まるランニングマガジン

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高知のマラソンランナー・山﨑竹丸が走る事をもっとディープに楽しむ情報を発信していきます。まるランニングクラブ代表

川内優輝選手のボストンマラソン優勝がなぜとてつもない快挙なのか、重要なポイントをまとめてみた

川内優輝選手が、なんとあの世界最古の歴史を持つボストンマラソンで優勝するという快挙を成し遂げました。 

number.bunshun.jp

 

昨年の大迫傑選手の3位も素晴らしかったのですが、優勝となるとオリンピックで金メダルを獲るのに匹敵するくらい価値のある結果だと思います。一般のファンには伝わりにくい部分も掘り下げてピックアップしていきたいと思います。

 

瀬古利彦さん以来31年ぶりの優勝(なんと川内選手の生まれた年!)

▷アジア人としては李凰柱さん以来(アトランタ五輪銀メダリスト)17年ぶりの優勝

ワールドマラソンメジャーズシリーズが始まって以来、男子選手としては6大マラソン初のアジア人優勝(非アフリカ出身選手ではマリウソン・ゴメス・ドスサントスに次ぐ2人目)

▷40km付近でボストン前回王者でロンドン世界陸上優勝のジョフリー・キルイを逆転。


▷その他一緒に走ったメンバー達

タミラト・トーラ(PB2時間4分11秒、リオ五輪10000m銅メダル)

レミ・ベルハヌ(PB2時間4分33秒ボストンマラソン2016優勝)

レリサ・デシサ(PB2時間4分45秒、ボストン2度優勝、モスクワ世陸銅メダル)

ノバート・キゲン(PB2時間5分13秒)

ウィルソン・チェベト(PB2時間5分27秒、アムステルダムラソン3回優勝)

エヴァンス・チェベト(PB2時間5分30秒)

フェリックス・カンダイ(PB2時間6分03秒)

フィレモン・ロノ(PB2時間6分52秒)

アブディ・アブディラマン(2017NYCマラソン3位)

ゲーレン・ラップ(リオ五輪ラソン銅、ロンドン五輪10000m銀、2017シカゴマラソン優勝、2017ボストン2位)

※先日東京マラソン2位で日本記録を更新した設楽悠太選手のタイムは2時間6分11秒。

 

 ところでここで挙げたトップ選手はほとんど途中棄権してしまっています!

スタート時の気温は3度で冷たい雨と強風のコンディション。この過酷な条件が寒さに強く経験豊富な川内選手に味方しました。

女子もアフリカ勢はほぼ全員が途中棄権、アメリカの実力者リンデン選手が優勝し、ボストンを大いに沸かせました。

 

 

この快挙は奇跡的なラッキーととらえることもできるかもしれませんが、こんな重要なタイミングで運も引き寄せる川内選手の非凡さに改めて驚かされます。

 

どうしてもマラソン界は世界大会のメダル以外価値がつたわりにくい部分もあるのですが、テニスの4大大会で日本人が優勝(錦織圭選手が次こそ勝つか!とよく話題になりますよね)したようなもの、というのがわかりやすい例えでしょうか。

 

海外ではフルタイム勤務ランナーである事や、コーチをつけない独特な練習法、マラソンサブ2時間20分以内のギネス記録保持者であるなど、今回の結果だけでなく非常に個性的な背景、実績が評価され、賞賛の声が続々と挙がっています。

日本のテレビではまだそれほど大きく取り上げられていないように感じるのが残念ですが、世界中にファンのいる川内選手にとってはそれほど重要なことではないのかもしれませんね。

 

これからもグローバルな活躍、楽しみにしております。

 

www.theguardian.com

 

 

  

 (レースシューズはアシックス(asics) ソーティマジック RP シリーズのカスタム。おそらく初代の型がベースでぼくもお気に入りでした。ユウキモデル出してほしい…)

 

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久喜マラソンで一緒に走った時の写真。 パンダの仮装が話題になりました。

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www.takemarun.com