まるランニングマガジン

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Takemaru Yamasaki マラソンランナー&プロランニングコーチ

優勝しても、コースに敗れた?龍馬脱藩マラソン振り返り

勝ったのに完敗…?龍馬脱藩マラソン2015振り返り。

 

高知市内から車で1時間半ほどの所にある”龍馬脱藩の地梼原町で10月上旬に開催されるこの大会は、スタート地点が標高400mほどの所にあり、この日は少し雨が降ることもあって肌寒く感じる事もありました。

 

 

またフル・ハーフ・10kmと部門があるのですが、ぼくが出場したのはハーフマラソンの部。

11月の大田原マラソンに向けた調整レースという位置づけでした。


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 写真提供・きゅうさん。スタート前は余裕のポーズ。

 

 

全国屈指の難コース。フルマラソンの高低差は550m!?

 

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さて、勢いよく飛び出していきましたが、9月の足首の故障の影響もあり、かなり厳しいレースとなりました。

 

ほとんど平坦な道はありませんが、序盤のトンネルを抜けると急激な下り坂。

「これ、帰りは上らなきゃいけないのか…」と一瞬考えつつも気を取り直して、まずは目の前のコースに集中する事に。

 

折り返しまでは上りが中心となり、5-10kmはキロ4分少し切るくらいでいつものジョグに毛が生えたようなペースにまで鈍化。上りのリズムが悪く、下りでは治ったばかりの足首に少し響く。

 

そこから多少は持ち直したものの、待ってました最後のトンネル前の”激坂”。

気が抜けかかっていた所でこの坂、かなり堪えました。

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ゴール前の直線で、地元の学生さんが手作りのメダルをかけてくれます。

知らなくて、必死でラストスパートしてたので正直少し戸惑いましたが…。

 

結局最後まで独走で優勝することができましたが、散々コースには苦しめられて過去ワーストタイム。まるで敗者のような気分になってしまいました。

 

ハーフマラソンのコースは高低差はだいたい100mほどで、朝霧湖マラソンよりは緩やかかと思ったのですが、登山のように上って、後半は一気に下っていく朝霧湖と比べると、波打つようなアップダウンで最後に難所が待ち構えている脱藩のコースの方がぼくには精神的にきつく感じました。

 

しかしなんとフルマラソンの部は高低差550m(!)とのことで、走ったらどれほど厳しいコースなのか、ちょっと想像できません。日本でも一、ニを争う難コースなんじゃないのかな…

 

”脱藩”は本当に大変だったんですね。

 

フルマラソンを何度も完走してきたランナーでも、脱藩マラソンを走り切ることができれば、また違った世界を体験できるのではないでしょうか。

 

ぼくもいつかは真の”脱藩”マラソンを体験してみたいです。

レース後は、「雲の上温泉」でリラックスして帰りました。

 

 

・龍馬脱藩マラソン結果

 

1時間17分24秒(1位)

(5km)18:25/18:42/18:25/(6.0795km)21:49

 

 

まとめ

梼原町高知市内から車で1時間半ほど。少し標高が高い所にあり、天気が崩れると寒くなることも

・波うつようなアップダウンコース。最後の難所まで気が抜けない

・フルマラソンのコースは全国屈指の難コース。脱藩は大変ぜよ…

・終わった後は「雲の上温泉」が定番コース。

 

龍馬脱藩マラソン大会|大会公式ホームページ

 

kumono-ue.jp

 

www.takemarun.com