まるランニングマガジン

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Takemaru Yamasaki マラソンランナー&プロランニングコーチ

四万十川ウルトラマラソン初観戦に行ってきました[川内鮮輝選手優勝!]

 日体大記録会行きがキャンセルとなった10月15日、なかなか気持ちを切り替えれずにいたぼくでしたが、同日に行われる高知のビックイベント・四万十川ウルトラマラソンの初観戦に行くことに決めました。

 

まるRCメンバーの応援はもちろんのこと、昨年に引き続き縁があってあの川内優輝選手の弟でプロウルトラランナーの鮮輝(よしき)選手の遠征サポートをさせていただく事になっており、もちろん当初は関東遠征を予定していたのでオヤジマンに全て任せていましたが、一緒についていくことにしました。


昨年の四万十では、ぼくは同日は高島平ロードレースに出場しており、レース後現地で速報を見ていましたが、鮮輝君は21位と悔しい結果に終わってしまいました。今年はなんとしてもリベンジをしてほしかったです。

 

今年は柴又100kmや隠岐の島でも優勝して実力をつけ、前会った時より自信と余裕が感じられたような気がしました。

 

東西に長い高知県四万十市(中村)までは約2時間かかります。到着したらランニングクリニックでもお世話になった「井上スポーツ」さんにご挨拶へ。

四万十ウルトラの実行委員も務める井上社長は父の学生時代の同級生。

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 夕食は井上社長おすすめのすぐ近くにある「寺田食堂」へ。セルフ形式でリーズナブルに和洋色々な食べ物がお腹いっぱい食べれて満足😋
ぼくとオヤジマンは宿をとってなかったので宿毛まで移動し、宿毛マラソンでお世話になった「松沢商店」さんに宿泊させていただきました。

 

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当日朝3時半に起きて、スタート地点へ。予報どおりあいにくの雨。グラウンドはドロドロ。

慌ただしいスタート前でしたが、仲間にも沢山会えてよかったです。

 

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 招待選手の紹介も龍馬マラソンより華やかな感じでビックリ。凄い大会だ!

早朝の薄暗い独特の雰囲気もあり、より気分が高まってきます。



その後は車で60kmの部のスタート地点に移動したりしてましたが、結局途中で選手を応援したりするのはうまくできず、またスタート&ゴール地点に戻ってきました。なかなか応援も難しい…

鮮輝君はトップ争いをしているという情報は入ってきました。

 

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ゴール予想時間まで雨の中自分の練習。近くの河川敷を行ったり来たり32km走をしていましたが、練習から帰ってくると、なんと鮮輝君トップで既にフィニッシュ!ギリギリ間に合わず(涙)。大会記録に迫る6時間42分台という好記録での初優勝。

昨年の悪いイメージを払拭し、見事リベンジ達成してくれました。本当によかったです。

雨だったものの気温的には走りやすく、お兄さんのアドバイスどおり得意な下りでペースアップしていき、2位の大林選手との競り合いも好記録の後押しになったようです。

 

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更衣室には毛布やアイシング用の氷があり、フルマラソンではあまり見ない光景なので驚きました。過酷な長丁場であるウルトラマラソン、選手の事を考えたサポートですね。

  

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ホッと一息つき、休憩スペースで昼食。うなぎめし500円、鮎めし300円でした。他にもカニめしも300円。
この後、鮮輝君と「平和な湯」で交代浴してリカバリー。再びまるRCメンバーの応援にゴールに向かいました。

 

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表彰台。賞品がガーミン、ザムストニューバランスと凄かったです。ここらへんはスポーツメーカーのサポートが充実しているウルトラの特徴なのでしょうか。

 

その後もゴール付近で応援を続けていましたが、あっという間にあたりは真っ暗になり、そろそろ帰らなければいけない時間。


まだみんな帰ってきていないので後ろ髪を引かれる思いでしたが、ウルトラマラソンはランナーも運営、応援の人も本当にまるまる1日かかる、大変だけど本当に凄いイベントなんだと実感しました。

走り終えて帰ってきたランナーの表情は、フルマラソンの達成感ともまた違って見えました。 

 

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高知市内に帰り、ひろめ市場でプチ打ち上げ。

 鮮輝君とは、お兄さんのことも含め陸上・マラソン(あとマンガも笑)話が尽きませんでした。

鮮輝君はこれから神戸、福岡国際マラソンといった大会でフルマラソンの自己記録更新に挑戦していきますが、最大の目標は6月のサロマ湖ウルトラマラソンで上位に入り、日本代表に選ばれること。


ビックタイトルは獲得したものの、競技に対して真摯な姿勢の鮮輝君はタイムリミットを設定し、プロとして活動を続けるために最短ルートで世界を目指しています。

ですが、昨年の失敗があったからこそ、今回の快走に繋がった部分もあるのではないでしょうか。

ぼくも今回の日体行き中止も含め、1人で競技を続けてきて思うようにいかないことばかりでしたが、思わぬ回り道が1番自分を成長させてくれたような気がします。

道草を大いに楽しんでいきたいですね。

 

まるRCの仲間をはじめ、長い道のりを乗り越えたウルトラランナーの皆さんにもおおいに刺激をいただき、ぼくにとっても特別な1日になりました。

 

良い勢いに乗って、ぼくも次のおかやまマラソンは優勝を目指したいです。またフルマラソンでも鮮輝君と勝負できる日が楽しみにしています。


翌朝、鮮輝君は埼玉へ帰りました。 

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優勝記念サインをいただきました。

座右の銘の「不易流行」には、変わらない本質の中にも、新しい物を取り入れていく。また変化し続けること自体が変わらない本質という意味もあるそうです。ぼく的には凄くしっくりくる、良い言葉だと思いました。

まるランステに飾らせていただきます!

 

 マラソン好きの多い高知西部での思い出。

www.takemarun.com

 

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