましたが、個人的にはこの必ずついてくるチーズが入った温かいパンとデザートがおいしかったです。
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機内のゲームソルティア(ルールちゃんとわかってないけど)しながらなんとか時間潰し。

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機内が暗くて見えずらいですが、卵とかベーコンが入ったパンが機内朝食。
朝はヨーグルトしか食べれないぼくには機内でこのパサパサ感はきつい!
しかしみすみずしいフルーツもついていたのでなんとか喉を潤わしながら食べました。

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ブリスベンに到着。
心なしか、今までの長時間移動よりは少し楽に感じたような気がします。


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今回は初めてブリスベン空港に到着し、サーファーズパラダイス(ゴールドコーストの中心地)ホテルにタクシーで移動。

これが色々なガイドブックを読むと、3人ほどならタクシーが割安で無難というのをよく見たのですが、結局予想を遥かに上回る290ドルかかりました!
情報が古かった?先に料金を聞いておくのも大事になりそうです。

なんにせよまずはスムーズに着けたのでヨシとしましょう。次来た時はブリスベンの観光もしてみたいなぁ。

  

・市内はトラムの移動がとにかく便利

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 ホテルに着いたら荷物を預けて、トラムで受付会場に移動。会場のゴールドコーストコンベンションセンターはブロードビーチ駅に降りてすぐ。


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シドニーへの移動は、日曜のレースが終わった午後。

自分のレースが終わり、ダウンジョグして、一回ホテルに帰ってチェックアウトして荷物預けて、フルの応援をして、また帰って昼食食べてから荷物受け取って移動しました。

なんか忙しそうな感じですが、トラムを使った移動がスムーズで意外とそうでもなかったです。
オージーに劣らず(?)のんびり屋のぼくが言うのだから間違いない。

もたもたしていたので、カワウチvsムンガラのゴールにギリギリ間にに合わなかったのが本当に残念でしたが…

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ゴールドコーストトラム(路面電車)を使った移動が大変便利で、10ドルでワンデイパス(一日乗車券)を買えます。
さらに、なんとこのチケットで空港行きのバスも乗ることができるのです!凄いお得感ですね。

初めての方はバスの移動はちょっと怖いかもしれませんが、このチケットでカランビンの動物園も行けますし、ローカルな美しいビーチの景色も見えて、慣れると本当に便利です。

市内にあるHISのゴールドコースト支店で詳しく教えてもらえるので、ぜひうまく活用してみてください。

なお、ゴールドコーストマラソン参加者はその日のお昼頃まではトラムが無料になります。
マラソン会場はサウスポート駅から非常に近いので、ここでもトラムの移動がとても便利です(受付会場もブロードビーチ駅を降りてすぐ)。
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・空港までの道のり
サーファーズパラダイスからトラムで終点駅のブロードビーチサウスまで→"777番"のバスに乗り換えてゴールドコースト空港へ



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ゴールドコースト空港に到着。
ブリスベン空港と比べるとコンパクトな空港なのですが、FREE Wi-Fiも使えて快適でした。

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待ち時間に、空港内にあった「SUMOサラダ」に立ち寄ってみました。
相撲サイズってことか~
沢山野菜を食べて健康的になろうというコンセプトということで、こちらも小さいパックにギュウギュウ詰め。
一パックに違う種類のメニューを入れるのも可能なようなので、そちらの方が飽きずに食べれそうです。

最後は21:00シドニー→朝羽田に到着、そのまま国内線で高知へ、という流れ。

帰りの機内食では話題のスーパーフード・キヌアがあったのでチョイスしてみました。

ジェットスターよりは座席シートが快適だったのか、あるいは単に経験を積んだからかは定かではありませんが、やっぱり帰りも思ったより時間移動がしんどくなかったように感じました。

 

食事について

食事は旅行最大の楽しみではあるのはもちろんのこと、ランナーにとってはレース前の調整にも大事な要素です。
今回も色々振り返ってみました。


まずはゴールドコーストに到着してから受付会場へナンバーカード(ゼッケン)受け取りに行った後、近くにある超有名イタリアレストランGemelli(ジェメリ)に行きました。ちょうど金曜は昼間だけの営業でした。
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ピッツァの美味しさには感動しました。生地はパリパリかつモチモチ。
チーズは濃厚で、シーフードも美味しい。さすがのクオリティでした。

お値段は25ドルくらい。オーストラリアは物価は高いけど、食べ物はサイズが大きいので仲間とシェアして食べるとお得に色々食べれます。他にも今回は円高だったのでラッキーでした。


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プリプリしたエビが沢山入ったパスタ。麺の感触はちょっと独特な感じで、予想以上にオリーブオイルが沢山入っていましたがそれが妙に口に入れるほどハマリました。でも胃がもたれるかもしれないので、走る前はちょっと注意ですかね。

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オヤツにアイスも買っちゃいました。口サッパリしたいじゃないですか。
ちょっと食べるはずだったけど小さいカップにアイスをぎゅうぎゅう詰めでボリュームたっぷり。

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夜は米と魚にしようと思って、中華料理店で頼んだこれが全然口に合わず。
魚の味は全くせずひたすら甘くて、ご飯に砂糖をタップリかけて食べているような苦痛を味わいました。
が、つい残さず食べてしまい、かなり効いてしまいました。

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土曜はあまり食べ過ぎないように気をつけて。
10kmRUNの応援が終わった後に大好きなミューズリーを注文。
でっかいボウルにグラノーラ風のミューズリーとフルーツがタップリ。これにヨーグルトだけでなく牛乳もタップリかける。ちょっとお腹緩くなりそうでしたが、まぁ大丈夫でした。


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海の見えるカフェでは人馴れした鳥さんが残り物をご相伴にあずかりにきていました。
こののんびりした雰囲気、やはりいいですね~

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夜は無難に日本料理店でSUSHIを頼みました。

オーストラリアで一般的な巻き寿司は大体どこで食べても味もサイズも日本の物と変わらない感じなので、完全に違和感なく食べれます。美味しいです。
なお、みそ汁も頼めました。お腹のコンディションを整えるにはやっぱりみそ汁ですよね。

が、ここものんびりのオーストラリア。店は混んでいてメチャクチャ待ちました。
レースが朝早いので夕食はかなり早めに食べるか、スーパーで買っておく方がいいかも…

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レース日の朝食。
朝食は大きめのバナナとカロリー控えめのギリシャヨーグルト、あとはホテルにあったカフェインレスコーヒーのみ。
起床が2:45とあって、今年もアクシデントを避けるためにかなり軽めにしましたが、やはり少し後半パワーが出なかったような気も。


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ゴールドコーストマラソンの会場も、やはり日本の大会のように出店が盛り上がっていました。
お、日本ではあまり見ないスイートポテトフライを発見。さつまいも好きとしてはこれは見逃せない。

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これももの凄いボリュームでした!言わずと知れた食いしんぼランナーのぼくですが、さすがにフライてんこ盛りはアスリート的には少したじろいでしまいます。

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その後はスムージーを購入。
豪州は新鮮な野菜や果物も沢山食べられるので、うまくバランスをとりましょう。


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今年から(多分)スポンサーになった日本でもおなじみゼスプリの提供で、受付会場、レース後と色々な場面でゴールドキウイが食べれました。

レース後は丸のままのキウイを置いていたので、近くの人に食べ方を聞いてみると、なんと皮ごと食べられるということを初めて知りました。
試してみましたが、とても新鮮で美味しかったです。

 


オーストラリアの国民食とも言われるミートパイ。
昨年食べて予想以上に美味しかったので、近くにミートパイの食べれるお店が無いか、ホテルのコンシェルジュ的な人に聞いてみました。

するとコンシェルジュさんメモ用紙に書き書き”7-11”の文字。
なな、じゅういち?フムフム、なんかオシャレな響きのお店だな…って、すぐそこにあるコンビニ(セブンイレブン)じゃん…2016-07-01-17-11-48
確かにありました、ミートパイ。いや、普通に美味しかったですよ。


で、後日わかったんですが、ホテルのすぐ近くに有名なパイ専門のチェーン店pie face(パイフェイス)がありました。なんでこっちを教えなかったのか…
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カワイイニコチャンマークみたいなのが特徴のパイフェイス、最近東京にも出来たようです。機会があればオーストラリアの味をぜひ一度体験してみてください^-^
http://www.duskin.co.jp/service/pieface/


昨年も思いましたが、レース前は定番のパスタでも油の量がグッと増えてしまうことがあるので注意が必要です。日本のものとほとんど変わらない手巻き寿司はかなり食べやすいのではないでしょうか

  

 

宿泊について


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やっぱり旅といえば、宿泊先でも色々ありますよね。

オーストラリアのホテルでの体験・感想をまとめてみました。

今回一番苦労したのが、ホテルの確保。
意外と安くとれるかと思っていたのですが、ゴールドコーストマラソンの日は宿泊代がかなり上がっており定番のホテルは1部屋2万円程度、さらにサイトによっては2泊では予約できなかったりと冷や汗をかきました。
結局Booking.comでグランドチャンセラーホテルが1部屋1泊14000円のセールをしていた(ただしキャンセル不可)ので、ここで予約することにしました。

海外ホテルは基本2名1部屋なので1人使用料金は痛い所ですが、とりあえずレース前に大きな部屋を1人で使えてリラックスできました。

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鏡の後ろにあってしばらく気づかなかったんですが、ポットとコーヒー、紅茶、砂糖やクリームパウダーの小分けの袋がありました。
カフェインレスコーヒーがあったのがありがたかったですね(レース前カフェイン摂取を好む人も多いですが、ぼくはトイレが近くなると面倒なので避けています)。

味も美味しかったです。あんまり日本ではピュアなディカフェの小分け袋は見ないのでスーパーに売ってれば買い込んで来れば良かったなぁ。

ちなみにハブラシは無かったと思います。バスタオルはあって、ちゃんと交換してくれます。
貴重品金庫もありますね。ぼく自身は嫌な経験をしたことはありませんが、海外のホテルでは貴重品を置きっぱなしにはしないのが常識みたいです。

あと2階にあるパソコンも無料で使えたみたいです。

あ、それから1回ついカードキーを忘れて部屋の外に出てしまい、ちょっと苦労しました。
注意してたのですが、海外だとこういう時は面倒くさいですよね。

例のテキトーで明るいコンシェンルジュさんに助けてもらいました。

昨年の宿泊所・マントラレジェンズホテル


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昨年泊まったのがマントラレジェンズホテル。

ホテルでは鍋や包丁、コンロ等があって、自分で調理できるようになっていたので、マラソン前はとても便利だとと思いました。
が、レース当日は皆さんご存じのとおりゴールドコーストマラソン史上に残る珍事件?を起してしまいます。


みんなも気を付けようね☆(・ω<) 

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マントラレジェンズ内には有名なシーフードビュッフェ「シェーブル」があります。グランドチャンセラーにもあるのですが、今回は行く機会がありませんでした。


HIS等のツアーでもこのグランドチャンセラーとマントラレジェンズは定番のホテルで、サーファーズパラダイス(市内)のとてもわかりやすくアクセスが便利な所にあるので、どちらかを選んでおけばまず間違いないでしょう。
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ビーチも歩いてすぐ。


シドニーで泊まったホテルもツアーの定番のキャピタルスクエアホテル。
少し古い感じで部屋も広くはありませんでしたが、ここもアクセスが非常に良く便利でした。

オーストラリアでは基本チェックアウト後も荷物を預かってもらえるので、観光も重荷を背負わず楽しめました。


あとはホテルでは、タクシーを予約したり、モーニングコールをお願いしたり、走りに行く時カードキーを預かってもらったり、観光地の場所を聞いたり…ということがありますが、言葉がうまく伝わらないとここらへんももたつく所ですね。

ぼくは困った時はツアーでお世話になったHISゴールドコースト支店に行きました。
スタッフは皆日本人の方で丁寧に教えてくれますし、換金や、トラム1日乗車券、各種レジャー施設やレストランのチケットを買うこともできます。



バックパッカー(ドミトリー形式)ホテルはご存じですか?

狭い部屋に4人程度が共同で泊まったり、大部屋に何人もの人が泊まるというスタイルの宿泊所です。

なんといっても安さがウリで、1泊2000~3000円程度、もちろん1人部屋追加料金もかからないので、世界中のバックパッカー(リュック一つで世界を旅する人達)にピッタリのホテルなのです。

ぼくが一回目のゴールドコーストマラソンでは前日入りして、1部屋4人形式のバックパッカーホテルに泊まりました。

隣はオランダ人カップルが泊まっており、夜はなんだか甘い声が聞こえてきたような気もしたのですが、そこはあまり考えないようにして寝ました。

しかしゴールドコーストマラソンはスタートが早い(AM7:20)ので、ぼくは4時前に起床しなければならず、部屋の人を気にしながら出て行く準備をするのも苦労しました。


この後観光で訪れたメルボルンで宿泊したバックパッカーホテルは大部屋にベットがいくつもあるスタイルで、なんだか学生時代の合宿のようでこちらの方が周りを気にせず寝れました。 


ただこれも早朝レースの場合はちょっときついでしょうね。それほど清潔でない所に沢山の人が一緒に泊まるので風邪を引いて体調を崩すリスクもありますし…

 

費用について

海外マラソンに行く上で気になるのが、日程と、やっぱりトータルの費用。

これもせっかくなので計算したものをまとめてみました。

特に地方から行く場合のデータってあまり見ないので、参考になればといいなと思います。
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航空券料110,780円(カンタス航空利用(&JALコードシェア便)・HIS経由で11月9日購入)
高知→羽田 成田→ブリスベン ゴールドコーストシドニー シドニー→羽田 羽田→高知

+店舗予約の手数料約6000円

海外保険…5850円
ビザ…1296円

・ホテル代
3泊トータル34000円(グランドチャンセラー&シドニーのキャピタルスクエアで一泊)

・その他交通費
羽田→成田スカイライナー3100円(行きのみ)
現地タクシー、トラム、バス移動…AU$150-200

・エントリー
マラソンAU$150 〇ハーフマラソンAU$115
10kmAU$80 5.8kmチャレンジAU$65 ジュニアAU$25

豪州ドル=1ドル83円計算


トータル…約19万前後

その他お金を使う場面…食事、お土産、現地でのレジャー・ツアー参加(遊園地、動物園の入場料等)



備考


木~火曜日(ホテル3泊)の日程で、20万かからないくらいの費用で行けました。かなり時間も有効に使えて満足度の高い旅が出来たと思います。

タクシー代の思い違いでブリスベン→市内ホテルの移動にかなりお金がかかったことと、ホテルを1部屋2名利用する場合はもっと節約できると思います。
また丁度円高だったのはラッキーでしたね。


カンタスの羽田国際線を利用したフライトは、急に料金が跳ね上がることもあるので、早めの購入が安心ですが、朝に羽田に着く便は高知県人には大変ありがたい日程です。

ただジェットスターの成田→ゴールドコースト直行便も快適なので、これからもどれがベストな選択かもうちょっと勉強していきたいです。


海外に行く上で、費用や仕事との兼ね合いはとても大事な問題ですが、海外マラソンで得られる刺激や経験値はお金では測れないものがあります。

きっと帰って来てから仕事の意欲も上がり、新しいアイデアも沢山湧いてきてバリバリ働けるようになるのでは!?なんて思ったりしています。少なくともぼくはそうです。