まるランニングマガジン

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Takemaru Yamasaki マラソンランナー&プロランニングコーチ

さらば!最後も熱かった、第60回松江玉造ハーフマラソン振り返り【3位&最速タイム】

朝外に出ると、少し寒いくらいでビックリした。

今回で3回目の出場。今年の9月の気候は、比較的良い。今回の松江も朝の最低気温は17℃となっており、今までで1番良い気象条件なのではないか。

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レース開始1時間ほど前からアップジョグスタート。
日差しはかなり強くなってきた。日陰は涼しいけど、コースにはあまり太陽を遮るような場所はない。

伝統の耐暑マラソン、やはり今年も暑い、熱いレースになりそうだ。

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参加者は1500人前後と、昔から言うと年々参加者は増えていったものの、競技志向の硬派な雰囲気に変わりはない。
レース直前にちょっとお腹が痛くなりトイレへ。この大会の整列は15分前と安心。都市型大会ならやばかった…とやはりこういう大会のありがたみを再確認する。

レーススタート

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レーススタート!前の2人が飛び出し、スピードレースを予感させる幕開けとなった。

速い入りはきつかったので、やや距離を離して第2集団を形成。前のトクヤマ、ホシザキ所属の2人は5000m14分10〜20秒台を1週間前に出したばかりという相当な実力者。

後ろで無難に行くという選択肢もあったが、最後の玉造ハーフ。チャンスがほんの数パーセントでもあるのなら、やはり優勝は諦めたくなかった。


ぼくは意を決して前を追う事に決めた。2km付近あたりで追いつく。

ややペースが落ち着いたように思えたが、4km付近でまた前の2人がクッとギアチェンジ。
やはり相当に余裕があり、このペースや揺さぶりに付き合って消耗するよりは第2集団で走った方が良いのではないか……悩んだ末、ぼくが選択したのはできる限り前を追う事。
 

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周りの走力が近いランナー達もついていくのが精一杯といった感じ。格上の選手の力を借りつつ、ハイペースで後ろのランナーを振り落とす方が3位確保にも得策だと考えた。


5km通過は15分30秒、今の状態や気温を考えるといっぱいいっぱいのペース。

ここからは先頭が見える位置での、長い単独走となった。

今までであまり無いレース展開。ここからしっかり1人で粘るのがテーマだ。 

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中盤は雄大な宍道湖を見ながら走る。単調ながら穏やかな自然を感じながら走れる、ぼくの好きなタイプのコース。ただやはり単独走となるとなかなか集中力を保つのは難しいのは否めない。

5-10kmは16分25秒でカバー。だいぶ落ちてしまったが10km31分台でカバーは悪くない。
やや腕振りは固いが、後ろも追いついてこないし、リズムはそれほど悪くは無いと思う。なんとかここで踏みとどまらなければ。

このあたりで前日夕食で出会った岡山のご夫婦の方達が応援してくれた。アウェー(?)での声援は身に染みる。

前はドンドン見えなくなってきた。折り返し地点では今年の龍馬マラソン優勝した山陰の強豪I本さんがほどよい距離で追ってきているのを確認。しんどい展開ぜよ。


10-15kmは16分46秒
。うーん、まぁ、順調に落ちている。
なんとかペースをキープするため、とりあえず1kmペースアップしてリズム作ろうとか、18km付近まで頑張ってみようとか色々考えながら走ったが、効果があったかは定かではない。



見覚えのある後半の景色に入ってきた。もうここを走るのもこれが最後なのかな。
15-20km、17分16秒。17分を超えてしまった。ラスト1.0795kmも気は抜けない。

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温泉街に入ってラスト1kmがとても遠く感じるのは毎年変わらない。

切り替えはうまく行かなかったが、なんとか3位は確保し、1時間9分43秒でゴール。
総合順位、タイム共に過去最高だった。


競り合う相手が近くにいれば”楽に追い込む”ことができるが、今回は5kmから終始単独走。

体力的にというより、テクニカルなしんどいレースになった。これでまた経験値がアップ。

ラスト玉造のチャンピオンになれなかったのは残念だけど、トクヤマとホシザキの選手は2ランクくらい実力が違った。中国地方にもまだまだ強いランナーがいることを実感できたのは良い刺激にもなった。

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今回はレース前に小さなケガがあった他にもいくつかアクシデントがあり、直前まで出場できるかはわからなかったのだけど、無理してでも行ったのは最後の大会だからというだけでなく、普段は1人で練習するぼくにとってハイレベルなレースに替わる練習は無いと考えたからだ。

 

四国ではチャンスは多くない。松江玉造ハーフも今回で終わってしまうけど、今までどおり楽しみながら強くなる、ぼくなりのルートを探し続けていきたい。



レース結果

 
1時間9分43秒(総合3位、年代別3位)

(5km)15:30/16:25/16:46/17:16/3:40

SORTIE MAGIC LT  //プロパッドRソックスPOLAR M400 HR

 


第60回を伏し目に終了、来年12月から都市型市民マラソンに移行。


🏆過去最高順位&最速タイム



島根県松江市観光編。街並み、食べ物、温泉

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今回の遠征はおやじマンに手伝ってもらい、前日は松江市にある二人で1泊5000円のホテルに宿泊。さすがに狭かったですが、寝れれば都。
松江は、宍道湖と歴史を感じられる街並みと、雰囲気の良い所ですね。
 

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夕食はネットでちょいと調べてみると、ホテルの近くに「やまいち」というオススメというお店がありました。
 

https://www.instagram.com/p/BZkwUbTH3Os/

松江市の夕食。当たりのお店でした😋#松江市 #やまいち #松江おでん #しじみ汁 #蟹コロッケ #刺身定食 #松江玉造ハーフマラソン

 

移動中昼食をほとんど食べなかったので、刺身定食の他に、色々少しづつ食べてみました。白米もすごく美味しかったです。
 

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もろげ」とは初耳でしたが、もろげエビの事だそうです。とても美味しかったです。

ここで隣に座っていた岡山のご夫婦に知り合いました。色々なマラソン大会を走っていて高知の中岡慎太郎マラソンも走ったとのこと。今回は観光目的だけど応援に来てくれる事になりました。

その後もおやじマンが高知から岡山、姫路と色々なローカルトークを展開し話が盛り上がる。ぼくはいつもすぐ会話が終わってしまうけど、この雑談力はさすが。

メニューに値段が書いてないのが怖かったですが、色々食べて二人で7000円くらいでした。 

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話は飛んで、レース後。大会後の名物しじみ汁。出店はなく、おもてなしはシンプルにスポドリとしじみ汁のみですが、これも良い思い出です。
 

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ダウンジョグ中になんか某国民的RPGゲーム風?の奇抜なタイトルのかき氷屋さんを発見。台北マラソンの予習で”黄色の魔人”マンゴーにしました。

 

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近くの川でアイシングしながら、食す。気分は1人打ち上げ。
 

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大会の400円引き券が使える「玉造ホテル」へ。宍道湖も見えるし、大会会場でもあるゆ〜ゆよりも混まないので快適です。そして風呂上り「木次牛乳」はかなりハイクオリティ。見つけたらぜひご賞味あれ
 

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せっかくなので、そのまま宍道湖の見えるレストランで昼食を食べました。シェフおすすめの手作り手ごねハンバーグをチョイス。
 

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気持ち良い景色を見ながらゆったり。この後ここでお土産も買って帰りました。

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参加賞の長袖Tシャツ。なかなかオシャレな感じ

松江玉造ハーフマラソンは60回を節目に、来年から12月開催の都市型市民マラソンに鞍替え(元々はフルマラソンだったのですが)。


もうしばらくここには戻って来ることはないのかな…?でもまた必ず走りにきたいと思っています。


NEXT RACE…龍馬脱藩マラソン(ハーフ)